失物屋マヨヒガ (幽ブックス)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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本棚登録 : 85
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040663678

作品紹介・あらすじ

幻の商店街にある駄菓子屋マヨヒガには、奇妙な少年マヨイガがいる。彼に会えば、失くしてしまった物を取り戻すことができるらしい。それが亡き人だとしても。神か悪魔か-少年をめぐる、懐かしくも怪しい物語がはじまる。

感想・レビュー・書評

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  • 一つ一つの物語を紐解いていくと繋がっていて、面白かったです

  • ライターは金平の孫。
    大輝はライターの息子。
    つまり、大輝は金平の曾孫にあたるはず…
    それなのに金平に「なに失くしたんだよ」と問われて「あんたの孫だよ。俺の息子。」
    ライターは、自分自身を探しに来たって事…?
    どなたかこの謎解きの答えを教えてください。

  • 幻の商店街にある駄菓子屋
    そこでは失くしたものを取り戻すことができる
    ふわふわ怪しい世界がよいです

  • タイトルと駄菓子屋のイラストにひかれて借りてみました。

    自分のなくしたものがなんでもおいてある店『マヨヒガ』。
    「おやすくしとこ」ー少年が品に付ける値段は、同等の大切なもの。『マヨヒガ』という店を巡り、様々な人々の話が繋がっていくー。
    うん、面白い。

    2014/07/23

  • マヨヒガという少年に昔懐かしい駄菓子屋で出会うと、自分の大切なものとひきかえに、失くしたものを交換できる。そして物語がループしてる感がちょっとこわい。

  • そこに行けば、懐かしいものが手に入る。
    子供の頃手放したおもちゃだったり、人だったり。

    続いているような、続いてないような話。
    一体誰がどこの位置で、どういう関係なのか。
    半分も読んで行けば、多少分かってきますが
    最後の最後まで、繋がりが分かりません。
    あの話は? というものが突如出てきたりで
    頭が混乱してきて、戻ってみたり。

    ラスト、服のポケットの多さの謎に
    驚くべきか、呆然とするべきか。
    少々気になるのは、うすっぺら系の人が
    何を代価としたのか。
    分かるような、分からないような。

  • 途中までは同じような話で読むのをやめようかと思いました。
    あまり好みではありませんでした。

  • 「幻の商店街にある駄菓子屋マヨヒガには、奇妙な少年マヨイガがいる。彼に会えば、失くしてしまった物を取り戻すことができるらしい。それが亡き人だとしても。神か悪魔か―少年をめぐる、懐かしくも怪しい物語がはじまる。」
    設定が素晴らし過ぎる!

  • 失くしたものを取り戻せるという不思議な場所を巡るホラー。ホラーだけれどあまり怖くはなく、ノスタルジックな雰囲気に溢れています。登場する異形の者たちもなんだかユーモラス。でもああはなりたくないかも……。
    物のみならずなんでも取り戻せるのは魅力的だけれど、大切なものを取り戻すための代償が悩ましいところだなあ。そして不思議な少年マヨヒガの正体も気になるところ。あの服装の意味は、考えるだに切ないです。

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著者プロフィール

黒 史郎 (くろ・しろう)

小説家として活動する傍ら、実話怪談も多く手掛ける。「実話蒐録集」シリーズ、「異界怪談」シリーズ『暗渠』『底無』『暗狩』『生闇』『闇憑』、『黒塗怪談 笑う裂傷女』『黒怪談傑作選 闇の舌』『ボギー 怪異考察士の憶測』『実話怪談 黒異譚』『川崎怪談』ほか。共著に「FKB饗宴」「怪談五色」「百物語」「怪談四十九夜」「瞬殺怪談」各シリーズ、『未成仏百物語』『黄泉つなぎ百物語』『ひどい民話を語る会』など。

「2023年 『横浜怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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