金曜日の砂糖ちゃん (Luna Park Books)

著者 :
  • 偕成社
4.02
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本棚登録 : 2095
感想 : 274
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  • Amazon.co.jp ・本 (61ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039652409

感想・レビュー・書評

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  • 第20回ブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌受賞作。


    ネットでこの表紙の絵を発見した時「なんて可愛いんだろう」と思い、すぐに図書館に予約したのですが、在庫在りなのに数日たっても入ってこないので購入しました。
    嬉しい!!


    どこかで見たことのある絵だと思ったら、江國香織さんのアンソロジー『活発な暗闇』の絵を描かれた方でした。


    絵本は掌サイズのちょっと小さめです。


    「金曜日の砂糖ちゃん」という幼児のような女の子のお昼寝中のお話しと、「草のオルガン」というフランスの小学生みたいな男の子の学校帰りの話。
    「夜と夜のあいだに」という大人びた幼女の夜中のお話。


    絵が日本人離れしていて外国風で美しく、ストーリーは幻想的なところがあり、不思議な美しい世界。


    表紙と少年の話は明るく健全ですが、幼女の話は幻想的で退廃的。みな、着ているものの質感が手ざわりまでかんじられるような美しさです。
    全編通して黒が効果的に使われています。


    レビューをざっと拝見したら2話目が好きだとおっしゃられている方が多くみられましたが、私は少し退廃的な香りの漂う3話目がなんて美しいのだろうと、ため息ものでした。

  • この絵本は、第20回ブラティスラヴァ世界絵本原画展(スロヴァキアの首都で2年毎に行われる国際的な絵本原画のコンクール)、金牌受賞作品です。

    酒井駒子さんの、子どもを主役にした短編ものといえば、『BとIとRとD』の「□ちゃん」を思い浮かべるかもしれないが、本書に収録された3編は、主人公も、物語や絵の雰囲気も異なっている上に、それぞれの完成度がとても高く、尚且つ、味わい深さがあり、そこには、酒井さんの子どもに対する憧れや可能性を表現したものとして、ひとつの完成形を見た思いがいたしました。

    また、それぞれの短編の扉絵一面に塗られた色には、その物語や主人公にとって、きっと大切な意味があるものと思われるので、その辺りも考察できればと思います。


    「金曜日の砂糖ちゃん」
    黒を背景としながらも、どこからか漂ってくるような、この穏やかさや幸福感は何だろう。それは外の地べたで、ごく自然に寝ている女の子の無垢な姿もそうだし、その周囲の花や動物たちから出てくるような泡のような描写も、どこかほのぼのとした雰囲気を感じさせ、ああ、これは生きるものたちの吐き出す息吹が、彼女を取り巻いているのだなと感じ、それはまるで、彼女(金曜日の砂糖ちゃん)に惚れている、彼らの至福感を表しているようでもあるし、カマキリが、彼女の眠りを守っていることにより、完成された、彼女と動物と植物が全て、ありのままの穏やかさで一枚絵に存在する、その世界は、人間と自然とが、そのように共存することの出来る可能性を示してくれているようで、とても感動的に映りますし、それを為すことが出来るのは子どもだと言っているような、酒井さんのメッセージも胸に沁みるものがあります。

    また、扉絵の赤色は、白黒の絵の中でいうと、苺やてんとう虫、鳥の頭にカマキリの目が主であり、それらだけが赤なのは、私には、金曜日の砂糖ちゃんのイメージカラーのように思われ、特に、苺のその鮮やかで瑞々しく見える存在は、静謐な白黒の世界に於いて、より存在感が増したように感じられて、それは彼女の内に秘められた、情熱的で甘い瑞々しさを表しているのではないかと思われて、鳥やカマキリについては、彼女の魅力に思わず赤らめてしまったのではないかと想像すると、これは様々な愛に満たされていることの幸福感なのかもしれないと感じさせられて、なるほどなぁと思いました。

