魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 2 (MFブックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 248
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040656342

作品紹介・あらすじ

婚約破棄されたことを機に、自分の好きなように生きると決めた、女性魔導具師のダリヤ。
気の赴くままにものづくりをするダリヤは、ある日魔物討伐部隊の騎士ヴォルフから、沼地への遠征は足元の環境が悪くて憂鬱だ、という部隊が抱える悩みを聞く。
「もしかしたら、これが効くかもしれません」「なんか、すごい形の靴下なんだけど!」
乾燥魔法を付与した五本指靴下と、風魔法を付与した中敷きをヴォルフに渡すダリヤだったが、前世の知識を活かしたそのアイテムは、魔物討伐部隊に衝撃をもたらして――!?
さらには人工の魔剣、冷蔵庫、魔物グルメなど、ダリヤのものづくりは多くの人を巻き込みつつ加速していく!
魔導具師ダリヤの、自由気ままなものづくりストーリー第二弾、開幕!

感想・レビュー・書評

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  • ダリヤと美形騎士ボルフレートとの魔導具開発と美味しい料理とお酒の話でいっぱいって感じかな。ダリヤは恋愛には感心なさそうだが、さてどうなっていくかな。5本指靴下でけっこう引っ張っているところは面白いね。

  • 5本指靴下と乾燥中敷に泡ポンプボトル編。ついでにヴォルフ専用の天狼の腕輪と靴乾燥機。過去編で防水布。
    いくらでもおしゃれでかわいかったり便利な魔導具は作れるだろうに、2巻で水虫対策⁇という結構びっくりな展開だった。でも、世界観について突き詰めて考えてるであろう作者さんらしいなと思ったり。魔物討伐部隊の環境、倒す敵や歩く道、移動手段、持ち物、装備等々考えると確かになーと思う。
    化粧品はある世界だしシェービングジェルとかもありそうだけどなみたいなとこはまぁあるけど、そんなん作者さんの自由だし、どんどんダリヤに作ってほしい。

  • 婚約破棄されたことを機に、自分の好きなように生きると決めた、転生者である女性魔導具士ダリヤ。
    今巻は、前巻よりもものづくり描写が多い印象。メインは五本指靴下と靴の中敷き。前世の知識を活かしたアイテムだけど、魔物討伐部隊には革命的な衝撃をもたらす(笑)
    あとは食事シーンの描写も相変わらず多く、そして美味しそう。それから、友人のヴォルフだけではなく、何気ない会話の場面も鮮やかな感じで、日常感が楽しい。くだらない会話が違和感なく挟まっているので、時々読んでて笑っちゃったりもする。丁寧で優しいこの作品の描写、私は結構好き。

  • 水虫について
    ポンプボトルや五本指の靴下等、ものつくりが多い2巻ですが、水虫についての説明が印象的でした。
    ダリアは王城に呼び出され、騎士団の人々に水虫の対策法を説明します。患っている人が多いのに、「うつる」ということが分かっていないのが不思議です。
    服飾工房のルチアが登場しますが、このルチアが主人公のスピンオフがあるようで、そちらも読んでみようと思います。

  • 沼での討伐に効くヴォルフに五本指靴下と乾燥中敷きを渡したダリヤ。水虫に効果ありと討伐部隊で大評判となり商会立ち上げ後初の大型受注となる。水虫対策の話が多かったですが、確かに革靴で湿気ありでは水虫は深刻ね。この世界では手足さえも再生させることができるかわりに「予防」に関心が払われていないのかな。商会長としての振る舞いや貴族との対応など初体験、学ぶことの多いダリヤ。母親のいない理由がわかって、婚約破棄とともに恋愛に臆病になるのがわかる気がした。

  • 自分の商会を立ち上げて、相変わらず魔導具作りに精を出すダリヤ。騎士である友人から沼地へ遠征するときに足元の環境が悪くて憂鬱だという話をきき、前世の知識を生かして作った魔法付与の五本指靴下と中敷きを渡す。それが部隊で大人気となり、大きな取引に発展することに‥
    騎士団のかっこいい武装も内情は大変なのが笑える。商会の人員も増えて騎士団との取引も決まり、今後の発展が楽しみ。

  • ネットにて大好きなお話です。

    番外編『父と娘の魔導具開発記録~防水布~』
    防水布の研究に作業場で寝落ちするダリアを見て思う。

    アンケート用『魔導具『五本指靴下と中敷き』と隊長』
    グラート視点、ニヤニヤと靴下を見つめ快適さを思う。

  • 主人公がちやほやされる。
    合間で、五本指靴下が騎士団に採用され、急遽大量生産のプロセスを整える話。
    医者でもなんでもない主人公の水虫治療法を騎士団がありがたがる。話が早くて助かる。

  • 2023/8/3
    仕事だるくても「通勤中にダリヤ読めるから」でだいぶテンションが上がる。
    私に負の感情を1mmももたらさない本。
    ありがてぇありがてぇ。
    マンガやらなろうやら電子書籍やらで何周もしてるのにまだいける。
    まだヴォルフがダリヤが危害を加えられたと思って静かな怒りを漲らすところは何往復もしちゃう。
    ご飯何杯でもいけるぞ。
    これが性癖よな。
    あとでもう1回読んどこ。

  • 水虫に終始していてつまらない

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著者プロフィール

「小説家になろう」投稿者出身。

「2022年 『魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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