八男って、それはないでしょう! 1 (MFブックス)
- KADOKAWA/メディアファクトリー (2014年4月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040667195
作品紹介・あらすじ
ある日の朝、目を覚ますと…平凡な若手商社マンである一宮信吾(25)は、僻地に領地を持つ貧乏貴族の八男ヴェンデリン(5)という存在意義さえ怪しい子供に憑依していた。信吾は、家門と領地継承もなく、内政無双の知識もないこの身と己に絶望するも、魔法の才能に恵まれたという一点を突破口に独立を目指す。この物語は、そんな若造が魔法で金を稼ぎ自由に生きる(もちろん世界なんて救わない)、当面は脱ボッチのお話である。それと、結局人の営みで発生する柵(しがらみ)からは逃れられない…という話でもある。
感想・レビュー・書評
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MF文庫は相変わらず作者選びのセンスがない。
大体の内容はアマゾンで酷評されてる通りで、11才の時点で努力は関係なくただの才能と作者のご都合采配だけで一生遊んで暮らせるだけの資材&金をゲットし、高難易度の魔法を自力習得しながらやるのは自分の欲望を満たす事、現代人でもそうそうない精製知識はお都合設定によって最初から持っていたものとされ「それ面白いと思ってやってる?」と思わせる。
仲間との出会いについては「ヒロインが身勝手なので強制的に組ませられる事になりました」という一言で解決され流石に身の毛がよだった。
主人公至上もこういう方向性だと中々反吐が出る。
文章はお世辞にも上手い訳ではないし人を引きこむようなストーリー展開でもない。
ただひたすらお都合無双が続くだけ、絵師さんの無駄遣いだと言わざるをえない。 -
小説家になろう、からの書籍化。
成人男性が転生し、異世界で子供からやり直す。
しかも魔力が異常に高くチート級。
ってところは同じく小説家になろう畑の無職転生とまったく同じタイプ。
小説家になろうでの人気も4位ということで結構期待していたんだけど、文章センスがかなり稚拙に感じられて読むのが厳しい。
表現のセンスが微妙に合わない。
例えば、「事件が糸を引く」という言い方。
これは「事件が尾を引く」と表現してくれた方が、俺的にはすんなり頭に入ってくる。
糸を引くと言うなら「事件の裏で糸を引く」という使い方が俺的には自然。
「5年前の事件が糸を引いている」って、納豆かよ!ネバネバかよ!と突っ込みたくなってしまう。
他にも「この森は我が家の森だから出入り自由」みたいな言い回しがあったりする。
これも「ここは我が家の森だから」とか「この森は我が家の領土だから」のような表現が自然に思える。
一文で同じ単語を二つ並べるような表現はくどく感じるし、あまり洗練されていないように感じてしまう。
そんな文章が一ページにいくつも並ぶので、どうも文章的なセンスが合わない、読みにくいと感じてしまう。(汗)
まあ素人文章としては十分楽しめるレベルだとは思うんだけど、設定がよく似たタイプの無職転生あたりと比べちゃうとどうもね・・。
正直、なぜこの程度の作品が4位なんだ?と感じつつ読み進めている。
そのうちこなれてきて評価が変わってくるのかもしれないけど・・はて。
ちなみに、件の無職転生は同サイト人気1位。
最近読んでなかなか面白かった転生スライムは同サイト8位。
そんでコレが4位。うーん・・・コレで4位?謎だ。
・・・これは・・・だめだな・・・。
まったく面白くない。orz
主人公の生きる目的っつーか、目標みたいなものがまったく見えてこない。
有り余る魔法の才能と、一生かけても使いきれないほどの財力、若さと自由、およそ人が望む全てのものを最初から手にしている主人公。
自由に暮らせる豪華な家や、同性の親友、異性の友人も転がり込むように全てが手に入る。
それでいて、主人公には特に目的らしいものもなく、なんとなく学校に通うようになる。
ぶっちゃけ、ワナビ作家に恐ろしく都合の良い物語なわけだけど、表面上で主人公にあらゆる豪華得点を貼り付けているだけで、物語的にもキャラクター的にもまったく面白くならない。
キャラの書き分けも曖昧だから、台詞が並ぶと誰がしゃべってるのかわかりづらいし。
主人公ヴェルと親友エルの言葉遣いがまったく一緒とか、名前も似てるせいでホントわかりづらい。
他のキャラも無駄に長い上に非常に覚えにくい名前ばかり出し。
これで4位?まじで?なんで?
改めて、自分のセンスに自信がなくなる。orz
無職転生が1位と知ったときには、自分の感性も世間とそれほど大きくずれているわけではないのかとうれしく思えたものだったが、やっぱり俺のセンスがおかしいんだろうか。
今後面白くなるのかもしれないけど、1巻時点でこの作品は文章的にも設定的にもキャラクター的にもいいとこなしとしか思えなかった。
でも4位だし。これから面白くなるのかなぁ。うーん・・・。 -
独身商社マンが異世界の零細貴族の八男ヴェルに転生。
この世界では珍しい魔法使いの才能があった。
閉鎖的で将来性のない領地で、爵位の相続問題に揉める前に冒険者でして身を立てることにする。
エル、イーナ、ルイーゼと同期でパーティを組み冒険者予備校に励む。
夏休み兄の結婚式と観光をかねて王都に向かう途中、とんでもない魔物にエンカウントする。
なんとかなるが、それがドロドロのしがらみの始まりだった。 -
流行りの転生物。
文章は素人っぽいが、それなりに楽しんだ。
漫画を読む感じ。 -
【図書館本】イラストで手に取った。転生(憑依)俺TSUEEEEもの、嫌いじゃないのでサクサク読めた。ただ女の子視点の口調が苦手だったのと、名前(地名)が覚えられなくてカタカナの羅列を見るのも苦痛で愛称(とイラスト)だけインプット。イラストほんと可愛い。タイトルが生かされてなくて浮いてる感じがする。“それはないでしょう!”な展開がないので。もっと別タイトルでも良かったのでは? 説明的な部分はしんどかったけど、文章自体は読みやすかったしストーリーも楽しく、続きが気になる。