    「草のオルガン」
    一転して、今度はカラーの絵ではあるが、そこから漂ってくる雰囲気は、ちょうど悲しそうな顔をして俯きがちに歩く、少年の心理状態を表しているようで胸に迫るものがあり、その表現も、まずは少年の横顔のアップから始まり、次に、水溜まりに足を入れてしまう足下の描写で、彼が悲しみで頭がいっぱいであることを表しており、その次の、周りの家や塀を含めた、少し離れた視点の描写には、周りの家も、どこか余所余所しさを放ったような哀愁を感じさせられ、晴れた空の絵であるのに、どこかやるせなくて悲しい雰囲気を漂わせている、この酒井さんの絵の表現力には凄いものがあると思います。

    しかし、少年のそんな心境に於ける行動心理によって、偶然辿り着いた場所は、開けた大草原であり、そのどこまでも雄大な風景には、少年の塞ぎ込んだ悲しみとは見事な対照性を持っており、そこで起こる素敵な出来事は、たちまち少年の心を癒やしてくれることから、ここでも、人と自然の素晴らしき共存を描いているようで、また心に残る。

    ちなみに、少年が弾いていた、
    「ドレミッミッ ソラソッソッ ミレ ドーレーミー」のメロディは、「港」という唱歌だそうで、彼には、この大草原が大海原に見えたのだろうか、それとも、遠くにクレーン車が見えることから、海が案外近いとか? いずれにしても、この場面は、そのピアノからは何も聞こえないのに、まるで心のなかでは歌っている少年の内なる声が聞こえたかのように、やって来る彼らの存在が彼にとっての大きな救いや喜びとなり、扉絵の黄色は、少年に差し出したタンポポを表していると思います。それとも、楽しげに歌う様子を想起させられるカナリアだろうか。

    「夜と夜のあいだに」
    今度は黒を背景にしながら、様々な色をさり気なく盛り込んだ雰囲気の中、女の子は、夜中にこっそりと家を抜け出そうとしているように見えるが、その抜け出す前にする、一連の凝った身支度は、完全に大人のそれと同様の拘り具合であり、お母さんのシュミーズを着て、糸と針とボタンをクッキーの箱に入れるそれは、まるでクラッチバッグのようだし、更に、その格好でメイソンピアソンのブラシを使って髪を梳かす姿に、私はまるでお姫さまのようだと感じさせられ、この一見メルヘンチックな雰囲気ではあっても、そこから漂ってくるのは、華やかさというより、女の子の真摯な、それを為したいという仄かに漂う思いの強さであり、その後に待っていた光景には、思わず美しいと感じさせられた、子どもと動物の織り成す奇跡を見せてくれたようでありながらも、最後の鳥の姿には、一抹の寂しさもあるような複雑な終わり方も味わい深く、扉絵の桃色は、発色性豊かな目に眩しいピンクではなく、サーモンピンクに近い、落ち着いたそれからも、大人の女性をイメージしたのではないかと思います。

    それから、本書は物語だけではなく、その本自体の作り方にも拘りがあり、それはまず、本書のデザイナーの「祖父江慎」さんによる、文の活字が一文字、一文字で違うことがあり(何種類かの明朝体が混ざっている上に、例えば「が」では「か」と濁点の「゙」を分けて、それぞれ違うフォントにしているらしい)、その凄さは、裏表紙の本体価格「1400円」の「1」と「4」が違うところまでの拘りようです。

    更に、本書の扉絵の紙が、パラフィン紙まではいかないが、薄い材質となっていて、扉絵の蜂と、その次のページのタンポポがちょうど上手く合わさるような仕組みには、世界に於ける生きるものたちの繋がりが、決して目に見えるものだけではないことを実感させてくれます。

    そして、子どもの頭の上に、花や虫や鳥といった、様々な自然界で生きるものたちが乗っかっている、印象的な表紙からは、子ども特有の純粋無垢さが、彼らにそうさせたいと思わせる、素敵な共存のあり方や、子どもの中に詰まった無限の可能性を感じさせられるようで、そこからは、世界に住むあらゆるものとの繋がりが可能であるような、大きな夢と希望と憧れを感じさせられて、そんな奇跡が子どもの中にはあるのだと思うと、酒井さんが何故、子どもの絵を書き続けているのか、その思いも何だか分かるような気がしてくるのです。


