拝み屋郷内 怪談始末 (MF文庫ダ・ヴィンチ)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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本棚登録 : 91
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040667454

作品紹介・あらすじ

拝み屋が見聞きした怪談実話!-語ることが、おそらく供養にもつながる。戸の隙間から覗く女の目。悪質な霊能者に傾倒した家族の末路。著者が長年つきまとわれている謎の少女。毎年の盆に名前を呼ぶ声。決して語ってはならない封印怪談。東北の山中で拝み屋を営むかたわら見聞きした鮮烈な怪異を書き上げる。自身の体験談をも含む怪談実話集。第5回『幽』怪談実話コンテスト大賞受賞者による、渾身の第一作!

感想・レビュー・書評

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  • 東北の某県で実際に「拝み屋」を営む作者が、その仕事柄見聞きした怪異を、怪談に仕立てることで、いわば怪異の供養をするという仕立。
    つまり実話怪談だ。
    なかには、作者自身が体験した怪異も多数含まれており、リアリティが高い。
    背筋がぞくぞくっとするものもあれば、ただただ幻想的で美しいものもある。
    しかし、怖ろしい話の白眉は、作者自身が体験している、ある少女にまつわる一連の怪談だろう。
    死者とも生者ともつかぬこの少女は、美少女であり、かつ、からくり人形の仕掛けのように、一瞬にしてある怖ろしい表情に変わるというところが、もの凄くおそろしい。
    つまるところ、たとえ怪異であっても、それが「死霊だ」あるいは「○○の呪い」「××の幽霊」と結論づけられると、恐ろしさは減じる。
    事象だけがあり、それが全く何かわからない、しかも危害を被る可能性大というのが、最も怖いのだ。

  • 様々な怪談を収めた怪談集。本当に短いお話が多くて、ちょこちょこ読むには良かった。粒ぞろいの短い話だけどしっかり怖いところが百物語のようで、次は次はと読み進められた。
    加奈江の話はインパクト大。長いからかも。

  • いい感じに怖い。

  • 何も書きたくない。読んでください。

  • 桐島加奈江に尽きる第一作。
    取り巻きの子供たちは、死にぞこないではない子ども達なんでしょうね。
    久々に心底ぞくぞく怖い話が連続する実話怪談集。

    拝み屋という商売柄でしょうか、絡みついてくるような怪談が多いです。なにかしら経験した怪異を相談しに来る商売なので、被害があった話しが多いのでしょう。
    怪談蒐集家よりも、商売上えぐい話が集まってくるのでしょうね。「なまなりさん」のような。
    「誘導」や「鬼籍の石」がそれらだと思います。

  • 東北で拝み屋を営む郷内氏が実際に体験した、拝んできた、又は見聞きした怪異が72本。霊能者とは一線を引いた視点での怪との接し方が巧妙な文であらわされています。
    (いなりさん)

  •  何の変哲もない点が逆に恐怖を感じる「一枚の写真」、子供の名付けには慎重さが求められる、という警句めいた「不許可」、そして、夢の中だけのはずだった人物が現の中に現れて著者を苛み続ける、現在進行形の怪異「桐島加奈江」など、自身のものから依頼者から許可を得て頂いたものまで、拝み屋を営む著者がこれまで見、聴き、体験した怪異を怪談に仕立て上げた、良質の実話怪談集。一般的な「怪談」の範疇に収まる話もあれば、拝み屋だからこそ採集できる話もあり、なかなか読み応えのあるものになっている。

     美術学校の出身ということで、幽霊画や妖怪画を模写したり、目撃した怪異をスケッチしたりすることもあるが、残念ながらそれらは作中には掲載されていない。いずれは掲載してほしいものだ。

     密度の濃い怖い話を求める人に、ぜひこれは薦めたい。

  • 拝み屋を生業としている作者が語る怪異は、リアルで怖いっ

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著者プロフィール

1979年、宮城県生まれ。郷里で拝み屋を営む。2013年、「調伏」「お不動さん」の2作で第5回『幽』怪談実話コンテスト大賞を受賞。「拝み屋シリーズ」として、『拝み屋郷内 怪談始末』『拝み屋郷内 花嫁の家』『拝み屋怪談 逆さ稲荷』『拝み屋怪談 禁忌を書く』がある。共著に『渚にて あの日からの〈みちのく怪談〉』。

「2018年 『拝み屋怪談 怪談始末』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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