銀河鉄道の夜 (宮沢賢治童話傑作選)

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  • 偕成社
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感想 : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (101ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039720306

感想・レビュー・書評

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  • テレビで島本理生さんが薦めていたので再読。おっしゃる通り前半はうっすらと覚えているものの後半は全く思い出せない。ゆえに続きが気になって新鮮な気持ちで読み進められた。正直大人になって読み返して、ここまで引き込まれるとは思っていなかた。本を離れてもソワソワする。

    岩手県出身の田原田鶴子さん描かれる現代的で整理された美しい絵が、時にわかりづらくなる賢治特有の描写の理解を助けてくれた。全編明朝体のルビがふってあり、底本のルビはゴシック体にしてあるという徹底ぶり。さらに、原稿用紙が抜けていたりマスが飛んでいる箇所はきちんと注記されている。巻末に用語解説もあり、字も大きく、大人から子供まで読みやすそう。モノとしての完成度が高い。賢治への愛が感じられます。

  • 田原田鶴子さんの絵は、本当に水と空がキレイで、宮沢賢治の世界観にとてもあっていて、もっと描いて欲しいなー、と個人的な感想です。

  • 田原田鶴子 油彩画展 宮沢賢治の愛した「大正盛岡情景」

    『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』など宮沢賢治作品を手がけられた田原田鶴子さんの個展が開催されます。宮沢賢治ゆかりの盛岡を描いた作品を中心に、絵本原画の展示も行います。

    <神奈川・川崎>
    会期:2013年9月24日(火)〜29日(日)
    時間:11:00〜18:00
    会場:KATSUJIフォレストギャラリー
    住所:川崎市宮前区土橋3−23−11 
    お問い合わせ先:TEL 044−877−9025

    <岩手・盛岡>
    会期:2013年10月7日(月)〜13日(日)
    時間:10:30〜17:30
    会場:岩手県公会堂2F応接室 
    住所:盛岡市内丸11−2(岩手県町隣り)
    お問い合わせ:TEL 019−623−4681

    http://www.kaiseisha.co.jp/news/event/520-20130920.html

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    「星祭りの夜、銀河鉄道に乗ったジョバンニは、天の川をめぐる幻想的な旅をする。宮沢賢治の童話の世界を油彩画で描いた愛蔵版。」

  • 最初に読んだのは十何年も前か。
    やっぱ宮沢賢治の世界は独特だね!
    何回読んでもミステリアス(?)な感じ。
    子どもの時に沢山読んでおくべきだったなぁ!そうすれば感性豊かな人間になれたろうに(>_<)

  • 2012年は日食あり月食ありと宇宙の天体ショーが続いている。
    宇宙といえば、やはり星。銀河系宇宙と聞いて、
    子供の頃読んだままの宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読み返した。

    主人公はジョバンニという名の少年。お父さんが遠くで漁をしていてお母さんと二人暮らしの、あまり裕福でない家庭の少年だ。住んでいる町もどこの国かはっきりとわからない。仲のよいカムパネラと遊んだりしているが、銀河のお祭りの夜、友人たちと一緒にでかけられず、ジョバンニはただひとり、お使いに出る。
    そして気がつくと天の川を走る小さな列車に乗っていた・・・。

    子供の頃読んだとき、主人公がわかりにくい名前だったことに少しいらだった記憶がある。今読み返しても、わかりにくい。ストーリー的には昔よりはいろいろな教訓が隠されているなという気がするが、何よりも賢治がいた大正時代に、星空を舞台とした物語が生みだされたことに驚ろいた。

    この本は児童書であり、奇麗な挿絵がついている。最近、見られなくなった美しい星空が天の川付きで描かれているのだ。確かにこの広い星空を駆け抜ける列車があるのなら、特別切符を手に入れて乗ってみたい。

    銀河ステーションから地球を飛び出して、どこへいくのだろう。時空をさかのぼって過去へ行くのか、そのまま天の川を登り切って未来へ行くのか。又はそのまま銀河系をまわって、星座を巡る旅に出るのだろうか。

    苦しくて切ない現実の生活をつかの間忘れ、広い宇宙で外から自分の世界を見つめると、生まれ変わったような気がするだろう。
    舞台を星空にしているところにロマンを感じる一冊だ。

  • 宮沢賢治の作品を初めて読んだ。名作中の名作なのだろうが…世界観についていけないというか、理解出来なかった。
    間を開けてまた読んでみたいと思う。
    ということで評価なし。

  • 午後の授業の最初の5行でこの物語の世界に引き込まれてしまいます。
    どの部分から読んでも
    おもしろいです。4時限空間で起こる夢のような出来事その中で揺れる
    ジョバンニの純粋な心
    本当の幸せとは何なのか?
    いつも考えさせられる作品です。

  • ジョバンニとカムパネルラの友情の美しさに魅せられ、さそり座の自己犠牲の精神には心が揺さぶられる。そして、「ほんとうの幸」って何だろうと考えさせられる。
    生者と死者がほんの些細なことで隔てられてしまうのは悲しい現実だ。これは子どもの童話と一般に言われているが、大人にとっても重い内容の話だと思う。

  • 賢治さん,
    なぜあなたのたましいはかようにもうつくしい

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著者プロフィール

宮沢 賢治(みやざわ けんじ、正字: 宮澤 賢治、1896年(明治29年)8月27日 - 1933年(昭和8年)9月21日)は、日本の詩人、童話作家。
仏教(法華経)信仰と農民生活に根ざした創作を行った。作品中に登場する架空の理想郷に、郷里の岩手県をモチーフとしてイーハトーブ(Ihatov、イーハトヴあるいはイーハトーヴォ (Ihatovo) 等とも)と名付けたことで知られる。彼の作品は生前ほとんど一般には知られず無名に近く、没後、草野心平らの尽力により作品群が広く知られ、世評が急速に高まり国民的作家となっていった。そうした経緯もあって日本には広く愛好者が存在する。

「2021年 『シグナルとシグナレス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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