小説 言の葉の庭 (ダ・ヴィンチブックス)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
4.20
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本棚登録 : 1080
感想 : 125
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040663999

感想・レビュー・書評

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  • もしかしたら、今まで読んだ中で・・・・一番、好きかもしれない。
    言葉と気持ちと、描写が、浮かぶ。

  • 孤悲のお話。感情移入がやばかった。いろいろ考えてしまう。特にいろいろ考えてしまうタイミングでした。

    という感情と、本の評価としては、
    荒い。新海誠の小説家としては未熟な文章が荒い、が逆に瑞々しい。感情の方向性も映画と同じで良いので、読んでて気持ちいい、清々しい。
    映画をボリュームアップさせた内容で、映画を見た人も補完されたように満足すると思います。

  • 映画は未見です。新海さんの映像作品がとても好きで、小説を書かれたということで興味を持ち読んでみたのですが、文章、きれいでさらさらとしていてとても好きでした。
    軸となるのは孝雄と雪野の二人の話なのですが、色々な登場人物の視点から描かれており、この人はこの人からみたらこういう人物に見えるのか…という人によって人物のとらえ方が違うのがリアルに感じられてよかったです。
    結末は、きっと悲しいものになるのだろう…と勝手に今までの作品のイメージで思っていたのでラストに「あっあれー??」と驚き。でもこういうめでたしめでたしでよかった。素直にいい読後感を味わえました。

  • 凄い。情景描写がとても上手い。文章が景色に変わるようだった。目の前にその光景が広がるような。
    映画とセットでみると面白いと思います。

  • 私は映画を見ていない。
    小説しか知らないが、情景が目に映るようで、どのシーンもいちいち美しい。独特の静けさが漂っていて、語り部が、どんなに悲惨な状況にあっても、その静けさが、清浄さを保っている。
    あまりにきれいなままで、この先どうなるんだろうと心配になったが、希望が見えてよかった。

  • 誰しもが物語の主人公であり、誰かの物語の脇役であり、その中で、雪野と孝雄の不器用な交流が、不思議と心地よい。舞台は新宿だけど、都会とか田舎とか、そいう時空を越えたところでの物語に、著者らしさを感じた。
    アニメだと、雪野から逃げただけの元カレや、加害者でしかない相澤の視点があって、だからといって特に同情めいた話ではなくどこにでもある話で、なおさら、雪野と孝雄には幸せになってもらいたい、と。

  • きゅんきゅんするー
    新海誠氏の文章はそういうところが好き。

    本当に切ないっていうか。
    うん、いいよね。
    純粋に好きだな。

    カバーの緑色も素敵なのだ!

  • DVDを見た後に読みました。
    深く入ることができて良かったです。

  • なるかみの すこしとよみて さしくもり あめもふらんか きみをとどめん

    ひとつの短歌に込められた、切なる思い。
    それと同じくらい、たくさんの感情と風景がつまった世界だった。
    わたしは映画も繰り返し観ている。
    だから、ここはアニメーションになっていたとか、ここはこんな風に話していたのかとか、そういうことがわかる。
    でも映画を見ていなくても、小説として、好きだと思った。
    言葉にするのが勿体無いくらい、いろんな情景が過った。
    これは映像化できないですね、新海監督(笑)なんて思ったりもしながら。

  • アニメとはまた違う、細かに多くの主人公を追いかけられる。春のみずみずしい感覚。

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著者プロフィール

1973年生まれ、長野県出身。
2002年、ほとんど個人で制作した短編作品『ほしのこえ』でデビュー。
2016年『君の名は。』、2019年『天気の子』、2022年『すずめの戸締まり』公開、監督として国内外で高い評価と支持を受けている。

「2023年 『すずめの戸締まり(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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