怪談を書く怪談 (幽ブックス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040661889

作品紹介・あらすじ

禍々しいモノが外にいる-。五年ぶりの怪談実話集。書き下ろし三篇を収録。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろい!
    幅広く“神霊的な物”の実体験の話。
    怪異とはすごくバラエティ豊かな世界…
    私としてはこれからも、自分の周囲は今のまま、この様な存在とはぼんやりとした良い関係でいてもらいたいです…

  • 平安時代に陰陽道が最先端の学問であったように現在は科学が最先端の学問なのでしょう。
    だからと言って科学が万能だとも科学的に証明出来ない事は嘘だとも思いません。
    でも、私は「視えない」ので、エッセイとして読むのはちょっと辛い。
    『怪談を書く怪談』を基に書いた『感染る写真』の方が愉しく読めます。

  • 茶目っ気と人情と気の強さの上に語られる加門さんの語りは私にとても合っているのか、加門作品には不思議と疲れが癒されます。
    加門さんの日常に起こった怪異を集めたこのエッセイ、ネタとしては一般人のちょっと変わった経験レベルのものもあるのですが、後日談が加わることで「プロだなあ」と思わされる話のまとめになっています。
    どれも恐怖というほどおどろおどろしくない、まさに「怪」と表現したくなる現象なのもマル。
    しかし物乞いか!と実母に怒られるほど人からものをもらうという加門さんの逸話が一番「怪」でした。

  •  なにか怪しい、常ならずものを見る作家が、実話怪談を書き記すなかで起きた怪談を書いた本。
     恐ろしいというよりは、何か、別の世界にいる何かとの遭遇記のような感覚がある。
     三味線の話がなんともせつないというか、美しい。あの三味線の音を聞いてみたかった。

  • 図書館で借りた本。オカルト話の短編集。船玉さまと三味線弾きの男性の話が面白かった。怪談を書く怪談は、恐怖の心霊写真集の本が怖くて今だに内容を見れないとの話だったが、私はその本を買ってじっくり見た思い出がある。そこまで怖くなかった記憶しかないが、見る人によって感化させるのかな?と思った話だった。

  • 『怪談徒然草』とは違い、もう少し淡々とやさしく不思議な話が語られている。故に怖くはなかったが、とても面白かった。

  • 『怪談実話系』シリーズで読んだものが多かったけれど、未読のものも少しだけありました。
    ものすごく怖い!というよりも、ぞわぞわする感じ。『とある三味線弾きのこと』のような不思議なお話も魅力的でした(この話は描写も美しかった)。

  • 2017 10/2

  • 名前は知ってたけど、ちゃんと読んだのは初めてかも?ここのところ実話系の怪談にハマってて、これは怪異を突き放して見ているところが面白かった。

  • 夏なので、ホラー読もうと思い目に入った。短編のホラーになっていて、作者が実際に体験した話を書いてある。ぞっとした話から、少し不思議な話、等色々な話があり、とても面白かった。初めて作者を読む人にとっては、一話が短いので入りやすいと思う。

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著者プロフィール

加門七海
<プロフィール>
東京都生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』でデビュー。伝奇小説・ホラー小説を執筆するかたわら、オカルト・風水・民俗学などへの造詣を生かしたノンフィクションも発表。自身の心霊体験をもとにした怪談実話でも人気を博す。小説に『203号室』『祝山』など、ノンフィクション・エッセイに『大江戸魔方陣』『お咒い日和』『墨東地霊散歩』『加門七海の鬼神伝説』など、怪談実話に『怪談徒然草』『怪のはなし』など多数。

「2023年 『神を創った男 大江匡房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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