魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉8 (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040661544

作品紹介・あらすじ

トルバラン率いる海賊の残党によるレグニーツァ襲撃を受け、双剣の戦姫サーシャは病身を押して決死の出陣をする。普段は敵対するエリザヴェータとの共同作戦の下、消えゆく命の灯火を燃やしながら壮絶な戦いを繰り広げるサーシャの美しい姿は、見るものにある"伝説上の生物"を連想させた。一方、ティグル行方不明の報を受けて傷心を引きずるエレンは、サーシャの危機に駆けつけようと戦地へと急ぐが-。そして、静かに暗躍するヴァレンティナの企み。海賊の残党が潜んでいた海岸でエリザヴェータが出会った"ある男"とは…?時代を揺り動かす大きな波に呼応するように、新たなる伝説が生まれていく!大人気最強戦姫ファンタジー第8弾!

感想・レビュー・書評

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  • 主人公不在の話。
    魔物の話はあんまり引っ張らへんかったな。
    そして、また内戦か。

  • ネタバレ オルシーナ海戦からジスタート内乱の萌芽へ…。後者は後の種まきだろうが、前者のサーシャ(ちょこっとエリザヴェータ)対トルバランはこれまでの個人対決の中で圧巻。そしてサーシャ退場へ…。PS.ティグル視点、エレン視点で物語が展開しないのに、ストーリーがきちんと進むのは、世界観がきちんと構築されていることと、主役以外の脇のキャラクターの個性が確立されているからだろうなぁ。

  • 悲しいね。

  • 好きなシリーズなんだけど、この巻は個人的に残念な内容だった。
    まず、主人公であるティグルがほとんど出てこない。これだけでもう減点80。見どころなし。
    作者は「この物語の主人公はティグルブルムド・ヴォルンと戦姫達です」ってところなのかもしれない。
    戦姫のサーシャが目いっぱい活躍してるから主人公不在じゃないですよ?って言いたいんだろうけど、俺としては、この物語の主人公はティグルなわけよ。
    ティグルが出てこないと話にならんのよ。面白くねーのよ。
    全然駄目。ひどい。残念。
    そんで、前巻の感想でも書いたけど、死病ヒロインって大っ嫌いなんだよね。
    死ぬ死ぬヒロインってすげー萎えるの。
    サーシャはいいキャラだけど、どうせ死ぬんだったたら静かにとっとと早く退場してほしかった。
    いい話でしたよ?いいキャラでしたよ?トルバラン戦面白かったですよ?
    でもどうせ死ぬのがわかりきってるんだから、見せ場なんかいらんのよ。これが男キャラだとまた違うんだけど、死病ヒロインはホント駄目。

    サーシャが退場してくれて正直ほっとしたけど、この8巻の見どころの半分は死病サーシャが作ってるから、個人的にまったく楽しめなかった。
    いや別にヒロインが死んでもいいのよ。戦姫なんだから、戦死する場面はあってもいい。
    だが死病は駄目だ。キャラに価値を見出せない。どうせ死ぬんでしょ?としか思えない。

    あとはまあ、必要だってのはわかるんだけど、サブキャラの王権争いとかが蛇足過ぎる。
    いやこれもあっていいのよ。むしろあったほうがいいんだけど、それは主人公の活躍とかのツマであるべきなの。
    主人公がまったく活躍しないこの巻で、次の巻のための準備とわかりきっている第三勢力の王権争いなんて、読んでてちっとも面白くないのよ。
    その後で主人公が活躍するからこそ、そのめんどくさい無駄知識も楽しめるんだけど、メインディッシュがテーブルの上にないのに、大根の千切りだけ食わされるようなもんなわけで。いらいらするわ!ホント。

    最後に、エリザヴェータとティグルの関係も残念すぎる。
    せっかくティグルが記憶喪失という非常に美味しいシチュエーションなんだから、もっとティグルとエリザヴェータの関係を掘り下げてほしかった。
    エリザヴェータがティグルにこだわるようになるまでの描写が少なすぎる。
    もっと交流させて、お互いの信頼を高めるようなエピソードがほしかった。
    なにこれ?ティグルが行方不明になった意味も、記憶喪失になった価値も、まったく生かせてない。
    もっと・・もっとやりようがあったんじゃないか?
    出来ることが、すべきことが、やっておくべきことが、まだまだあったんじゃないの?

    こころのそこから、この8巻は残念な内容だった。
    もっと・・・もっと・・・みたいところがあったのに。
    記憶喪失になったティグル視点で、もっと丁寧にエリザヴェータとの交流を描いてほしかった。
    オルガとの交流はあんなに丁寧だったのに。

  • サーシャは前巻のトルバランとの邂逅でイヤな予感はしてたけど、一度目はすんなり終わったらから無事と思いきや…それでもトルバランを仕留めた最後の闘いは圧巻でした。煌炎がどんな人の元へ飛んだのかも気になりますね。行方不明となっていたティグル=ウルスは何の因果かエリザヴェータの元へ。今巻でエリザヴェータの印象が少し変わったかも。ラストではエレンと一触即発状態だったけど、これも王位継承問題に絡めて暗躍してるヴァレンティナの掌の上のことだろうか。黒弓の行方と言い、いろいろと伏線あるし次が楽しみ。

  • 登場はしていたもののバトルの無かったサーシャが暴れまくる巻。ティグルへのフラグが立たなかった戦姫から順に回収していくらしい(たぶん違う)。世界観の広がりに対して主人公の能力が高止まりしてて、始めの初々しさを懐かしく思ってたら、まさかのリセットとは。エレンとエリザのやり取りで急にラブコメ始めてて、次巻は恋する乙女路線に変更か?(たぶん違う)。

  •  今度は海上戦。海賊をとっちめるためにサーシャが病身に鞭打って無茶するはなし。海に落ちた主人公は記憶失ってよその戦姫に使えることになるというニヤニヤ展開が! でも案外すぐ記憶を取り戻しちゃいそう。

  • ティグルを巡ってエレンとエリザベータが内乱そっちのけでガチバトルな展開が笑えた。

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著者プロフィール

2006年、第18回富士見ファンタジア長編小説大賞にて「戦鬼」で大賞を受賞。

「2015年 『魔弾の王と戦姫 8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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