宵越しの恋 (フルール文庫 ブルーライン)

著者 : 川琴ゆい華
制作 : 橋本 あおい 
  • KADOKAWA/メディアファクトリー (2014年9月11日発売)
3.71
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  • 10レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040669854

作品紹介

目覚めたのは病院のベッドの上-転落事故で一時的に記憶を失った逢坂深尋は、高校時代の同級生・糀谷准平と再会する。記憶とともに彼との苦い過去も思い出して気まずい深尋に、なんと准平は「深尋は俺の恋人なんだ」と告げてくる。記憶喪失のままのふりをして彼の真意を探ろうとする深尋だが、准平のかいがいしい恋人っぷりにドキドキが止まらない…!?嘘つきなイケメン茶道家の求愛にほだされる再会ラブ!

宵越しの恋 (フルール文庫 ブルーライン)の感想・レビュー・書評

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  • 和装、記憶喪失、再会、片想い……。
    色々詰め込まれていますが、ぐいぐい引き込まれてあっという間に読み終えてしまいました。
    嫌っていたのではなく、惹かれていたから。気になっていたから。でもその気持ちに気付きながらも蓋をして目を背けてしまってしまった自分自身を嫌悪してしまっていたのよね。
    結局記憶喪失を突き通していて傷つける事になってしまったけれど、それはお互い様。
    本心を知りたかっただけなのだしね。

    和菓子がとにかく美味しそうで、美味しい練り切りを買いに和菓子屋さんまでひとっ走りしたくなりました。
    日本の独特の色やら和服やお茶の言葉などよく調べて書いていらっしゃる事に頭が下がります。

    二人が想いを通じ合えてからいきなりえろえろになって突然の様変わりにびっくりはしましたけれど、待ってました!の気分です。

  • webで読んでたものに加筆されてて、より楽しめた!
    攻めの執着っぷりが堪らない!!!

  • 記憶喪失ものだけどすぐに記憶が戻ってしまう初めて読むパターンでした。
    お兄さん面白い位置にいる。

  • マジでこれ好き。今年ベスト2作目だ。自分のツボ=腹黒の蜘蛛男ゲイ攻めを再認識。中2から想い続けていた深尋(受)を嘘をついてまでして絡め取る准平(攻)、深尋が仲良くする准平兄への嫉妬、交換ノート、衝撃の金色の紙屑の行方、「好き 以外のキスなんかない」「教えてやろうか。ああいうとき、生粋のゲイの俺が何を考えてるか」などキュン台詞連発、涼やかな風貌なのにねちっこいエロ…萌え死にそう。蔵入り。和菓子食べたい。

  • 上品で優しい物腰の攻めがいい。記憶喪失になった受けの世話を焼くことから始まる再会ものラブ。和菓子が食べたくなりますよ。川琴先生の濃い目の濡れ場と橋本先生のエロアングルがベストマッチな良作です。

  • 歩道橋から転落し、一時的に記憶を失くしていた深尋。
    パティシエとして恋人の店で働いていたこと、将来を約束していた恋人に裏切られ、仕事も恋人も住む場所もいっぺんに失ってしまったこと。つらい記憶はすぐに蘇ってきた。
    病院で途方に暮れていた深尋の前に突然現れたのは、恋人だと名乗る男。高校の同級生、准平だった。道で倒れていた自分を病院まで運んでくれたらしい。
    高校時代、人と群れずいつもどこか超然としていた准平。そんな准平が時折深尋に向けていた視線。それを周囲に見咎められて、深尋が好き(ホモ)レッテルを貼られてすっかり周囲から浮いた存在になっていた。
    深尋は子供っぽい照れ隠しと自分では認めたくない好意の裏返しから准平につらくあたってしまった。そんな男が恋人だなんて。
    なぜ准平はそんな嘘をついて深尋を迎えに来たのか。
    記憶が戻っていると打ち明けられない深尋と恋人だと嘘をつく准平。嘘から始まるふたりの関係。
    仕返しでもされるのかと戦々恐々としている深尋に准平はどこまでもやさしい。
    現在は若き茶道家として活動しながら家業の老舗和菓子屋を兄と共に支えている。
    しゅっと着物を着こなし、凛とした佇まいの准平の和風男子っぷりがかなり素敵だ☆
    やさしさの裏に、しっかり独占欲と執着を隠しているところも堪らない。
    深尋も嫌みのないがんばり屋さんで素直に共感できる。
    金色の色紙の残骸を、准平がずっと大切に持っていたくだりは良かった。遠い日の初恋のかけら。
    桜、茶室、和菓子の多彩な色合い。和のテイストを堪能しつつ、和菓子みたいに甘い同級生再会ラブにキュンとなる。

