蜘蛛の糸 (絵本・日本の童話名作選)

  • 偕成社 (1994年1月1日発売)
3.87
  • (32)
  • (25)
  • (43)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 515
感想 : 60
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (35ページ) / ISBN・EAN: 9784039636706

みんなの感想まとめ

物語の核心は、善悪の選択とその結果に関する深いテーマです。特に、主人公が蜘蛛を一匹だけ助けたことで得られる救済の糸は、子どもたちにもわかりやすく、興味を引く要素となっています。絵本としてアレンジされて...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 絵本「オニのサラリーマン」(冨安陽子・著)で、「蜘蛛の糸」のオマージュ的展開が出てきたため、元ネタを知らない小4の娘に読み聞かせをしました。
    絵本なので文章もアレンジされているのかな?と思いきや、かなづかいや一部の漢字をひらがなにした程度で、その他は原文のままでした。
    さらに丁寧な言葉遣いの文章のため、小4の娘はところどころわからない言い回しがあったようですが、お話のすじは特に解説をしなくてもわかったようで、お話自体はおもしろかった!と言っていました。
    美術館にあるような絵で、地獄を描いた部分は怖さもしっかり感じられるものでしたが、絵が文章を映像化してくれたおかげもあり、小4の娘でもお話をつかむことができたようです。

    〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    うちの娘は小4になりましたが、絵本の読み聞かせに乗ってくる機会がぐっと減ってしまいました。
    なので、小5以降のお子さんに家庭で絵本の読み聞かせをするのは、それまで読み聞かせを習慣化していたお家でも、なかなかハードルが高いとおもわれます。
    しかしこの「蜘蛛の糸」というお話は、原文をたのしめる年代は小学高学年から…という印象でした。

    ブクログの感想を読んでいると「蜘蛛の糸」を小5・6年の学級での読み聞かせで紹介されている方もおられ、この絵本はそうした読み方がいちばんいいなとおもいました。
    ひとりで読むには敷居が高いけれど、誰かが読んでくれるなら、しかも友だちと一緒なら聞いていられますものね!

    〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    「羅生門」や「鼻」も好きなお話ですが、残念ながらさちらは絵本が見つけられず…
    思えば「鼻」は、子どもの頃にマンガで読んだ覚えがあります。
    原文で味わえればいちばんいいのでしょうが、それにこだわって読みにくさのあまりお話自体が忘れられていくのは、とてももったいないです。
    絵本でもマンガでも、まずは物語を知ることができればいいのではないかとおもいました。

  • 絵の雰囲気が好きで読み聞かせに選んでみました。流石の面白さでした。

  • 定番・名作を読み直してみる試み。
    悪事の限りを尽くしてきた大泥坊、犍陀多。たったひとつ、小さな蜘蛛一匹を殺さなかったため、御釈迦様がその報いとして、犍陀多の頭上に極楽の蜘蛛の糸を一本垂らす。
    仮名遣い・漢字を直しているが、ほぼ原文のままとのこと。
    極楽の朝から昼前までの、お釈迦様のお戯れ。
    小1息子に読み聞かせをして、どうして蜘蛛の糸が切れたと思う?と質問すると、「重かったから」と答えてくれた。やっぱり最初はそう思うよね。以降の部分を読み進めると、「蜘蛛の糸が切れた理由」は直接的には語られていないので、国語の授業のようなことをした。
    私が基本的に蜘蛛を殺さずに放っておくのは、このお話からかもしれない。
    作:芥川龍之介、絵:遠山繁年、装丁:岡本明

  • 絵がすごく良い

  • お釈迦様…その冷静さが不気味です

  • あんなこと言わなかったら切れなかったよね。
    言ったから切れたんだよ。S11

    地獄ってこわいよね。ぽーんってぽーんってされちゃうんだよ。
    でもさ、なんで虫助けただけがいいことなの?M7

    ふんわりとした極楽から禍々しい地獄の絵へ。
    骨と皮だけが暗闇から浮き出るような。
    でもどこかユーモラスな絵が楽しい。
    Mには言葉が難しくて読み聞かせたけれど、言葉がリズミカルで綺麗で読みながら久々に日本語の美しさに触れた気がした。
    改めて読むと御釈迦様が不気味。

    「この話って私の子供の頃にも聞いたけど、その頃から芥川龍之介が書いたものなの?」
    Mへの読み聞かせを横で聞いていたババ。
    すでに伝承昔話の域か!

  • 絵も文章も最高の秀逸絵本!!

  • 地獄に落ちた男が、極楽にいるお釈迦様から、蜘蛛の糸を垂らされます。それは果たして「手助け」だったのか?
    人間のエゴイズムと、「救い」の本質について考えさせる絵本です。

    人間が「自分が一番大事」だと感じるのは、本能的なものだと思います。けれども、このお話に登場するお釈迦さまは、どんなときでも自分の中のエゴイズム(自分の利益だけを重んじる心)を抑え、まわりの幸せや利益にも配慮できる人であることを求めているのではないかと感じました。「本当の徳」や「ほんものの救い」とは何かを、静かに問いかけてくるような絵本でした。

  • 場面設定、起承転結、真の取り方、言葉選び、文語体の凛とした文章、会話のテンポ、すべてが完璧、さすが名作。ちょうど10分で高学年読み聞かせの定番

  • 青空文庫を漁っている。

  • 地獄に落ちた大どろぼうのカンダタも、生きている間にたったひとつ、よいことをしたことがありました。

  • 6-1 2024/10/09

  • Y
    4歳7か月

    K
    6歳11か月

  • 内容はいわずと知れた名作ですが、こちらの絵本は絵がかなり良い!!!
    雰囲気がとても良く、本物だなと感じます。
    そのため、6歳の娘には怖がられてしまうのですが、いつか良さが分かるかな。
    親の私はとても気に入っています。

  • 地獄に落ちた大どろぼうのカンダタも、生きている間にたったひとつ、よいことをしたことがありました。

  • 地獄の絵に癒される。
    暗くて血まみれ……子供用だからよく判んない色の羅列の方が多いけど、好き。
    リアルさはない。雰囲気だけ…当たり前だけど。子供向けがリアルグロでは困る。


    物語も分かりやすい。
    単純に読めば、『自分一人が助かろうとしたために地獄に戻った話』

    でもふと思う。
    そうじゃなくて、カンダタ(漢字変換諦めた)は蜘蛛の糸を信じなかった。
    選択肢は『自分が助かる』か『みんなで落ちるか』しかないと思ってしまった。
    本当は『みんな助かる』可能性もあったのに。

    切れてしまったのは蜘蛛の糸ではなくて、『可能性』なのかなと思った。
    選択肢はたくさんある。自分で狭めてしまう必要はない。

    なーんて事を考えてしまった。

  • 地獄に落ちた大どろぼうのカンダタも、生きている間にたったひとつ、よいことをしたことがありました。

  • 2023.10.31 HOME

  • 読了

  • こんな名作を絵本で味わえるとは
    地獄に興味ある息子はじっくり聞いてくれました
    地獄の怖さもリアルです
    蜘蛛の糸が切れてしまってまた地獄へ
    自分だけ自分だけと欲を持ったのが救われなかったようです

全48件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1892年(明治25)3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年(昭和2)7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

芥川龍之介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×