- Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
- / ISBN・EAN: 9784039637208
作品紹介・あらすじ
月夜の晩、文六ちゃんは祭りにいく途中で下駄を買いました。その時、腰のまがったお婆さんが言ったのです。「やれやれ、晩げに新しい下駄をおろすと、狐がつくというだに。」それを聞いた文六ちゃんはびっくり。とっても心配になりました。下駄屋のおばさんが、すぐにマッチを一本するまねをして、文六ちゃんの新しい下駄のうらに触って、おまじないをしてくれました。「さあ、これでよし。これでもう狐も狸もつきやしん。」しかし、文六ちゃんの不安とおそれは消えませんでした。-本当に狐につかれるのではないか、狐になってしまうのではないかと-。小学中級以上。
感想・レビュー・書評
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文六を仲間はずれにされてかわいそう・・・ゆう
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20130711衣小5年BT◆泣ける!
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新美南吉の「きつね」シリーズ最終作。
「ごんぎつね」と「手ぶくろを買いに」の二作が新美南吉が18〜20歳にかけて書かれた作品であるのに対し、「きつね」は亡くなる2ヶ月前に書かれた作品です。
我が家の子どもたちが、とても気に入っています。
息を潜めて真剣に、物語の中へ入っていく気配がありました。
子どもを惹きつける力のあるこの本に、心から敬意を抱きます。
夜の読み聞かせに、おすすめの一冊です。 -
話の展開が読めないー!最後の終わり方がすごいな~
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先日、NHKのドキュメンタリーで紹介されていた作品。
新美南吉は以前から好きだったのですが、
この作品の存在はドキュメンタリーを見るまで知りませんでした…。
お母さんの大きな愛に心を打たれます。 -
「ごんぎつね」「てぶくろをかいに」の作者、新美南吉は、4歳で母を亡くし、
6歳で継母を迎え、8歳で養子に出され、病気のため30歳でこの世を去った方だそうです。
この「きつね」は、亡くなった年の昭和18年の作品です。
私たちが小さい頃は、近所の子供達が常にグループをつくって遊んでいました。
大きな子が小さな子の面倒をみて、遊びを通していろんなことを教えてくれた、そんな懐かしい記憶がよみがえります。
そして、何より母の愛情、親子のつながりを感じさせる物語です。
思わず最後は涙してしまい、むすこに「また泣いた〜〜」と笑われました。
文六ちゃんがきつねになっちゃったら、お父さんもお母さんもきつねになってあげる。
文六ちゃんが猟師に追われたら、おかあさんがつかまっておくから、その間に逃げるのよ
思わず文六ちゃんは、泣きながらお母さんに抱きつきます。
お母さんの目にも、涙が光ります。
母ってそういうものですよね・・・
自分が母となって、つくづく実感します。 -
「夜、下駄を買うと、狐に取り付かれる」そんな話を聞いた村の子ども達は、祭の帰り道、下駄を買った小さな男の子を疑い始め…
著者プロフィール
新美南吉の作品






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