中学なんていらない。 不登校の娘が高校に合格するまで (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
3.71
  • (9)
  • (9)
  • (13)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 100
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040671536

作品紹介・あらすじ

中学2年でいじめに遭い不登校になった娘。学校の手を一切借りずに、家族で奮闘した日々をつづる実録コミックエッセイ!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 無理が通れば道理が引っ込む。子供たちを立派な人間に育てる機関であるはずの中学校が、しかも、誰もに教育の機会を与える筈の義務教育の公立中学校がこのようなことで本当によいのだろうか。読み終わって、公立中学の対応の理不尽さに心から怒りを覚えた。

    生徒一人一人のことをきちんと考えてくれる良心的な公立中学ももちろん存在するであろうし、先生の中にも立派な先生ももちろんいるであろう。

    しかし、弱者の立場になってみなければ分からないこともたくさんあり、本書に書かれていることは誇張でもなんでもなく、著者も記しているように、非常にマイルドに書かれていると思われる。著者もお嬢さんも、なぜ被害者が強いたげられ、加害者が大手を奮って生活しているのか、腸の煮えくり返る思いで日々を過ごしたのではあるまいか。同じ思いで苦しんでいる親子も、決して少なくないであろう。

    大勢の生徒を担当する先生にとっては、生徒は「その年」の生徒の一人に過ぎないだろうが、その大勢の生徒一人一人にとっては、その年の先生はある意味唯一絶対の存在である。人を育てる立場にある教師が、教師である以前に一人の人間として、生徒に対してこのような無責任な対応でよいのだろうか。また、教師個人の責任ではなく、教師にこのような対応をさせておく学校側の姿勢も問いたい。

    公立中学の教師に一読を薦めたい。

  • 実話か、これは実話なのか。
    こんな実話があるのであれば、
    本当に「中学なんていらない。」
    だろうなーと思いました。

    義務教育がどうあるべきか、
    学校にしか居場所がなくならない
    ためにはどうしたらいいか、

    そんなことを考えました。

    漫画風エッセイで、
    読みやすいのでぜひ。

  • 中学不登校からの高校合格までのコミックエッセイ。
    自分も中学不登校経験者だが、学校って頼りになる所もあるけれど結局は自分がどうにかするしかない場所でもある。
    学校と先生が正しいなんて思い込みは本当にいらない。
    でも青春時代の思い出は必要だと思う。

  • いじめられて不登校になった娘さんが高校に合格するまでを描くコミックエッセイ。こういうの読むと本当に学校って嫌なとこだなと思っちゃいます。

  • 私も小学校、中学校にいじめられた経験があり忙しいながらも先生も親にもそれなりには対応してもらいました。

    しかしちゅんちゃんの親やM先生ほどではなかったから羨ましいです。
    親からも先生からも「自分に合った場所を一緒に模索しよう」という言葉も態度も行動も一切でなかったからです。
    「とにかく登校させよう」ばかりなのだけは当時からわかっていました。
    両者とも私の気持ちや考えを時間をかけて聞こうとはさらさらないようでした。

    いじめへの対応もしようとはしてくれていたのかもしれませんが私自身不信感を抱いていたこともあり一切話さず休むのも嫌もいう根性論で貫きました。
    そんな気持ち話していない(話す気もない)ので先生にとっても親にとっても多分うやむや。

    だからわかるのだけれどちゅんちゃんみたいな子はこれからも苦労します。
    特に対人関係で。
    でも諦めず「自分で開拓する」精神で行くことができれば大丈夫です。
    私もこの本を読んでそんな気持ちになれました。
    人は「どこで」「何で」やる気を持てるかなんてわかりませんから。
    お互い大器晩成型だと思って頑張ろう!

