どうにかなればいい (フルール文庫 ブルーライン)

  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040669076

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  • 工房作家×ディスプレイ業界大手の御曹司
    中学生の頃、美大の学園祭で出会った桑原。独特な感性を持ち、誠二を惹きつける作品を作り出す彼にずっと憧れていた。大人になり、父の会社に入り、工房を営む桑原と一緒に仕事がしたいと口説く誠二。
    彼を説得するため押しかけ泊まり込みで工房で暮らすうち、桑原との距離が縮まり…

    お兄さんな桑原はずっと誠二のことをどーにかしたくて仕方ないわけだけど、誠二は憧れはありながらも恋愛方面はさっぱり。
    なんでうちの仕事受けてくれないんだって思ってるけど、桑原には桑原のプライドやらがあり、業界大手から仕事を恵んで貰うのではなく、同じ立場で仕事がしたいと思っていて…って感じかな。

    それはさておき、前半はまだしも後半になるにつれ、なんか手抜きなの?ストーリーはちゃんと繋がってるんだけど、なんかスカスカな印象がありました。

  • 初めて読んだナツ之えだまめサン作品。まだ前半部分で結構唐突に身体から繋がってしまったので驚いたけど(笑)、年上攻めの意外な執着ぶりが伺え始めたら、なんだか大介が可愛く思えて楽しかった♪ 良いとこの坊っちゃんなのにいろいろ背負いながらも真っ直ぐな誠二もイイ子だったし、脇キャラのシノが良い働きをしてて褒めたくなった(*´ノ∀`*)

    しかし誠二を置いてフランス行っちゃった件は好きじゃない。『誠二に少しでも惜しまれたら自分は行けない』っていう理由で誠二を捨てるように渡仏した割にすぐ結果出して戻ってきた挙げ句『怒ってるのか』って…。誠二が怒ってなくても私は激オコだったよ(#・∀・) 自分の弱さを棚上げして誠二を振り回しただけにしか思えなかったなぁ。
    ただ仕事に関しての、男のプライドみたいな大介の意地は良かった。恋人に対しては酷いけど、まずは同じ土俵に立たないとっていう野望は好きだな~。

    文章も読みやすいし誘い受けに変貌した誠二も可愛いし、全体的には面白く読めたけど、フランス行きの場面は変に誠二に同調しちゃって、泣けて泣けてダメだった★ 大介が誠二人形作っててもほだされないぜ!…ちょっと見てみたいと思ったのは内緒だぜ!!

著者プロフィール

(なつのえだまめ) フルール文庫『うなじまで、7秒』(メディアファクトリー)にてデビュー。

「2016年 『蜜月契約 ~ラスベガスの恋人~ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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