ミニ書斎をつくろう (メディアファクトリー新書)

著者 :
  • メディアファクトリー
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本棚登録 : 234
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040660578

作品紹介・あらすじ

書斎がほしいが、自宅には空いている部屋がない。それなら、「ミニ書斎」をつくってみてはいかがだろうか。独立した書斎を持つことは難しくても、廊下やリビングの一角、階段下などの空きスペースを読書や趣味の世界に浸れる空間に変えることは可能だ。数々の狭小住宅を手がけ、居心地のいい空間づくりに定評のある建築家が、男の夢を現実にする福音の書!

感想・レビュー・書評

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  • タイトル通り、書斎を部屋として独立して作るのではなく、ミニ(1畳から2畳)で作るべき!男性は、という本。
     ミニ書斎の定義は、「寝室・リビング・廊下・階段などの一角に設けられた、広さ3畳以下の、世帯主の男性専用のスペース。男性はここで一人だけの自由な時間を過ごすことができる」とのこと。
     男性としては、籠る場所が必要というのは、特に子供が複数いる今はとても共感。一方、秘密基地が欲しい!といっても、意見の通る家は少ないでしょうけど。そこで、本書のようにデッドスペースを見つけて、少なくとも1畳のスペースで目線を区切る高さを目安に、自分専用のブースを作る、というのはアリですね。
     2013年の本なので、テレワークのテの字もない時期ではあるものの、むしろ今の方が実感・共感できる”男性”は多い気がします。
     人によっては、籠る感の度合いも違うそうなので、自分のタイプを判断すると良いというのは、いいですね。週末や休日の夜、家族が最も集まる時間帯に、リビングで少し難しめの本、例えば、自然科学、哲学、先端技術、経済学などの専門書を読んでみて、①書いている内容がすっと頭に入ってくる、または②同じページを何回見ても頭に入ってこない、など自分の状況を確認してみると良いそうです。①であれば、あまり完全な個室タイプは不要で、リビングの一角にブースっぽく作るので充分ですが、②のタイプは、結構しっかりした閉鎖空間が必要なタイプだそうです。私は①なので、今もリビングでテレワークしていますが。
     四畳半の個室をまるまる使えるようになったらな・・・と思う人も多いでしょうけど「起きて半畳 寝て1畳、天下とっても二合半」と、必要以上に高望みしてもしょうがないという諺も、居心地のよい1畳のスペースを作る研究をしようと思わせてもらえました。

  • 所要時間:2
    印象的な文章:ミニ書斎を「趣味の世界における終の棲家」と位置づけ、自分にとって「究極の形」を探究し続けていく生き方も美しいと思います。
    オススメ度:
    身内 4
    身内以外 2
    過去の自分(20歳) 2
    未来の自分(60歳) 3
    子供が【25】歳のときに読んで欲しい

    自分のやりたいこと、趣味に没頭できる秘密基地を作る。それにより人生豊かになり、家族全体の幸せにもつながる。
    スペースがないなりにも自分専用の空間を作り出してライフワークを作ろう。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 書斎とは何か/第2章 ミニ書斎づくりの考え方/第3章 自宅にミニ書斎をつくる9のアイデア/第4章 快適なミニ書斎をつくるために/第5章 DIYでつくる三種の神器/第6章 ミニ書斎から独立した書斎へ

  • 家族の理解を得ることが第一。2畳でよいので自分のスペースを作り、自分の時間を持つ。スペースだけではなく、時間も念頭に考える。同じ空間でも時間をずらせば使える部分がある。

  • すでに納戸をミニ書斎として活用している。書斎こそ男のスペース。

    <目次>
    [はじめに] いまこそ、ミニ書斎のススメ
    第1章 書斎とは何か
    第2章 ミニ書斎づくりの考え方
    第3章 自宅にミニ書斎をつくる9のアイデア
    第4章 快適なミニ書斎をつくるために
    第5章 DIYでつくる三種の神器
    第6章 ミニ書斎から独立した書斎へ
    [おわりに] いま、なぜミニ書斎なのか

