イケニエハッピートリガー (MF文庫J)

著者 : 未味なり太
制作 : らいか 
  • KADOKAWA/メディアファクトリー (2014年11月21日発売)
3.63
  • (2)
  • (1)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :23
  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040671789

作品紹介

-ある日「カミサマ」が全人類の夢の中に現れてこう言いました。人類様を救済いたします!そのために一人の「イケニエ少女」を殺してください。ただし、彼女を「不死」にしました!彼女を殺す方法はただひとつ-「幸せ」にする事です。それではみなさん、精一杯彼女の事を「幸せにして(ぶっ殺して)」ください!それから数年後、「カミサマ」によって超能力を得た人類が住む街に、異世界から普通の男子高校生・高松裕がやって来た。そこで出逢った少女、「エル」が「イケニエ少女」だとも知らず、彼女の事を「幸せにする」と約束するのだが…。第10回新人賞"審査員特別賞"受賞!審査会で物議を醸した問題作がここに登場。

イケニエハッピートリガー (MF文庫J)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • ヒロインのエルが幸せになればなるほど死に近づいていくってのは何とも悲しい設定。
    だからこそ死を回避するためには誰とも触れ合わず不幸になるしかない。しかし、それは自分と同年代の大量の子ども達が死ぬことを意味している。
    更に最悪なことに世界中の誰もがその条件を知っているから本心から彼女の幸福を願ってくれる人なんて居ない。

    詰みじゃん!これどうやったって詰みだよ!この状況を仕掛けたカミサマが同考えたって極悪過ぎる!誰がどう行動したって最悪な結末を迎える未来しか思い浮かばないよ

    でも、だからこそそんな状況に異世界から何の情報も持たずにやってきた裕が主人公足りえる貫禄を見せる。
    初めて会った女の子に「私を幸せにして」と言われてイエスと答えたり、エルを幸せにするためにあがき続けたりとなかなか普通じゃない面を見せたりもするんだけど、そんな彼が相手だからこそエルも裕に気を許すようになって、段々と死に近づく自身を受け入れられるんだよね

    ラストは結構衝撃的な終わり方をしたけど、続きはどうなっていくんだろう?どうやってもハッピーエンドにはなりそうにないけれど。

  • なかなか面白かった。が、消化不良の感が否めない。カミサマによりデスゲームが行われている現代とよく似た異世界の話。ある一人の少女が幸せになれば死に、死ぬことで人類が得た超能力を継続できる、死ななければ超能力を得た人間は死ぬという、そんな異世界に飛びされ超能力を得たものの、その異世界でただ一人イケニエとなる神子のことを知らない少年が主人公。現代とよく似た異世界という点がよく、事情が徐々に明かされていくのもテンポがよくて良かった。しかし1巻完結型ではなく、続編ありきになっているのが悔やまれる。いいところで続くになっているのですらなく、物語の本当に途中で途切れてしまっているのが残念。

  • 紹介あらすじから滲み出るワクワク感にいささか本編が負けている気がしなくもない。世界観や主人公以外のキャラはしっかりしているのに、主人公が上っ面で命掛けてて、そのバランスの悪さが勿体無い。どんどん重くなるヒロインの境遇に対して、キャラとして釣り合っていない主人公ってどうなのよ。この地に足のついてなさが、今後の展開のカギを握るんだろうと好意的解釈をしている。正直、途中経過飛ばして最終話だけ読めばいいや、って感じ。

全3件中 1 - 3件を表示

イケニエハッピートリガー (MF文庫J)のその他の作品

未味なり太の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
カルロ・ゼン
有効な右矢印 無効な右矢印

イケニエハッピートリガー (MF文庫J)はこんな本です

ツイートする