    本書で、ちょうど900回目の感想となりました。
    あと100回で大きな節目となると思うと、よくここまで続いたものだなと思いますが、やっていく内に、どんどん好きなものが増えていくといった、その嬉しさもあると思いますし、私の感想を読んで下さっている皆さんに励まされているのも、とても大きいと思います。改めて感謝の気持ちを申したくて。いつも、ありがとうございます。
    次は、1000回目を目指して、このまま邁進していきたいと思っております。

    • たださん
      aoi-soraさん、おはようございます。
      コメントありがとうございます(^^)

      いえいえ、恐縮でございます。
      私の場合、音楽もあるから、...
      aoi-soraさん、おはようございます。
      コメントありがとうございます(^^)

      いえいえ、恐縮でございます。
      私の場合、音楽もあるから、数が多いのかもしれませんし(^^;)
      でも、嬉しいです。
      ありがとうございます。

      「金曜日の砂糖ちゃん」、少ない文字数ながら、とても味わい深く、酒井さんの絵と共に、じっくりと楽しめる絵本かと思いますので、良かったら、是非!

      こちらこそ、aoi-soraさんの素敵なレビュー、これからも楽しみにしております(^-^)
      2023/08/02
    • Macomi55さん
      たださん
      900回目のレビューおめでとうございます╰(*´︶`*)╯♡
      たださん
      900回目のレビューおめでとうございます╰(*´︶`*)╯♡
      2023/08/02
    • たださん
      まこみさん
      嬉しいコメントをありがとうございます(´▽`)
      密かに抱いていた、まこみさんに追い付く目標は諦めましたが、1000回目の節目は是...
      まこみさん
      嬉しいコメントをありがとうございます(´▽`)
      密かに抱いていた、まこみさんに追い付く目標は諦めましたが、1000回目の節目は是非、達成したいと思います。
      それでは、行ってまいりまーすε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
      2023/08/02
  • ブク友さんの本棚でときどき見かけて気になっていた一冊。頁をめくったとたん、しんとした静謐な空間に踏み込んだ感覚。現実と幻想のあわいに居るような世界観と、アートブックのようなたたずまいに、知らず知らずのうちに惹きこまれていました。余韻が後を引きますね・・・

  • たくさんの人に読まれているこの絵本。
    ずっと置いたままだったので、出してじっくりと読み返す。
    これも買って良かったな、手元置いて良かったなと思える絵本。

    なんてやわらかなタッチの絵なんだろう。
    そしてことばのひとつひとつがふわふわと舞っているように感じる。

    金曜日の砂糖ちゃんの愛らしさは格別で、そうでしょうカマキリがいつまでも守ってる。

    草のオルガンを見つけた少年。
    さみしいことがあったけど、つまらないことがあったけどそれでも会いたかったと思えるものができた。

    夜と夜のあいだに。これがわたしのやりたかったこと

    • アールグレイさん
      湖永さん(^_^)/こんにちは
      初めまして!
      フォローバック頂き、ありがとうございます<(_ _)>
      以前よりお名前は存じておりました。本棚...
      湖永さん(^_^)/こんにちは
      初めまして!
      フォローバック頂き、ありがとうございます<(_ _)>
      以前よりお名前は存じておりました。本棚を拝見しました。東京ロンダリングは読みたいと思っているのですが、文庫本しか置いていないようで・・・・
      失礼ですが、お歳に親近感を感じています。ふたつ違いのようです。(◎_◎)
      遅読で・・・・湖永さんは凄い!こんな私ですが、どうぞよろしくお願いします!
      (^o^)/~~~~~
      2022/09/26
    • 湖永さん
      アールグレイさん こんにちは。

