星降る夜になったら (MF文庫J)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040647234

作品紹介・あらすじ

この身が滅びようとも、佳乃を救いたい――。だけど、

《それだけを願っても救われないことは分かっていた》

花菱准汰の日常は、起きる⇒学校へ行く⇒遊ぶ⇒寝る。ただそれだけ、省エネで適当であることは彼らしさだった。渡良瀬佳乃は真逆。作業BGMでも、この作業に聴く音楽コレ、食べ物のベスト温度はコレと超が付くほどのこだわり派。
そんな2人はとある補修を通じて出会い、恋にも似た感情を抱くようになる。が、佳乃は謎の奇病に伏すことに。……しかし、奇跡は起きた。彼と彼女は他人となり、性格も変更され、生きることが許された。

――両思いが故にすれ違うことを選んだ、最高に美しくも儚い命の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 色んな感情がごちゃ混ぜになる
    喜び、驚き、悲しみ、憂鬱、何だろう。。。
    ただ、心に鋭いなにかが刺さったのだけはよくわかる。

    次に星降る夜を見たときになにを考えるのか?

    またこの気持ちを探しに行きたい。

    これは美しい恋を描いた物語だ。

  • 昔好きだった物語を思い出すような、そんな空気感の話。確かに自分は、こんなストーリーとこんなエンディングに浸っていた。そんな自分が、今も確かにいる。そんな気持ちにしてくれる。

  • 卒業式を間近に控えて進路も決まらず、高校卒業さえ危ういモラトリアムな花菱准汰。画家にして孤高の後輩・渡良瀬佳乃。二人は閏年の二月にのみ訪れる『スノードロップ彗星』に互いの幸福を願う。たとえ祈りが叶うと二人で一緒に歩むことができないと知っていても…。彼女にとっては幸せな結末だろうけど、彼にとってみてはどうなのか。エピローグの解釈はそれぞれだと思いますが、自分にとってはこの結末は心に残るものになりました。とても心が震えた作品。

  • タイトルに惹かれて購入しました。(フジファブリック好き)
    ライトノベルはほとんど読んだことなかったですが純粋に面白かったです。
    美術館に行ったり、星を見たくなる作品でした。

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