赤いろうそくと人魚 (日本の童話名作選)

著者 :
制作 : たかし たかこ 
  • 偕成社
3.73
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本棚登録 : 68
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039635808

感想・レビュー・書評

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  • 私が読んだのは、日本名作絵本シリーズのほう。味戸ケイコさんという方が絵をかいています。絵は味戸さんのほうが、すきなんだけど、見つからなかったので、こちらで登録。

    人間の身勝手さと人魚の悲しさあふれる物語です。

  • 978-4-03-963580-8 35p 2013・11・? 9刷

  • [ 内容 ]
    北方の、冷たく暗い海の岩の上で、女の人魚が考えていました。
    「人間の住む町は、明るくにぎやかで、美しいと聞いている。
    人間は魚よりけものより、人情があってやさしいと聞いている。
    一度手に取りあげて育てたなら、決して捨てたりしないと聞いている。
    さいわい自分達は人間そっくりだから、人間世界で暮らせるはず。
    せめて自分の子供だけは、人間の世界で育て大きくしたい」と―女の人魚は決心すると、波の間を泳いで、陸の上に子を産みおとしました。
    人魚の赤ん坊はろうそく屋の老夫婦に拾われ、育てられて、美しい娘となり、一生懸命家業を手伝って繁盛して、幸せになったかにみえたのです―。
    小学中級以上のお子様にも。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • チビ1号、小学校、国語にて
    「北の海の人魚は赤ちゃんをうみましたが、海のそこでくらすのは、さみしいから、おみやのふもとに赤ちゃんをすてます。そこに、ろうそくやのおばあさんがやってきてたいせつにそだてます。そして、人魚が絵を書いたろうそくが、だいひょうばんになりますが、人魚は売られます。人魚はなきながらろうそくをぜんぶまっ赤にぬってしまいます。私はとてもかなしかったです。さいごに人魚のお母さんが、赤いろうそくを買いにきて外はあらしになりました。おばあさんたちがもっと人魚をだいじにすればよかったのにと思いました。」

  • 名作として有名な作品です。
    子供の人魚が人間の家で育ちます。最後には人々に罰が下ります。

    暗い印象があり、私はあまり好みません…

  • 小さな時から大好きな本。
    夕方の図書館でよく読んだ。
    気が付くと目の前に寒々しい海が広がっているような錯覚に陥った。
    それくらい小さい時から私に影響を与えてくれた本。
    人間の小ささがまざまざと描かれている。
    小川未明は偉大だと思う。

  • 子供のころ、かすかに読んだ記憶が残ってました。
    あまり好きではなかったような・・。

    シビアで大人向け?

  • 新聞で大学教授のコラムを見掛けたから再読。人魚の異なる姿を厭わず慈しんで育んだはずの人間が、恩返しとしてもたらされた繁栄に目が眩んでいく姿、ひいては美しくある心根が醜く歪んでいく様に不安定な人間の本質が浮き彫りにされてる。

  • 2011年5月20日

    表紙・扉、装幀/たかし たかこ

  • 小川未明:作

    <あらすじ>
    妊娠していた人魚のお母さんは、人間は人情があるから・・・と、生まれてくる人魚の子どもの幸せを考えて、人間の世界で暮らせるようにと人間の住む陸に赤ちゃんをを生みます。その赤ちゃんをろうそく屋の老夫婦がみつけ大切に育て、その赤ちゃんもすっかり美しい娘に成長するのですが・・・。

    <ひとこと>
    結局、この老夫婦もお金に目がくらんでしまうのだけど・・・。人間というのは、ほんとお金に翻弄される生き物なんですね。

  • 低学年、中学年向け

  • 寂しく暗い北の海に住む人魚が、美しい町に住み優しいと聞く人間の下へ、生まれたばかり子どもを託す。人魚の子はお宮で老夫婦に拾われ、異形ではあるが美しい娘に育つ。娘が赤い絵を書いたろうそくは海難除けとしても有名になり飛ぶように売れた。休む暇なく絵を描き続けていた娘だったが、大金と引き換えに売られてしまい、船に乗せられた夜、一人の女がろうそくを買いに来る。そしてお宮に赤いろうそくが灯され、海は大嵐となり沢山の船が沈んでしまったという。



    最初読んだときは、とても哀しいお話だなぁと思ってましたが、「図書館危機」の中にちょろっと怪談として出てきてたので読み返してみました。

    人の心の醜さを書いたのだろうけど、別視点でみたら勝手に期待して大事な我が子を預けておいて、裏切られたと怒ってばちを当てる人魚もどうかと。老夫婦だって初めから欲得があったわけじゃなく、異形の子どもを可愛がって育ててくれたんだし・・・ある意味人魚のほうが勝手なような・・・。割を食ったのは人魚の娘ですよね。

    童話集の中に「野ばら」が入ってまして、この話好きだったんですよ。たぶん教科書に乗ってたような気がするんだけど。

  • 題名は透明で、透き通った雰囲気のお話かなと思ったけど、日本の昔話の香りがむんむんしてくるような内容だった。小川未明さんて男性なんですね。てっきり女性かと思っていました。 おじいさんとおばあさんはあれだけ人魚を可愛がっていたのに、大金を目の前に態度を豹変させたことで、お金の怖さが少し分かったような気がした。人魚は悲しかったから、蝋燭を赤くして海を荒らすようになったのか。一体どんな気持ちになったのか、あまり読み取れなかった。

  • 日本の人魚のお話。

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著者プロフィール

小川未明(オガワ ミメイ)
1882年新潟県高田(現上越市)に生まれる。坪内逍遥や島村抱月から指導を受け、ラフカディオ・ハーンの講義に感銘を受ける。卒業後、早稲田文学社に勤務しながら、多くの作品を発表する。1925年に早大童話会を立ち上げ、翌年、東京日日新聞に「今後を童話作家に」と題する所感を発表し、童話専念を宣言する。1946年に創設された日本児童文学者協会の初代会長を務め、1961年没。童話の代表作としては「月夜と眼鏡」のほか、「金の輪」「赤い蝋燭と人魚」「野薔薇」などがあげられる。

「2019年 『月夜とめがね』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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