土神と狐 (日本の童話名作選)

著者 : 宮沢賢治
制作 : 中村 道雄 
  • 偕成社 (1994年12月1日発売)
4.13
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  • 本棚登録 :22
  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039636409

土神と狐 (日本の童話名作選)の感想・レビュー・書評

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  • 嫉妬はこわい…

  • 宮沢賢治作。初読。娘には難しかったと思う。私も最後、狐のカモガヤの穂2本で土神が号泣した意味が分からなかった。格好よく振舞っていた狐が実は虚言で2本の穂しか持っていなかったことで泣いたそう…。

  • この作品も深いなあ。。。
    この作品は、人間の本質をよく突いていると思う。
    土神が神でありながら、
    狐ごときに嫉妬してしまう気持ちも
    よくわかるし、
    狐が自分をよく見せたいために
    ちょっとしたうそをついてしまうのも
    よくわかる。
    人間なら、誰だってそのような気持ちは
    一度くらいは経験したことあるだろう。
    ラストシーンがよかった。

    そして、中村道雄の「組み木絵」がとてもよかった。
    木だけを使って、こんなに表情豊かな絵が生まれるんだなあ。
    土神と狐がとてもよく描かれていた。

  •  クラスの子が首をひねりながら読んでいたので,私も読んでみました。宮沢賢治の『土神と狐』です。
     ごく乱暴にまとめてしまうと,樺の木と土神と狐の三角関係の物語です。上品で博識な狐が美しい樺の木に近づくので,土神は嫉妬の気持ちに荒れ狂います。この辺の描写は,恋したことのある人なら共感できるかと思いますが,小学5年生には無理だったようです。
     物語の最後,土神は突然激情にかられて狐を殺してしまいますが,その後にレインコートのかくし(ポケット)の中にかもがやの穂が2本入っているのを発見し,大声で泣きます。この終わり方が謎。何度も読み返しましたが,かもがやの穂に関して伏線が張られていたようなこともなく,土神が激しく泣いた理由がまったくわかりませんでした。
     帰宅してからネットであれこれ調べてみると,この作品にはいまだに様々な解釈があるということがわかりました。大人が大真面目に議論しているのですから,小学5年生が意味がわからんと首をひねるのも仕方のないことです。

     上で紹介している本は,挿絵が全て木を組み合わせてできた組み木絵で描かれていて,作品の中身だけでなく絵の美しさも楽しめます。

  • 人間の嫉妬・切なさ・苦しみの心理とそれによって生じた悲劇が迫力ある組み絵によって表現され、独特の世界を織り成し、子供達の惹きこみました。

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