あめふらし

  • 偕成社
3.50
  • (4)
  • (8)
  • (15)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 99
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (39ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039639400

作品紹介・あらすじ

美しく聡明だが残酷な王女と結婚しようと、若者は鳥や魚やキツネの助けを借りて、王女とのゲームにのぞみます。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ある国の王女が結婚相手を探すために仕掛けたのは〝かくれんぼ〟ゲームでした。お城の高い塔から王女に見つけられた者は、さらし首にされます。100人目のさらし首となるか、うまく逃げ隠れて目出度く王女と結婚できるか、この挑戦を買って出た男の、怖いもの見たさのグリム童話絵本です。「あめふらし(雨降らし)」が、食材にもなる軟体生物のことだと、目を見張る素晴らしい挿絵(2003年世界絵本原画展グランプリ受賞)を見て知りました。

  • 武蔵野市立吉祥寺美術館で開催されていた「出久根育展 チェコからの風 静寂のあと、光のあさ」で出久根育さんの絵に引き込まれて気に入った1枚を選んだのがこの本の絵だったので、読んでみることに。グリム童話の話も面白かったけど、絵のインパクトがすごいです。歌劇トゥーランドットと三匹の子豚を思い浮かべながら読みました。

  • 世界残酷物語的。
    絵の不気味さに惹かれて、衝動買いしました。
    あめふらしって何?は最後のページでようやくわかりました。

  • よく考えたら、「雨」とは全く関係がなかった(-_-;)。グリム童話特有の残酷さと独特の暗さが絵によく表現されていますね。2003年にブラティスラヴァ世界絵本原画展でグランプリを受賞した作品です。シュールな世界を味わえます。(たかこさん)

  • お話の進み方と絵は、おおまかにモチーフは合っているのだけど、だいぶ違うものが描かれている。
    ちょっと怖い絵なのだが、遊び心があり、そう来たか、という面白さがある。
    子供に読ませると、「なんでこの魚はこうなってるの?」とか疑問が多くて話が頭に入らないだろう。笑
    大人向けの絵本。

  • グリム童話らしい残酷さのあるストーリーに、絵がぴったり合っている。

  • 表情のない顔に惹かれてしまう
    とんちのような内容にもこのイラストでたちまちホラー
    読み進めていくとラスト主人公は食べられるのでは?と感じるほど冷たい絵です

  • ほんとうは怖いグリム童話。

    怖い話なのに、絵が飄々として良いです。

  • 10分程度 5-3
    シュールな絵。高学年向け?

  • 2015年6月16日

    <Das MEERHASCHEN>
      
    ブックデザイン/岡本明

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

兄:ヤーコプ・グリム Jakob Grimm(1785-1863)/弟:ヴィルヘルム・グリム Wilhelm Grimm(1786-1859)/ドイツの文献学者・言語学者・民衆文学研究者。両者ともドイツ中西部ヘッセン地方の町ハーナウに地方官吏・法曹家の息子として生まれ、マールブルク大学法学部でサヴィニーの薫陶を受けつつ、ハイデルベルク・ロマン派の詩人たちと交友関係を結ぶ。兄弟の共同作業によって多くの業績を残し、共編著として『子どもと家庭のためのメルヘン集』、『ドイツ語辞典』などがある。兄の著作としては『ドイツ語文法』、『ドイツ法古事誌』、『ドイツ神話学』、『ドイツ語の歴史』、『判告録』、弟の仕事として『ドイツ英雄伝説』のほか、第七版に至るまでのメルヘン集テクストの改稿がある。

「2021年 『グリム ドイツ伝説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

グリム兄弟の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×