本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784040657394
作品紹介・あらすじ
初めて出た退学者の衝撃冷めやらぬ中、1年最後の特別試験『選抜種目試験』がついに告知された。内容は総合力が問われるもので各クラスは筆記試験、将棋、トランプ、野球等、勝てると思う種目を10種選抜。本番では1クラスを相手に、ランダムに選択された7種の種目で争うというものだ。また各クラスには1名司令塔が存在し、勝てば特別な報酬が得られるが負ければ退学となるらしい。綾小路は自ら司令塔に立候補。そして坂柳が望んだ通り、AクラスとCクラスとの試験対決が決定する。「だが私は楽しみになったぞ綾小路。これでやっと、おまえの実力を見られるんだからな」綾小路VS坂柳の激戦必至の一騎打ち始まる!
みんなの感想まとめ
駆け引きと心理戦が織り成す緊張感あふれる特別試験が描かれ、読者を引き込む一冊。特に、坂柳の動機や彼女との対決が心に響き、感情の高まりを感じる場面が多く存在します。試験内容は多様で、将棋やトランプなどの...
感想・レビュー・書評
-
今回は騙し合いというより駆け引きの応酬のテスト。
坂柳までそうなのか…
モテすぎやろ綾小路。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
紛れもなくお気に入りの1冊になった。
前回のレビューで綾小路に目つける動機がみんな似てると言ったが撤回する。
冒頭で明きらかになった坂柳の動機には胸が熱くなり込み上げてくるものがあった。試験始まるまでは平田の男の涙の回以外はやや惰性で読んでいたが終盤の試験は駆け引きがあって久々に没入できた。
特にチェスの緊張感が良かった。坂柳有栖が特に好きになった。以下この巻の軽いネタバレになるが、本巻の坂柳のラストシーンは、綾小路の過去を見ているからこその思いやりある言動だったのであり恋愛的意味では無いはず。このシーンで涙出た。 -
背ラベル:913.6-キ-1-11
-
1年生編終了、ここまではアニメでみたところですね。
-
この巻での相手が相手なだけに殺伐とするかと思ったけれど、意外と冷静に話が進んでいく。
戦いよりも綾小路のクラスで退学者が出たことにより、心が砕けた(?)生徒がメインのように感じました。
それでも試験自体にはのめり込んで、読んでしまい、真相にブッ飛びー!!!(平野ノラさん風←)でした(笑)
今後、早々と敵対心剥き出しな奴等(?)をぶちのめす←ために、他のクラスと共闘するのか気になる! -
ついに坂柳と綾小路の決戦でした。戦いのあとにほっこりする場面もありました。また、ある人物が邪魔をしてきてしまいこれからどうなるのだろうと期待が高まります。
-
1年生最後の戦いが描かれる。ルールは複雑だが、山あり谷ありで楽しく読めた。クラスを超えた関係が芽生えて、かつ、真の敵?の存在が今後どう影響を与えるか、楽しみ。
-
1年生編最後の特別試験が描かれる巻。対決形式であり癖の強い試験であったように思うけれど、綾小路が奇手に打って出るようなことはなく、また対戦相手となった坂柳も真正面からの対決とある意味これまでのエピソードと比べたら、真っ当な内容となっているように感じられる
まあ、そもそも奇手を仕込む隙が小さく、対決の際に選定する競技も生徒たちの得意分野を優先して選ぶ必要があったからある意味当たり前の展開なのだけど
そういった意味では、この巻でクローズアップされるのは最後の特別試験に挑むそれぞれの心の内側。特に前巻で爆発した平田があのような形で落ちぶれ、そして救済されるとは思わなかったな
平田を退学させる道も選択肢に入れていた綾小路が堀北の為に必要な手札と思い、平田に最も必要な悪魔的助言を行った点も驚きだけど、あの高円寺が平田の尻を叩くような発言をするとは思わなんだ
そういえば、投票の際にも平田を刺激するような発言を敢えてしていたし、高円寺にとって平田はなにか注目する所のある人間だったりするんだろうか?まさかクラスの為に行動する気持ちが沸いてきたなんて事はないだろうし
また、この巻で意外な展開を一つ上げるとすればやはり龍園の復活だろうね。退学しなかったのだからいずれ復活する展開は有るだろうと思っていたけど、それがまさかこのタイミングでしかもBクラスを追い落とす為とは予想外だった!
彼がこの試験で行ったことは奇手が仕込みにくいタイプの試験ではかなりアナーキーな行いであると同時に龍園らしさに溢れた遣り方。Bクラスが敗れた瞬間には思わず爽快感を覚えてしまったよ
以前は力と恐怖によってクラスを支配していた龍園。しかし、その凋落によって逆に龍園の必要性がクラスに再認識された。
これからは龍園の支配の仕方も変わってくるだろうし、新生Cクラスがどれだけの追い上げを見せるのか気になってくる部分が有るね
他には、目立たない程度に香水を使い出した一ノ瀬の心の内とかちょっと気になってしまったりする
そしてこの巻でメインとなるのはやはり終盤の綾小路と坂柳のチェス盤上での直接対決か
序盤戦は別人に因るものとはいえ、両者ともに何の遠慮も無しの全力勝負。チェス描写が控えめだったことにより、迫力についてはあまり伝わってこない部分があったものの、二人がこのような形で戦ったのはやはり貴重な意味を持っているのだろうね
ただ、その後の話を見るに坂柳にとっては綾小路を上回ることよりも彼と戦うことそのものが大事だったのかな
持てる実力の全てを出し切り綾小路とぶつかり、そして長年伝えたかった想いを伝えられた坂柳はどこか普通の少女のように見えた
月城の問題は有るにせよ、これからの坂柳と綾小路は普通の友人のように付き合ったりとか有ったりするんだろうか?……それはそれで想像が難しかったりするけど
前回の投票、平田不在を期にクラスの中心的存在としての素質を確かにしていく堀北。堀北兄からも堀北の素質について言及が有ったし、そろそろ綾小路は堀北を真のリーダーとして成長させるために何かしら手を加えてきたりするのかな、と気になる巻だったように思う
著者プロフィール
衣笠彰梧の作品
本棚登録 :
感想 :
