ふったらどしゃぶりWhen it rains it pours (フルール文庫ブルーライン)

著者 : 一穂ミチ
制作 : 竹美家らら 
  • KADOKAWA/メディアファクトリー (2013年9月10日発売)
3.65
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  • 本棚登録 :73
  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040670249

作品紹介・あらすじ

同棲中の恋人とのセックスレスに悩む一顕。報われないと知りながら、一緒に暮らす幼馴染を想い続けている整。ある日、一顕が送信したメールが手違いで整に届いたことから、互いの正体を知らぬまま、ふたりの奇妙な交流が始まった。好きだから触れてほしい、抱き合いたい-互いに満たされない愛を抱えながら、徐々に近づいていくふたりの距離。降り続く雨はやがて大きな流れとなってふたりを飲み込んでいく-。

ふったらどしゃぶりWhen it rains it pours (フルール文庫ブルーライン)の感想・レビュー・書評

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  • 静かで大人なお話でした。好きな部類です。
    お互い想い人がいながら肉体的に満たされていない一顕と整。間違いメールから交流が始まった二人ですが、同じ会社の同期で顔を合わせているにもかかわらず、メールの相手が誰かは分かりません。そういう設定ってワクワクしますよね^^
    好きだから触れてもらいたい、身体も満たされたいと思うのは自然なことで、それがどうしてすれ違ってしまうのか…。
    だからこそ一顕と整はくっつくことが出来たのですが、整と同居していたもう一人の和章、彼もまた整を想いながら整の好意を受け入れることが出来ず、かといって手放すことも出来なかった可哀相な人です。整に対する 負い目があって、それにつけこむことが出来ない善良な人なのかもしれませんが、整に対してかえって残酷なことをしてきたように私には思えました。
    お互いに無理をしなければならない関係は長続きしないから、痛みが伴っても前に進めたことは整にとっても二人の“かずあき”にとっても良かったでしょう。ただ一顕の彼女だったかおりは傷が大きいだろうなぁとちょっぴり思いました。

  • まず設定が面白かったです。
    それぞれが同じように一緒にいるけれど相手に気持ちが届いていないようなお付き合いの相手がいて。
    自分をだまして生きていても無意味なので
    お互いに本当に大切なものに気づいて手を伸ばして捕まえたのだと思います。
    一見身体の関係だけで付き合ったみたいだけど
    本当は奇妙な出会い方をしたおかげで、
    本心もさらけ出しているし
    本来知らされないような心の内を
    お互いをよく知ったからこその身体の関係なので
    そこに何も無理は感じず自然なのもよかったです。

  • 数年にわたり同棲している彼女とのセックスレスに悩む男が,ひょんなことから知り合った会社の同僚(男)と親交を深めて家を出て行くよーな話。うーん。
    他人と一緒に居続けるというのは,なんだかんだで努力が必要な面もあるし,破局の危機に瀕することもあるだろう。けれど知恵と理性と勇気でもって,それは解決可能なはずだ。少なくとも,フィクションの世界の中でくらい,そうであってもらわなくては困る――そう常日頃から考えているのだけれど、それは一種の妄想であって。きっとこういう愛情の形だってあるのでしょう。でも個人的には、なんだか読んでてつらくなる一冊でした。

  • 全体的に口語なのに、ピンクになると純文学顔負けの文書になっちゃうのが惜しいかな。

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