転生魔女は滅びを告げる 2 (フロース コミック)

  • KADOKAWA
4.00
  • (6)
  • (8)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 283
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040641089

作品紹介・あらすじ

コミックス第1巻続々重版!
『墜落JKと廃人教師』のsoraが描く異世界ファンタジー!!

老いて理性を失ったドラゴンを葬り、代替わりを促進する“ドラゴンの詠み手”としての力に目覚めたセナ。
新たな風のドラゴンの王・リシュカルに伴侶となることを迫られて、セナは――!?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 風のドラゴンの王・リシュカルに伴侶にと望まれたセナちゃん。お母さんの結界、たまたまだったのか、セナちゃんが天魔法の詠み手だと知ってのことだったのか、謎ですね〜。
    リシュカルが200年も待ってたとか、色々集めて巣を作ってた(笑)とかわりと好きだけど(笑)、キースのことが気になるよね〜。
    (話脱線するけど、森の一軒家とか、他国に嫁に?とか、はじめの雰囲気が『赤髪の白雪姫』みたいで、私はゼン派だったのでキースにはがんばってもらいたい…!←ゼンの出番少なくて読むのやめちゃったよ)
    2巻ではなぜ王子であるキースがお料理上手なのか、なぜセナちゃんが前世で引きこもりになったのかがわかります。
    1巻では特に描かれてなかったと思うからセナちゃんの性格的に引きこもりがちだった?と勘違いしてたけど、ちゃんと原因があったんだ。
    テンパっていらんこと言っちゃうのわかる…。
    1巻で魔法を使うのにリード(魔法書詠唱)とコール(詠唱略)とシング(通常詠唱)の説明があったけど、言葉って大事なんだね…って伝えるための魔法の設定、なのかな。面白いですね。
    リュシカルの件はひとまず落着?保留?かな?
    キースの父、ベクラール王が曲者っぽいですね。
    3巻、どうなることやら。

  • どうやらマジで貴重な存在だったらしいセナ。お母さんは知ってたんかね、その辺も謎だ。王宮の関係者が全然知らない情報だし。
    ドラゴン・リシュカルは悪い人(?)ではないんだけど、ちょっと話が通じない感じかな。最初にこっちと出会ってたらまた別の作品になってただろうな、異種族婚みたいなやつ。
    キースの過去はちょっと切ない話。言った側と受け取った側で誤解が生じてるタイプだね。セナが引きこもりになった要因の話にも繋がっててキャラが少し掘り下げられた感じ。
    セナ初めての通常詠唱がなかなか派手で良かった。微妙にかっこよすぎない感じが良いかな。
    一方で王様達が何か悪巧みを始めてるけど…引き離すんじゃなくてくっつけようとする展開は意外だな。

  • 2020/02/13(木)購入。

  • 自分何者なのか、知ることができてメデタシ
    ………とはいかないようですね

  • それは、凍てついた心を解きほぐし、時を動かす魔法の言葉。

    世界観の説明と、メインキャラクターの紹介を行いつつ早速話を動かした一巻に続きますが、今回は少し立ち止まって心境の整理をしてみようという巻でした。

    つまりは、過去に縛られてしまっている主人公「セナ」とメインヒーロー(?)の「キース」に課せられた言葉の呪縛を解いて前に進もうという二巻です。
    ふたりの過去に踏み込むと共に痛みは消えるわけではないのだけれど、前を向く意志は示せたことになります。

    なお、このふたりに対して。
    奇しくも「よかったね」「羨ましい」というふたつの言葉を「呪い」として投げかけ(られ)てしまったのは偶然とみるべきか、必然とみるべきか?

    どちらにしてもセナは仲のいい友達に励ますつもりが、キースにはその養父が王族という晴れ舞台へ送り出すつもりが、混乱して、表情を取り繕うこともできずに言葉足らず、結果「呪い」の言葉にかけてしまう。
    本心ではそう思っていないとしても、結局心の動きを外に伝えるのは「言葉」だけ。

    この辺りのやり取りは、思ったことをそっくりそのまま伝えられるとは限らない、って残酷さが浮き彫りになったようで、相当恐いですね。
    親しい仲から一転、加害者/被害者のような形で決定的な断絶が生まれてしまうというのは。

    この辺は、村を焼かれたなどの劇的さとは縁遠いんですが、だからこそ読者にも通じるような現実的ないたたまれなさに通じて胸を締め付けるので、こういう演出も悪くないと思います。
    養父のそれがどう見ても、悪役に見えてしまうのも。
    それのフォローに回る、前世では似たシチュエーションから同じ言葉を発してしまった主人公といい。

    しかし、呪いの言葉を払うのもそれまた言葉に他ならず。
    セナがキースに対してこうだったかもしれないという解法を示せたのは、一巻から引き続き「ワンフレーズが変えてしまう世界」というテーマに沿っているように思われて心に染みます。

    少し意地悪いことを言ってしまえば、王城に入ったその後亡くなってしまった養父の心境を知る術はないわけですが、別に関係ないだろうと言い切れてしまう信頼関係が生まれたのは大きい。

    ふたりは今後、物語を引っ張っていってくれるのでしょう。
    ちなみに一巻の引きから引っ張った風のドラゴンの王「リシュカル」との関係については現状保留と言ったところ。
    主人公は詠唱を完成させ、乱心する彼を正気に返らせましたが、それはそれと親愛は保たれています。

    個人的にはドラゴン周りの戦闘描写、破壊描写が少々ごちゃごちゃしている感もあると感じましたが、それが味になっている部分もありますし、その辺も話の本題ではないので別に気にしません。
    なによりひきつった表情から生まれた誤解にまつわる心情描写が申し分なかったので、作画は満点です。

    と、それはそれ。
    その一方で、これ以上内面の問題に向き合っている暇は与えられていないようです。
    全体の話の進行については、ラストに集約されている気がしますが、主人公がこの世界における力の鍵を握る「ドラゴン」に与える影響は相当なものと明言されています。

    結果、キースの父王が野望を剥き出しにしました。
    この漫画、どいつもこいつもわりと危なっかしいんですが、「覇道」路線を歩みたい小国の王などはその最右翼と言って過言ではないです。

    そして、その渦中に巻き込まれて主人公が難儀するだろう構図も見えてきました。
    三巻は、激動と苦難の展開が期待できそうです――。

  • 購入。

    ネットで追っかけて読んでるけど、やっぱり紙面で読みたくて。続きが読めて嬉しいな。、

全6件中 1 - 6件を表示

soraの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×