- Amazon.co.jp ・本 (47ページ)
- / ISBN・EAN: 9784039635907
作品紹介・あらすじ
鬼には生まれてきたが、鬼どものためによいことばかりをしてみたい、できることなら人間たちのなかまになって、なかよくくらしていきたい、赤鬼が、そう思って村人に親しまれようと苦労をします。青鬼が、その赤鬼を信用させるために、犠牲になって助けます-。鬼同志のまごころがおりかさなってひびきあい、読者の胸深くにとどく「ひろすけ童話」の代表傑作です。
感想・レビュー・書評
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図書館で借り。
節分も近いし、鬼の話でも…と思って。
結構長いのであるが、11歳児Fと6歳児Aに読み。
11歳児Fは何年生かの道徳の時間にこの話を読んだそうな。
読み終わって電気を消して布団に入ってから、6歳児Aとお話。
「あの後、赤おにはどうしたかなあ…」
「村に戻って、青鬼の望み通り、村人と仲良く暮らしたかなあ…それとも青鬼を探しに旅に出たりしないかなあ…」
「青鬼はじぶんを犠牲にして赤鬼の望みをかなえてあげたわけだけど、もっといい方法なかったのかなあ…。」
いろいろな考えが浮かんだのであった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ないたあかおに」絵本では、浜田広介原文のまま省略抄訳されていなくてベスト版。梶山俊夫の絵もピッタリ。
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子供の時に持っていて何度も読み返したのは、どうも短くしてあったものだったよう。
それとも記憶違いかな…覚えているより、この原文そのままのものはだいぶ長く感じた。
話に入るまでの文章が綺麗で、多分この辺りが削られていたのだと思うのだけど、改めて浜田廣介は物語も文章も両方優れていたのだなぁと思う。
青鬼の手紙は、当時は実際手紙に書く時にはああいった言葉遣いだったのだろうけど、今は新鮮さがある。
「ツマラナイ」がすごく効くなぁ…。
手紙の文だけ暗記したいくらい。 -
良かった
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節分を前に読みました。
長いお話ですが、みんな真剣に聞いていました。
ちょっと、目頭を熱くしている子もいて、
子ども達に伝えたい名作ですよね -
個人的な体験として、小学校低学年時に上級生の劇として鑑賞したのがこのお話の初体験。終わりの部分で感動して演じていた上級生まで好きになった記憶はあるんだけど、具体的にどんな内容だったかは思い出せなくなっていたので、こうして読み聞かせするという形で再び読めてとても嬉しい。
青おにの優しさが好きだったんだな。手紙は読み聞かせのときに声が詰まってしまった。 -
人間と仲良くなりたい赤鬼
でも鬼を怖がる人間は鬼の家に遊びに来てくれません
友達の青鬼が一計を案じることに
青鬼のおかげで人間と仲良くなることができた赤鬼
しかし青鬼は赤鬼の前から姿を消してしまう
一通の手紙を残して
ラスト泣きます…
読み聞かせは20分近いです -
[ 内容 ]
鬼には生まれてきたが、鬼どものためによいことばかりをしてみたい、できることなら人間たちのなかまになって、なかよくくらしていきたい、赤鬼が、そう思って村人に親しまれようと苦労をします。
青鬼が、その赤鬼を信用させるために、犠牲になって助けます―。
鬼同志のまごころがおりかさなってひびきあい、読者の胸深くにとどく「ひろすけ童話」の代表傑作です。
[ 目次 ]
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
この「泣いた赤おに」は、梶山俊夫さんの絵も大好き。柔らかくユーモラスで、穏やかな季節感があり、温かい気持ちが伝わる気がします。