    <メモ>
    書斎とは、その家の主(世帯主である夫や父親)が専有できる、趣味や仕事など好きなこことに没頭するための独立した部屋である。(p15)
    『ミニ書斎をつくろう』という本書のタイトルは、実は「趣味を持とう」と同義なのです。(p38)
    ミニ書斎とは、寝室・リビング・廊下・階段などの一角に設けられた、広さ3畳以下の、世帯主の男性用のスペース。男性はここで一人だけの自由な時間を過ごすことができる。(p42)
    ミニ書斎を作る場所
    ・押入れの中段をデスクにする
    ・押入れの中段を外す
    ・階段最上部
    ・階段下
    ・廊下
    ・リビングの一角
    ・寝室の一角
    ・玄関・クローゼット・トイレ
    ・屋外
    空間三原則
    ・透ける
    ・兼ねる
    ・抜ける
    妙喜庵の待庵:利休の茶室

    2013.12.15 新刊巡回で見つける。
    2014.02.15 読了

  • -

  •  書斎という空間は、イメージとしては本棚に囲まれた薄暗いスペースという印象だが、ここではもっと手軽な「趣味の空間」として書斎を作ることを提案している。何も多くの本に囲まれる必要はなく、自分なりに孤独になれる空間として書斎を作ろうというもので興味深く読了した。

  • 一部屋つくろうというものではなく、リビングの一角を仕切って、そこを書斎っぽくしようという本。こどもの勉強部屋づくりにも応用できるスペース有効利用のアイディア集

  • 学ぶことは多少ある内容です。
    「ミニ書斎」というタイトルから、私のような独身者向けの内容になってると勘違いしてしまったため、内容の8割はただ読むだけになってしまった。
    世の既婚男性が狭いスペースをいかに活かすかという内容になっていて、該当する方は読んで損はないだろう。
    非常に簡単で安価に実現できる具体例も多くあるが、逆にいうと安っぽさが目立つなぁと感じました。

  • こもると言っても窓は必要。
    気に入らなかったら修正する。

  • 2015年10月25日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「もっと売れていい本」。

  • 書斎についてのこだわりが詰まった1冊。狭小住宅の設計に長年関わった著者のノウハウがちりばめられている。こういった書斎についての本には、「自分の時間がもてる」とか、「家族といえどもプライバシーを重視するために」とか言う理由で書斎を作ることを薦めている本が多いが、この本の著者は、家族との関わりをとても重視しており、隔離された書斎よりも、リビングの片隅や寝室の一部のスペースに書斎を作る事を推奨している。私は隔離された書斎をもっているが、この本を読んで、そこを家族のために共用の部屋とし、寝室のロフトにミニ書斎を作る事にした。本を読んで自分の行動が変わる、この瞬間が堪らない。

  • ふむふむ

  • ディフォルメされたイラストでは階段の踊り場だったり廊下が結構な広さのデットスペースとして描かれておりツッコミたくなる。
    写真で載っていたらなとは思いました。

  • ミニ書斎づくり、参考になる。論理的インテリアの本。

  • 常識的な本。ヒントは、広さ2畳、椅子に座ったまま500冊の本に手が届くように設計。

  • 第1章 書斎とは何か
    第2章 ミニ書斎づくりの考え方
    第3章 自宅にミニ書斎をつくる9のアイデア
    第4章 快適なミニ書斎をつくるために
    第5章 DIYでつくる三種の神器
    第6章 ミニ書斎から独立した書斎へ

  •  書斎というよりもちょっとした作業空間と言った感じだが、そのちょっとした空間をどう作るかを紹介している。どこに作ることができるか、その場所に設置する上での注意点、そしてミニ書斎をもつ心構えといったことをまとめているが、言われてみれば当たり前のことばかりであった。簡単な自作方法も紹介してあったがこちらもDIYの定番といった感じで目新しさは感じなかった。ただ、建築家ということもあり、一定の説得力はあった。

  • 考えてみれば、週末午前中のリビングこそ、まさにミニ書斎と成り得るが、自分のお気に入りを持ち込んだり、私物を出しっぱなしに出来ないのが玉に瑕。お気に入りの筆記用具、ノート・メモ類を揃えれば、今よりは気分は増すか。本当は読書用のいすが欲しいところだが、スペース確保に問題が。

  • 書斎=秘密基地=男の城
    浪漫を感じます。
    書斎1つとっても、人口ピラミッドの問題が絡むことに驚く。
    「来し方行末」にじっと思いを馳せる時間が私にも必要です。

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