- Amazon.co.jp ・本 (101ページ)
- / ISBN・EAN: 9784039720306
感想・レビュー・書評
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銀河鉄道の夜の、
蠍の話が、好きでした。
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テレビで島本理生さんが薦めていたので再読。おっしゃる通り前半はうっすらと覚えているものの後半は全く思い出せない。ゆえに続きが気になって新鮮な気持ちで読み進められた。正直大人になって読み返して、ここまで引き込まれるとは思っていなかた。本を離れてもソワソワする。
岩手県出身の田原田鶴子さん描かれる現代的で整理された美しい絵が、時にわかりづらくなる賢治特有の描写の理解を助けてくれた。全編明朝体のルビがふってあり、底本のルビはゴシック体にしてあるという徹底ぶり。さらに、原稿用紙が抜けていたりマスが飛んでいる箇所はきちんと注記されている。巻末に用語解説もあり、字も大きく、大人から子供まで読みやすそう。モノとしての完成度が高い。賢治への愛が感じられます。 -
難しいのかなと勝手に避けていたけどいざ読んでみると、とっても美しい文章だった。日本語が丁寧に丁寧に書かれていて、特に比喩表現が素敵だった。昔読み聞かせしてもらった絵本のような優しい感じと、この世のものではないような本の内容が唯一の世界観としてあった。
「銀河鉄道の夜」の車窓からの眺めの描写は本来見れるはずのない景色が、文章を読むことによってありありと目に浮かぶ。この場面を一から作り出し、それを文字に書き起す。私には到底思いも至らない言葉遣いは、遠すぎるからこそとても光っていて読んでいる私をふわふわさせた。 -
田原田鶴子さんの絵は、本当に水と空がキレイで、宮沢賢治の世界観にとてもあっていて、もっと描いて欲しいなー、と個人的な感想です。
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最初に読んだのは十何年も前か。
やっぱ宮沢賢治の世界は独特だね!
何回読んでもミステリアス(?)な感じ。
子どもの時に沢山読んでおくべきだったなぁ!そうすれば感性豊かな人間になれたろうに(>_<) -
宮沢賢治の作品を初めて読んだ。名作中の名作なのだろうが…世界観についていけないというか、理解出来なかった。
間を開けてまた読んでみたいと思う。
ということで評価なし。 -
「人々みんなの幸せは何か、を考えながら銀河鉄道を旅する少年の物語。・表紙のように、天の川周辺の幻想世界を描いたカラー絵が美しい。・小学校高学年〜一般向け。
銀河ステーションから夜の軽便鉄道に乗ったジョバンニとカムパネルラ。「人々みんなの本当の幸せは何か」を考え求めながら、さまざまな場所へ不思議な旅をする少年達の物語。」 -
本当に幸せなものとはなにかを考えるきっかけになる
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カムパネルラ