    それにしても受験情報が塾の先生のほうが圧倒的に詳しいってどういうことなんだよ・・・。

  • 絵が可愛い。親御さんの葛藤も感情移入できた。あくまでもこの子のパターンかな、みたいな印象。世の中にはそういう先生もいるのねー、みたいな。

  • うわ~、みつえちゃん、こんな経験を!いじめで不登校になり、内申がもらえなくなった中学生の娘さんが、塾に通いながら高校受験し、合格するまでの実録漫画。学校の言うことがすべて、ではなく、いろんな視点、意見の必要性がよくわかる!こういう体験を漫画にしてちゃんと面白く読ますことができるみつえちゃんの力にも敬服!

  • 同級生のいじめにより、登校拒否になってしまった筆者の娘が、私塾に通い、高校に合格するまでのエッセイ。
    ただし、高校に合格できたけど、やっぱり休むことが多いと言います。
    心の傷から立ち直るのは難しいのですね。

    この本では、内申点が付けられない生徒に対する公立中学の対応や、学校より頼りになる私塾の情報網。
    参考になります。

    「最後に、いじめに合わなかったら私塾等にかけるお金も要らなかったのに!いじめたヤツに払ってほしい!」
    は親御さんの心の声だなぁと思いました。

  • 中学での出来事により、不登校になった娘の話。

    いじめた側へは何もなく、いじめられた側ばかりが
    損をしている状態。
    お前のせいで! と思うのは当然だし
    どうにかしろ、と思うのも当然。
    縮小されているとはいえ、この中学の先生達
    何もしなさすぎなのか、出席率の事しか考えていないのか
    悩む所です。

    一番分からなかったのは、受験したら合格させてくれる
    根回しでしょうか?
    勝手に決めて、面子が…とかいう時点で
    不快感も何もかも飛びました。
    この人達、関係ない人だな、と。

    読み終わっても思うのは、いじめた側がいらっとする事。

  • これ、読んでると悲しくなるなー。

    要約すると、作者の娘が不登校になり、中学校はまったくの無関心。中学校からの働きかけがまったくない中、両親が独自に動いて病院や塾を調べ、登校しなくても高校を受験し合格するまでのストーリー。
    学校現場を知っている身としては、この学校の対応はただただ悲しい。だけど現実に、こういうところもあるんだよね……としか言えず。両親は「どうしたらいいのか」を学校に向けて言っていたんだろうかと思う。言っていたら学校も「ああ、困っているんだな」とようやく気づけたかも。不登校はもう珍しくなくなっているし、もしかしたらその学校には何かが起こっていて、娘さんのことは二の次になっていたのかもしれない。相手からのつながりが断ち切られてしまうと(途中で作者は学校に対して不信感を抱いてしまっているので、頼ろうと思う気持ちはなくなって当然かもしれないけど)、人って、働きかけることをやめてしまうから。

    この漫画を読んだ人は、野原広子さんの「娘が学校に行きません」を読んでほしい。こっちは、この漫画と違って学校が協力的だった事例が挙がっている。本当に、周りに恵まれて支えられて立ち上げれた子もいるんだよってことを知ってほしい。
    結局、学校の対応次第、両親の受け止め方や対応次第で子どもの人生は変わってきちゃうんだな……と最後まで読んで悲しく終わってしまった。

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

(あおき・みつえ) 1969 年2 月生まれ。魚座。A 型。兵庫県尼崎市出身。1988 年ごろデビュー。女子ウォッチングが大好きでライフワーク。現在は、娘と夫とともに海辺の町で暮らす。『スマホで光恵ちゃん』を電子書籍で大好評配信中! 著書に『中学なんていらない。』『洋服を9枚に減らしてみた 服の賞味期限、見直し大作戦』『9年めの未病生活 不調な私のセルフメンテ術』(いずれも小社刊)ほか多数。

「2017年 『不登校の17歳。 出席日数ギリギリ日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中学なんていらない。 不登校の娘が高校に合格するまで (メディアファクトリーのコミックエッセイ)のその他の作品

青木光恵の作品

中学なんていらない。 不登校の娘が高校に合格するまで (メディアファクトリーのコミックエッセイ)を本棚に登録しているひと

ツイートする