ハンガー・ゲーム2 下燃え広がる炎 (文庫ダ・ヴィンチ)
- KADOKAWA/メディアファクトリー (2012年9月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040664170
作品紹介・あらすじ
ふたたび、闘技場へ-。節目の記念大会となる第75回「ハンガー・ゲーム」は、特別なルールが適用された-「過去の勝者から出場者を選ぶ」。カットニスとピータは、またもや悪夢のようなゲームに身を投じることとなった。「わたしのすべてを賭けて、ピータを守ってみせる」と、カットニスは心に誓うが。前回を上回る苛酷なサバイバル・ゲームが幕を開ける。
感想・レビュー・書評
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もう夢中になって読んでしまった。
ゲームが終わっても自分らしく生きられないカットニス。
そして各地区で燻っていく炎。
ハンガーゲームがメインではないのに(実際ゲームが始まるのは下巻から)ここまでぐいぐい物語を引っ張っていくなんて。
カットニスがピータと表面上の恋人同士になってしまったことでピータと友達にも恋人にもなれず、行き場のない気持ちを抱えているところが辛かった。
カットニスがキャピトルでは見せ物パンダとして、各地区では希望として祭り上げられるわけだけど、どっちにしろカットニスの意志なんてものは尊重されず、彼女は1ミリも幸せなんかではないことをちゃんと描いているところが良い。
誰かを何かのシンボルにすることはその人を踏み躙ることになる。
その人が意思表示をしない限りは。
私達も気を抜いていたらやってしまうかもしれない。
その危険性をカットニスの視点で読ませるスーザン・コリンズの筆力よ。
こういうところ、ちゃんとしているなと思う。
辛面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
正直ちゃんとハンガーゲームなんはもはやここまでやけど面白い
ジョアンナもここで好きになるお前良い奴すぎやわ -
2012/10