  • 元同級生の再会ものです。センセの作品はいつもただ甘いだけじゃなく、ちょっぴりチクチクしてビターなところがあるのが大人向けです。

    失恋して酔っ払って階段から転落して記憶喪失になった深尋。そんな彼の世話を引き受けたのは、「恋人」と名乗る元同級生の准平で。
    記憶喪失ものが好物なので飛びつきましたが、実際はちょっと違う展開でした。もっとフクザツな事情があったりするところが一ひねりあって面白かったです。

    嘘つき×嘘つき。深尋は准平の真意を知りたくて思わず嘘をついてしまったけど、根は純粋で画策することは苦手そうな性格なので、読んでいていつバレてしまうかとずっと心配させられてしまいました…
    でも、准平だって堂々と嘘ついているのでお互いさまですね。彼からはただ好きだから、というのがしっかり伝わってきたので全然イヤな気持ちにはなりませんでした。
    むしろ、好きなくせにまったく無自覚な深尋に、早く気づいちゃいなよ~と思ってしまいました!

    お互いさまなんだけど本当のことを言えない状況、いつ均衡が崩れるかもしれない危うい状態…ドキドキさせられました。

    センセの作品はどれもおいしそうなのがいいですw「妄愛ショコラホリック」もそうでした。で、今回は和菓子!色とりどりの生菓子が目に浮かぶようで、もううっとりです。
    老舗の和菓子屋さんの描写もよかったですがそれだけじゃなく、着物や茶道や陶芸など、日本ならではの伝統文化があちこちに散りばめられていてその良さを再認識させてもらいました。
    和服男子、すてきですね~

    思った以上に濃厚なエロがてんこ盛りで、橋本あおいセンセの期待を裏切らないエロスなイラストも拝むことができました。

  • ネタバレあり

    一緒に今までやってきた洋菓子店。彼女の浮気が原因で別れることになりついでに職も失い、やけ酒飲んで歩道橋の階段から転落。気がつけば病院に。始めのうちは記憶が混乱して病院では『記憶喪失』と言われてしまうが、だんだん思い出してきて、助けた男が高校の同級生でいきなり恋人同士だと言ってきて…
    ちょっとおもしろそうかと思ったけど、う~ん職人小説…特に前半はお茶のことや、和菓子のことが書かれていました。専門職で流す程度ならいいんですが、結構具体的に書かれてるのはちょっと好みじゃないので…。粗捜ししちゃうんですよね…気になるっていうか…特に体験したことがあったり、身近なものだと特に。
    茶道家ってとこ、読んでなかったら(商品買う時に)
    うむむむ…設定的には面白いとは思うんですけど。

  • 設定はかなり無謀すぎるな~とは思いましたけれど、それを気にしないぐらい、受が前向きだし、 攻が一体何を考えてるのか?ってまぁ好きで仕方がないんでしょうね~って感じなんだけれど、 面白くて一気読み。

  • 歩道橋から転落し一時的に記憶を失ったがすぐに取り戻した深尋(受)。事故に偶然居合わせ、深尋が記憶喪失と知ると恋人だったと告げてくる准平(攻)。深尋は中・高と同級生だった頃の苦い過去を思い出し、嘘をつく准平の真意がわからず記憶喪失のふりをして彼の世話になることに。

    同級生同士の再会もの。
    お互いに恋人だったということは嘘だと知っているから、時折見える危うい部分にヒヤリとしつつドキドキする。
    でも深尋の戸惑いや不安をよそに、まるで本当の恋人だったような扱いを受けてドキドキしているのがすごく伝わってきて、こちらもドキドキさせられます。
    ふたつのドキドキが絡み合って、もどかしいながらも萌えます。っていうか深尋が気づいてないだけで相思相愛じゃんかってのももどかしくて萌える(笑)
    もう准平が、このチャンスを逃さないとばかりに囲い込んで、口説くように作り話をぶっこんできたのにはやられました。普段は涼やかで凛としてるのに、深尋相手だととろりと優しくなるのがたまらないです。
    中高時代のこととか児島のこととか若干気になる部分がありつつも、とても甘くてドキドキするお話でした。
    着物がとっても色っぽかったです。描写もイラストも。

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