      いいね ありがとうございます。
      ここで、みなさんのレビューを拝見してから読む本の種類も増えてきて、ますます...
      アールグレイさん こんにちは。

      いいね ありがとうございます。
      ここで、みなさんのレビューを拝見してから読む本の種類も増えてきて、ますます本好きになりました。
      若い方も多い中で、ちょっと気後れしていましたが、年齢が近いと嬉しくなります。
      こちらこそ これからもよろしくおねがいします。
      2022/09/26
  • 子どもにフォーカスを当てた短編絵本3本。
    とにかく絵が特徴的。きれいで幻想的で。

    お話そのものはちょっと抽象的で漢字にルビも振られていないので大人向けの絵本かなと。

    それでもいつもどおり息子と一緒に読み聞かせ。
    翌晩、寝る前に息子が目を瞑って仰向けになって「金曜日の砂糖ちゃん」というから「読むの?」と聞くと、「違うよ、真似してるんだよ」と。

    確かに砂糖ちゃん、庭でそんな風にして寝てましたねw
    意外とちゃんと見て、聞いてるんだなと親バカ的感心。

    • ☆ベルガモット☆さん
      fukayanegiさん こんばんは!

      お子息の「金曜日の砂糖ちゃん」の真似で目を瞑って仰向け姿
      想像すると可愛らしいことと言ったら...
      fukayanegiさん こんばんは!

      お子息の「金曜日の砂糖ちゃん」の真似で目を瞑って仰向け姿
      想像すると可愛らしいことと言ったら!
      平和な時間のお福分けありがとうございまーす
      2022/09/18
    • fukayanegiさん
      ベルガモットさん
      コメントありがとうございます!

      いや、もうほんと、親バカもいいとこなんですけど、あのやりとりは自分のベストシーンに...
      ベルガモットさん
      コメントありがとうございます!

      いや、もうほんと、親バカもいいとこなんですけど、あのやりとりは自分のベストシーンに入る場面でした。
      子どもってほんと楽しいです。
      2022/09/19
  • 何十年かぶりの絵本。
    高校のとき買った佐野洋子さんの『百万回生きた猫』以来かもしれない。
    他のブクログユーザーのかたのレビューだか本棚だかを拝見して読んでみたくなった。
    まず表紙の絵に一目惚れ。
    ページをパラッとめくると素敵な仕様に嬉しくなった。

    黒と白と効果的な赤が印象的な表題作。
    カマキリが愛らしい。

    大人にもそういうことあるよーと声をかけたくなった『草のオルガン』

    そして衝撃の『夜と夜のあいだに』
    前の二作は‘微笑ましい子供の世界’と思ってふむふむしながら読んでいたのだが...
    ラストのページでゾッとした。
    子供のいない私ですらそうなんだから、子供のいる方にはなおさらかもしれない思った。

    この絵本は子供むけじゃないんですね。

  • 繊細で境界の曖昧さも加味して幻想的な画風
    『金曜の砂糖ちゃん』黒と赤が印象的 赤の苺の存在で夢の中は白黒なのか眠りの深さを象徴しているよう 虫たちのごきげんようが何とも言えない寂しさと怖さを感じる
    『草のオルガン』男の子の横顔の半開きのお口と笑みが尊い 大人もさみしいときやつまらないときがある いつもと違う知らない道を通ったらこんなところにたどり着きたい
    『夜と夜のあいだに』秘密の扉をあけてしまったのかしら 何度も何度も読み返しましたが結末はそういうことでしょうか 

  • 表紙の女の子に吸い込まれそうになる絵本。

    3つのとても短いお話『金曜日の砂糖ちゃん』『草のオルガン』『夜と夜のあいだに』。
    3作品とも幼い子供が主人公で可愛いのだけれど、ちょっと寂しく物悲しい雰囲気を纏っている。
    幼い子供の世界はいつも賑やかで明るいと思ったら大間違い。
    楽しさと寂しさは紙一重だ。

