基礎日本語辞典

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  • 角川書店
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (1291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040221007

作品紹介・あらすじ

採り上げることばをセットとして扱った。たとえば、自動詞に対する他動詞、見出しの語に対する対義の語などを一括して同時に解説した。意味の記述と同時に、その語の文法的な働き(用法)にも注意した。ことばの働きは形式面からだけで処理できるものではないので、その語の用法が意味とどのようなかかわりを持っているかを具体的に示すようにした。

感想・レビュー・書評

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  • 日本語を母語としない人たちは、日本語について、母語話者が考えたことのないような疑問を抱くことがあります。類義表現の違いもその一つです。例えば「経験」と「体験」、「父」と「父親」、「使う」と「用いる」の違いなど、母語話者はこれらをほとんど無自覚に使い分けているため、違いを説明するのは簡単なことではありません。
    『基礎日本語辞典』は、このようなニーズに答える日本語の辞典です。類義表現と対比することや、基本的な意味から派生的な意味への広がりを整理することで、語義を明らかにしています。
    日本語を母語としない方にはもちろん、日本語を母語とする方にも、面白い辞書だと思います。
    (2011ラーニング・アドバイザー/人社 TSUDA)

    ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=284482&lang=ja&charset=utf8

  • 日本語体系を形作る「基礎語」の意味、用法、特に文中での働きを重視して深く解説する大変な労作。この辞書では、各見出し語のあとにまず短く語義と用法を示すのでが、感嘆するのはそのあとに展開される「分析」で、用法と関連付けて文例の中での語義を考えつくした成果がまとめられている。必要ならば図解もしばしば使われる。こうした分析は日本語ネイティブなら無意識のうちに使いこなしているもの、そのため日本人ユーザーしか念頭に置いてないドメスティックないわゆる国語辞典ではまったく無視されてきた要素。で、誰がこういう辞書を必要とするかというと、一番には外国人に日本語を教える日本語教師なのであろう。ただこうした無意識によりなりたっている領域の言語地図を、誰もが取り扱える形で言語化したというのは特筆される功績。無意識の領域の言語地図というと、ラカンの言う象徴界を連想してしまうが、日本民族が持っている象徴界をこうした研究成果を使って探っていければ面白いのではないか。

  • 2冊目に欲しい。

  • 収載されている語数は少ないが、説明は詳細に書いてある。

  • 朝日新聞紙上でサンキュータツオ氏が推薦していた国語辞典。
    購入を検討してみたが、改訂版が出る様子も無いのでまずは図書館で借りてみた。
    ら、いわゆる国語辞典とはかなり趣が異なり、調べものには不向きなことが分かった。(買わなくて正解。)
    うんとヒマな時に読み物としてパラパラやるのにはうってつけの本。

  • 鈴木邦夫さんの本棚より
    未読

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著者プロフィール

1930年東京生まれ。日本語学者。文学博士。早稲田大学名誉教授。在職中は早稲田大学日本語研究教育センター所長などを兼任し、特に、外国人の留学生および日本人学生への日本語の教育・研究・指導に従事。『日本語質問箱』(角川ソフィア文庫)『基礎日本語辞典』(角川学芸出版)『日本語の類義表現辞典』(東京堂出版)ほか著書多数。

「2018年 『思考をあらわす「基礎日本語辞典」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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