狐 (日本の童話名作選シリーズ)

  • 偕成社 (1999年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (36ページ) / ISBN・EAN: 9784039637208

みんなの感想まとめ

親子の絆や愛情をテーマにした物語が描かれています。主人公は、周囲からの恐れや孤独を感じながらも、母親の温かい存在に支えられています。特に、母が子どもに寄り添い、愛情を注ぐシーンでは、心の痛みや不安が和...

感想・レビュー・書評

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  • タイトルから狐のお話かと思いましたが、
    夜に下駄をおろしたために狐に憑かれたかもしれないと心配になる男の子と、それを聞いたお母さんのお話でした。

    私が子供の頃も祖母から、靴を夜おろしてはいけないと言われたことを思い出しました。
    理由は狐ではなかったように思いますが、
    当時男の子と同じ立場だったら、1人になった時にそれを思い出したりして怖くなる気がします。

    我が家はそういうことを相談できる親ではなかったので、この男の子がお母さんと同じ布団に入って不安な気持ちを打ち明け、お母さんから守ってもらえること、お母さんが男の子を助けるために犠牲を厭わないことを知ることができ、なんと素晴らしい親子愛と胸をうたれました。

    最後はお母さんが犠牲になることを嫌だと言う男の子と、息子のためなら、と泣くお母さんのシーンで終わります。

    これ狐の話?と思わなくはないのですが、感動のシーンでした。
    勝手に私と息子に置き換えて、私も息子のためなら捕まっても構わない!!と心の中で泣きました。

  • 新美南吉の「きつね」シリーズ最終作。

    「ごんぎつね」と「手ぶくろを買いに」の二作が新美南吉が18〜20歳にかけて書かれた作品であるのに対し、「きつね」は亡くなる2ヶ月前に書かれた作品です。

    我が家の子どもたちが、とても気に入っています。
    息を潜めて真剣に、物語の中へ入っていく気配がありました。

    子どもを惹きつける力のあるこの本に、心から敬意を抱きます。
    夜の読み聞かせに、おすすめの一冊です。

  • 文六を仲間はずれにされてかわいそう・・・ゆう

  • 「ごんぎつね」「てぶくろをかいに」の作者、新美南吉は、4歳で母を亡くし、
    6歳で継母を迎え、8歳で養子に出され、病気のため30歳でこの世を去った方だそうです。
    この「きつね」は、亡くなった年の昭和18年の作品です。

    私たちが小さい頃は、近所の子供達が常にグループをつくって遊んでいました。
    大きな子が小さな子の面倒をみて、遊びを通していろんなことを教えてくれた、そんな懐かしい記憶がよみがえります。
    そして、何より母の愛情、親子のつながりを感じさせる物語です。
    思わず最後は涙してしまい、むすこに「また泣いた〜〜」と笑われました。
    文六ちゃんがきつねになっちゃったら、お父さんもお母さんもきつねになってあげる。
    文六ちゃんが猟師に追われたら、おかあさんがつかまっておくから、その間に逃げるのよ
    思わず文六ちゃんは、泣きながらお母さんに抱きつきます。
    お母さんの目にも、涙が光ります。
    母ってそういうものですよね・・・
    自分が母となって、つくづく実感します。

  • 狐。

  • お母さんの寄り添う姿、私も見習いたいです。

  •  週に3冊、なんでもいいから本を読む、というのが、小5になった息子の学校での課題。
     今週はインフルエンザになってしまって、図書館で新しい本を借りてこられなかったので、青空文庫で読めそうなものを探して、この物語を発見。
     時代のわりには、仮名遣いや文章が比較的読みやすい、とはいえ、やはり聞いたこともない語単語や表現に、戸惑っている息子。
    「人形の三番叟って、なに?」
    「山車の鼻先の狭いところって、どこ?」
    「くくみ声って、なに?」
     …ちょっと待って、わたしも全然わからない。笑
     じゃあ、せっかくだし、二人でわからないことを調べながら、一緒に読もう。
     いろいろ話しながら、画像検索とかもしながら、息子とめでたく読了。あぁ、なんていい体験。

     息子は、読書感想文ノートに感想を書く。
    「子どもが狐になったと、みんなから、さけられていたけど、親がひたすら優しかった。」
     まぁでもたしかに、それが主題なのかも、と納得。
     (編集中)

  • 6-3 2024/07/10

  • 新美南吉はいいなぁ。絵、悪くはないんだけど、今一つ雰囲気とのずれが残念。

  • 20130711衣小5年BT◆泣ける!

  • 話の展開が読めないー!最後の終わり方がすごいな~

  • 先日、NHKのドキュメンタリーで紹介されていた作品。
    新美南吉は以前から好きだったのですが、
    この作品の存在はドキュメンタリーを見るまで知りませんでした…。
    お母さんの大きな愛に心を打たれます。

  • 「夜、下駄を買うと、狐に取り付かれる」そんな話を聞いた村の子ども達は、祭の帰り道、下駄を買った小さな男の子を疑い始め…

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著者プロフィール

1913年、愛知県知多郡半田町(現・半田市)に生まれる。中学時代から童話を書き始め、『赤い鳥』『チチノキ』などに投稿。東京外国語学校在学中に病を得、20代後半の5年間は安城高等女学校(現・県立安城高等学校)で教師をしながら創作活動を続けた。1943年、29歳の生涯を終える。代表作に「ごんぎつね」「おじいさんのランプ」「手袋を買いに」「でんでんむしの悲しみ」を始めとして、多くの童話・小説・詩などの作品を残す。

「2024年 『だれのかげ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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