新卒で“給食のおばさん"になりました〜女の園は敵だらけ〜
- KADOKAWA/メディアファクトリー (2013年6月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040666471
作品紹介・あらすじ
調理師学校を卒業したルミは、病院の給食調理師として晴れて社会人デビュー!しかし、そこは女だらけの職場。ひと筋縄ではいかない、濃い〜い先輩方に囲まれ働く毎日は…!?第21回コミックエッセイプチ大賞"A賞"受賞。
感想・レビュー・書評
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病院の給食おねぇさんとして
働く著者のお仕事エッセイ。
女だけの職場は大変!だとは良く聞くが
この可愛らしいイラストにて、その憤りを伝えようとしている意図からも速攻汲み取れるように、
なんだかんだ起こっても、
最終的には職場に馴染んでいる。
よっぽどな人さえいなければ、
職場ってこんなもんだよな~、という
本を開く前の
想像の域を越えない感じ。
ただ、フト。
男だけの職場ってどうなんだろ?
と、いう興味は湧いた。
きりんさんのクレーン車。
工事現場を囲む、鉄柵に描かれたキティちゃんのイラスト。
無造作に活けられた造花。
最近の工事現場の
ちょっとした癒し、が超ツボの私は、
ここで働く屈強な男達のエッセィなんかは面白そう、と思うのだが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
女の園で働く病院食の調理士の話。
力仕事、計算、人間関係など大変そうだけど諦めずに仕事を覚えてうまく働いてる主人公を応援したくなった。仕事場に空調を入れてはいけないのだろうか。暑さ、寒さが辛そうだった。
もう少し踏み込んだ登場人物の背景なども知りたかった。 -
数百人の食事をたった数人で作ってしまう、
給食に関わる人たちの仕事ぶりと人間模様が
よくわかるコミックエッセイ。
食中毒予防、アレルギー食、病人食等々、
現場の大変さを知ることができる。
作っている人達に感謝して食べなくては、
と、しみじみ思いました。 -
読み物かと思って入手したけど、フル漫画だった。
副題で”女の園は敵だらけ”とあるけど、ちょっと受け狙いで強調し過ぎかな。 良い意味で、ギスギスはしておらず安心。
「給食のおにいさん」シリーズ(小説)を読んでいるので、別の著者目線での描写を読んでみたかった。 病院内の食堂の調理師で、激務の様子は新鮮な驚きも有り。
確かに、オバサンパワーは凄い!
自分も学生の頃に、市場近くの24時間営業の食堂で洗い場・兼調理助手の夜間バイトをしたことがあるのだが、そこにもいた。
厚化粧で、正に鬼の形相の超破壊神おばはん。
確かに、仕事は出来る。早いし段取りが良い。
でも、邪魔臭い・気に入らないと感じた相手には罵詈雑言!
職場の雰囲気への気遣いとか、お客さんにまで聞こえるだろう?とかの気遣いゼロ!
正社員の調理師さんとかも口出しできない。
俺が血祭りにあげられた時も、誰も目も合わせてくれなかった...。とばっちり食っちゃたまらんとばかりに...。
この本では、そんな殺伐とした内容は無い。良かった。 -
調理師の学校を卒業した後、一体どうするか。
希望よりも条件第一! で探したのが、給食。
男性は縦繋がり、女性は横繋がり、と言いますが
女だらけになると、横も縦も繋がるものでしょうか?
職場が職場なので、使っているものもすごい。
右も左も凶器だらけ、とは聞いた事がありますが
野菜の刃が、絵で書かれているだけなのに恐ろしい。
あれが己の身に…と思うとぞっとします。
それをいうなら、油にうっかり手をついた、という
その現実も怖いですが。
どこもかしこも体力勝負。
しかし給食は時間とも勝負。
時間きっかり、とはいえ、勝負所が色々あって
大変すぎます。