アラフォー賢者の異世界生活日記 11 (MFブックス)

著者 : 寿安清

• KADOKAWA (2019年12月25日発売)

作品紹介・あらすじ

セレスティーナとキャロスティーによる『地下遺跡都市【イーサ・ランテ】こっそり探索作戦』は、早々にアンズとエロムラに見つかったことで『こっそり』ではなくなった。とは言え、遺跡に侵入しようとしていた魔物達との戦闘に加勢したり、強敵【ボアヘッド・バタフリーベアー】に強襲されたりと、二人は自身の想定を遥かに上回る大冒険をするのだった。
そんな中、無事にサントールの街へと到着したゼロスとアドは、邪神ちゃんこと【アルフィア・メーガス】復活のために力を貸すよう観測者・ソウラスに頼まれ、これを了承。その依頼というのはドラゴン退治だったのだが、たまたま採取に来ていた雪山で【龍王】と遭遇し――。
「マジモンのハンターゲームじゃねぇか……」
こうして思いがけずブリザード・カイザードラゴンと戦うことになったゼロスとアド。
だがその裏では、別の意味でおっさんにとって最凶最悪の存在が迫っており……!?

感想・レビュー・書評

[Makotoさんの感想 · 2023年10月19日]

ゼロス＆アド君のドラゴン討伐から再会、と思ったら即終了。

ゼロスたちは街のバザーに参加して、まともな品から、怪しい品まで売りさばくことに。

ゼロスはついでに悩める青年の悩みを完全に解消してしまったり。

かと思えば、とうとうあの醜悪な姉シャランラが動き出す。その姉を追ってきた漁師ザボンもついでに。

そして、シャランラを追い詰めて追い詰めて、さらに追い詰めた上で討伐というところで、逃げられる始末。しかし仕込みのお陰で、他の傭兵に撃退されて復習達成。

が、どうにもスッキリしないゼロスがアド君とクレストン元公爵と焼肉パーティをしている時に、邪神ちゃんであるアルフィアがほぼ完全復活して登場。ただし全裸。

というところで11巻は終了。

この巻は、対シャランラ戦でほぼ終わりです。なんだかんだと重要な話は出てきますけどね（勇者の怨念集合体や、シャランラのアンデッド化に、邪神ちゃん復活）。

姉のキャラがろくでもないので、それをガンガン追い詰めていくのは爽快です。

科学捜査まで導入しちゃったりするし。

バトル関連はゼロスが一方的に無双しているのが非常に楽しいです。ゼロスとシャランラのレベル差は倍どころではないですしね。

一番おもしろかった、というか吹いたのは、カエデとゼロスの組手が、どこぞの流派東方不敗のパロディだったところですね。Gガンネタがここでも登場。Gガンは大好きなので、楽しくて良いです。

漁師ザボンも不憫だったけど、最後に幸せになるというオチも良かったです。

この巻も非常に楽しかったです。

[komei666さんの感想 · 2020年7月15日]

転生おっさんのゼロス、姉の麗美との最終決戦。ルーセリス、ジャーネへのプロポーズ、邪神アルフィアの復活。

[gf111さんの感想 · 2019年12月31日]

やっとくそババアを討伐できたな。

著者プロフィール

2015年から既に4作の長編を「小説家になろう」へ投稿している筆の速さ。初書籍化タイトル。

「2023年 『アラフォー賢者の異世界生活日記　18』 で使われていた紹介文から引用しています。」