子どもを叱りつける親は失格ですか? (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- KADOKAWA (2020年4月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040644035
作品紹介・あらすじ
「気がつけば1日中子どもに怒っている。」「私って母親に向いてない…」「叩いてしまった…でも言ってもダメならどうすればいいの?」
誰にも言えない「怒りの連鎖」に悩むママと、その子供たちも必ず変われます―
イラストレーターのアベナオミさんは小4の長男、4歳の次男、1歳の長女の3児のママ。目下の悩みはこどもの叱り方。怒らないようにしなければ…と思っても疲れていたり、仕事が切羽詰まっていると気持ちの余裕がなくなり怒りが爆発。気が付けば怒りがどんどん湧いてきて30分以上叱り続けることも…。
本書は、そんな子どもを大切に思っているのに自分の気持ちをコントロールできず、さらに叱った自分を責めて落ち込む日々を過ごすママ・パパのためのコミックエッセイです。
監修の小川大介氏は、教育専門家、中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員として、6000回を超える家庭と面談をしてきました。
その中で気づいたのは、自らの好奇心を親に認められて見守られて育った子どもは、親が叱って追いたてずとも自ら学び、成長する子に育つということ。
本書では著者の実体験とコーチング・心理学の知見を踏まえ、「叱る」悩みから解放される子育て法を紹介します。
「褒める」=「叱る」は同じこと。なぜなら「子どもが大事」「子どもには失敗をさせたくない」という根っこの気持ちが同じだから。といった考え方から、「子どもがスーパーのお菓子売り場で買って!と泣き暴れたら」「いつまでもぼんやりテレビを見ていたら」「宿題をしていないのに、していると嘘をついたら」「習い事をやめたいと言い出したら」…といった、場面ごとの対応まで。読んですぐに実践し、親子で変われるヒントが満載!
感想・レビュー・書評
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漫画と解説が交互に読めてわかりやすかった!
ここでも言われてるのは「できていることを褒める」
できないことに目が行きがちだけど、今当たり前にやれてることも半年前まではできなかったことだったりするんだよね。 -
子供を叱るときは「何故怒っているのか」を手短に伝える。
怒りを抑えられなくても自分を許してあげること。それくらい危機的状況にいるということだから。
自分の価値観を子供に押し付けない。「~すべき」はNG。時代が変われば正解も変わる可能性がある。
子供のイヤイヤは自己主張。
子供に怒りすぎたと思ったら、素直に子供に謝る。
子供にはぼーっとする時間が必要。ぼーっとしているときに体験したことが子供のインプットになる。
親が子供に与えることができるのは出会いのチャンスのみ。
それ以外は子供が自分で興味を持つのを根気よく見守ること。
子供のためになることはなにか、親が頑張っても見つけられるものではなく、子供の行動などに隠されている。日頃から子供をよく見ておけば自然とわかってくる。
夫と妻は「あなたと私」ではなく「私たち」と解釈して二人三脚でやっていくこと。
●イラっとしたらすぐできる心の切り替え技10
1、子供の言ったことを認めてみる
2、イヤイヤは自己主張である、と心で唱える
3、イヤイヤしていないときはほめまくる
4、ウソをついたら怒る前に悲しむ
5、「考えたらわかるでしょう」は9歳から
6、怒りが止まらないときは限界のSOSを呼ぶこと
7、怒っている相手は子供時代の自分かもしれない
8、たまには親子でぼーっとしてみよう
9、10分でいいから立ち止まって話を聞こう
10、夫婦の合言葉は「わたしたちは」
おまけ、自分と親の世代は違っていいと肝に銘じる -
我が家にもイヤイヤ期真っ盛り、さらに下の子が生まれてワガママ放題の3歳児がいるので、とても共感しながら読みました。
保育園に行く前の朝や、保育園から帰ってきた夕飯前の時間帯などに無茶を言うことが多いのですが、この子も大変なんだな〜、保育園で頑張ってるぶんストレス発散してるんだな〜、と優しい目で受け入れてあげると、ケロッとイヤイヤが収まったりするのは実体験で感じていました。
時間がないから!とイライラして怒ったり対応を雑にしているとかえってスムーズに事が進まないよなー。
それでも心に余裕がないと怒ってしまうこともあるけど...
そんな時は自分の心がSOSを出してるんだと理解して、休みをもらうようにしようっと。 -
ついイライラしちゃう&その後自己嫌悪に陥るので読んでみた。アンガーマネジメントの本とかより、対子どもに特化しているし実用的。これからに特に役立ちそう。