    「金曜日の砂糖ちゃん」を必死で守るカマキリの存在に「金曜日の砂糖ちゃん」はきっと気付いていない。
    それでも構わずカマキリはいつでも「金曜日の砂糖ちゃん」を守るんだろう。
    そういう気持ちって理屈ではない。

    「夜と夜のあいだ」に一人目をさました少女は、おそらく昼間だと大人に叱られてしまうことを次々にやってみる。
    「夜と夜のあいだ」という不思議でちょっと怖い闇の世界に少女は連れ去られてしまう。
    少女が辿り着いた先は果して、夢かうつつか幻か…読後の余韻がいつまでも残って離れない。

    • nejidonさん
      mofuさん、こんにちは。
      なんともふしぎな読後感の一冊ですよね。
      特にラストの作品では胸がドキドキしたのを覚えています。
      私もしょっ...
      mofuさん、こんにちは。
      なんともふしぎな読後感の一冊ですよね。
      特にラストの作品では胸がドキドキしたのを覚えています。
      私もしょっちゅう夢うつつの子どもでしたが、自分の家にいられて良かったです。。 
      いえ、それとも不思議の国への切符をなくしたのかな?       
      2018/01/12
    • mofuさん
      nejidonさん、こんにちは。
      ラストの物語は何とも言えない余韻が漂いますね。その展開にはちょっと驚きました。
      子供の世界の掴み所のな...
      nejidonさん、こんにちは。
      ラストの物語は何とも言えない余韻が漂いますね。その展開にはちょっと驚きました。
      子供の世界の掴み所のなさにハラハラしますね。「不思議の国の切符」は私も残念ながらなくしたみたい(^-^;

      絵一つ一つは可愛いのに、酒井さんは単なるイラストレーターではない手強さを感じます。
      もっと酒井さんの世界観を見てみたくなりました(*^^*)
      2018/01/12
  • 表紙の砂糖ちゃんのかわいさにジャケ買いです。

    表題のお話はカマキリが最初怖かったんですけど、砂糖ちゃんがいなくなってもその場に一匹残るカマキリがなんだか切なくて、かわいいやつに思えてきました。

    「草のオルガン」が好きです。僕とカラス、バッタや蝶、ならないオルガンを通した秘密の交流がわくわくして魅力的でした。

    最後の「夜と夜のあいだに」はちょっと怖かったな…。
    大人の知らないこどもの世界という感じなのでしょうか。夜が子どものものになることがあるんだなぁ。

    とてもきれいでかわいいのに仄暗さと静けさが常に感じられる不思議な絵を描かれる作家さんですね。

  • 酒井駒子 絵本原画展 「はんなちゃんが めをさましたら」|企画展情報|心斎橋アセンス
    【会  期】 2013年8月3日(土)~8月27日(火) 会期中無休
    【時  間】 12:00 ~ 20:00 (最終日のみ17時まで)
    【入場料】 無料
    【会  場】 ギャラリー・アセンス美術 心斎橋アセンス 5階 (地図はこちら)
    【問合せ】 TEL:06-6253-0185 心斎橋アセンス
    【協  力】 偕成社
    【企  画】 “絵本からはじまるすてきな暮らし”ARDOUR(アーダ)
    http://ardourbook.exblog.jp/
    http://www.athens.co.jp/gallery/event/1308_sakaikomako_event/index.html
    Booklogの「はんなちゃんがめをさましたら」は、此方↓
    http://booklog.jp/item/1/4032324204

    偕成社のPR
    「子どもがひとりでいる時間を幻想とリアリズムの狭間で描いた短篇集。「金曜日の砂糖ちゃん」と呼ばれている女の子の話など3篇。」

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著者プロフィール

1966年兵庫県生まれ。絵本作家。著書に『よるくま』『ぼく おかあさんのこと…』『ロンパーちゃんとふうせん』『金曜日の砂糖ちゃん』『くまとやまねこ』(文:湯本香樹実)、画文集『森のノート』 など。

「2022年 『橋の上で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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