- Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
- / ISBN・EAN: 9784039636508
感想・レビュー・書評
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「大昔、まだ岩手山の麓の一体が、原始森や野原だった頃のお話です。ある秋の日、四つの森に囲まれた小さな野原に、農民たちがやってきました。男たちが「畑起こしてもいいかあ。」と森に尋ねると、四つの森はいっせいに「いいぞお。」と答えてくれました。農民たちは、さっそく家を建て、土をたがやし、畑をつくりました。そして次の秋。穀物も豊かに実り、畑もふえて、農民たちは幸せでした。ところが、そんなある朝、村に不思議な事件が起こります…岩手県に実在する森を舞台とした、宮沢賢治のユーモラスな民話風傑作童話を、絵本画家・村上勉が、緻密で繊細な線描と、みずみずしい色彩で、楽しく表現しています。子どもから大人まで。」
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東北の自然の中の大らかな農民たちのお話。
村上勉さんのイラストが好きで、とても好きな本です。 -
狼森(おいのもり)、笊森(ざるもり)、盗森(ぬすともり)
黒坂森の大きな巖が話した内容 -
この本を読み、★私が宮沢賢治さんから学んだ事は、「人間は生きる為」に、山に寒風を防いで貰い、「自然の恵みを頂戴」している。★節目ごとに、当たり前に頂くのではなく、★「ありがとう!」の気持ちを、山に森に、伝えようネ!/宮沢賢治さん得意の、★「自然と人間と、神様」との「良い関係の築き方」が学べる本!/岩手山の麓に、4つの原始林の森があり、農民が引っ越して来て、村を作る。その一つ黒坂森が「狼森、笊森、盗森」の名の経緯を語る。森には、狼に山男、色んな動物が住んでいる、人間だけが住んでいる世界ではナイのだよ、と。
著者プロフィール
宮沢賢治の作品





