銀河鉄道の夜 (宮沢賢治童話傑作選)

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  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (101ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039720306

感想・レビュー・書評

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  • 銀河鉄道の夜の、
    蠍の話が、好きでした。

  • テレビで島本理生さんが薦めていたので再読。おっしゃる通り前半はうっすらと覚えているものの後半は全く思い出せない。ゆえに続きが気になって新鮮な気持ちで読み進められた。正直大人になって読み返して、ここまで引き込まれるとは思っていなかた。本を離れてもソワソワする。

    岩手県出身の田原田鶴子さん描かれる現代的で整理された美しい絵が、時にわかりづらくなる賢治特有の描写の理解を助けてくれた。全編明朝体のルビがふってあり、底本のルビはゴシック体にしてあるという徹底ぶり。さらに、原稿用紙が抜けていたりマスが飛んでいる箇所はきちんと注記されている。巻末に用語解説もあり、字も大きく、大人から子供まで読みやすそう。モノとしての完成度が高い。賢治への愛が感じられます。

  • 田原田鶴子 油彩画展 宮沢賢治の愛した「大正盛岡情景」

    『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』など宮沢賢治作品を手がけられた田原田鶴子さんの個展が開催されます。宮沢賢治ゆかりの盛岡を描いた作品を中心に、絵本原画の展示も行います。

    <神奈川・川崎>
    会期:2013年9月24日(火)〜29日(日)
    時間:11:00〜18:00
    会場:KATSUJIフォレストギャラリー
    住所:川崎市宮前区土橋3−23−11 
    お問い合わせ先:TEL 044−877−9025

    <岩手・盛岡>
    会期:2013年10月7日(月)〜13日(日)
    時間:10:30〜17:30
    会場:岩手県公会堂2F応接室 
    住所:盛岡市内丸11−2(岩手県町隣り)
    お問い合わせ:TEL 019−623−4681

    http://www.kaiseisha.co.jp/news/event/520-20130920.html

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    「星祭りの夜、銀河鉄道に乗ったジョバンニは、天の川をめぐる幻想的な旅をする。宮沢賢治の童話の世界を油彩画で描いた愛蔵版。」

  • 難しいのかなと勝手に避けていたけどいざ読んでみると、とっても美しい文章だった。日本語が丁寧に丁寧に書かれていて、特に比喩表現が素敵だった。昔読み聞かせしてもらった絵本のような優しい感じと、この世のものではないような本の内容が唯一の世界観としてあった。
    「銀河鉄道の夜」の車窓からの眺めの描写は本来見れるはずのない景色が、文章を読むことによってありありと目に浮かぶ。この場面を一から作り出し、それを文字に書き起す。私には到底思いも至らない言葉遣いは、遠すぎるからこそとても光っていて読んでいる私をふわふわさせた。

  • 田原田鶴子さんの絵は、本当に水と空がキレイで、宮沢賢治の世界観にとてもあっていて、もっと描いて欲しいなー、と個人的な感想です。

  • 最初に読んだのは十何年も前か。
    やっぱ宮沢賢治の世界は独特だね!
    何回読んでもミステリアス(?)な感じ。
    子どもの時に沢山読んでおくべきだったなぁ!そうすれば感性豊かな人間になれたろうに(>_<)

  • 宮沢賢治の作品を初めて読んだ。名作中の名作なのだろうが…世界観についていけないというか、理解出来なかった。
    間を開けてまた読んでみたいと思う。
    ということで評価なし。

  • 「人々みんなの幸せは何か、を考えながら銀河鉄道を旅する少年の物語。・表紙のように、天の川周辺の幻想世界を描いたカラー絵が美しい。・小学校高学年〜一般向け。
    銀河ステーションから夜の軽便鉄道に乗ったジョバンニとカムパネルラ。「人々みんなの本当の幸せは何か」を考え求めながら、さまざまな場所へ不思議な旅をする少年達の物語。」

  • 本当に幸せなものとはなにかを考えるきっかけになる

  • カムパネルラ

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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