牛女 (日本の童話名作選)

著者 :
制作 : 高野 玲子 
  • 偕成社
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本棚登録 : 12
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039637000

作品紹介・あらすじ

ある村に、「牛女」と呼ばれる女が、男の子と二人で暮らしていました。あまりに背が高い大女なもので、いつも首を垂れて歩きました。力も、ほかの人の幾倍もあって、石運びなどの力仕事をしていましたが、性質はいたってやさしく、涙もろかったので、そう呼ばれたのです。女は耳が聞こえず、口がきけませんでした。そのうえ、男の子には父親がありませんでしたので、男の子のことをいっそう不憫がり、大変にかわいがって育てました。もし自分が死んだなら、何かに化けてでもでてきて、子供の行く末を見守りたいと思っていました。そして、実際、女は、病気になって死んだあと、冬山に雪形となって現れたのです。

感想・レビュー・書評

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  • おしで耳の聞こえない大女の「牛女」
    父なしの我が子を大切に育て、死んだら化けてでも、子どもを見守りたいと願う。
    差別や偏見に満ちた、昔の田舎町。
    「牛女」はどんなに辛かったかと思うと切ないです。

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著者プロフィール

明治・昭和時代の小説家・児童文学作家。新潟県出身。「日本児童文学の父」と呼ばれ、『赤い蝋燭と人魚』『金の輪』などの名作を多数創作。

「2018年 『注文の多い料理店/野ばら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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