- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040673387
感想・レビュー・書評
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「幼い頃に遊んだままごとのように。」
「そうだ、おいしいゴールは近い。」
料理と器を楽しみ愛おしむ気持ちが とても素敵に表現されていています。
読み終えると清々しい気持ちになりました。
そうして、あとがきの最後の一文にも納得。
「自分の食器棚を見てください。それが今のあなたです。」 -
あとがきにてご自分でも書かれていたけど、前回の「うちの器」に比べて古い器が多くなっています。
洋服をコーディネートする感じで、この料理にはこの器、この色の組み合わせが素敵、楽しい、と器を楽しんで使われているのが伝わってきました。
わたしに真似できるのはその姿勢だよなーと。
器自体を真似っこして買っても仕方ないし、そもそもアンティークの器なんて、一度きりの偶然の出会いでしかないし。
お料理もちょこちょこ(巻末にまとめて)紹介されていて参考になる。料理本も。
五目豆の作り方、沢村貞子さんの「わたしの献立日記」見てみよう、とか、ウー・ウェンさんの「素材ひとつで作る料理」という本、良さそうだなあとか。
器になんて構っていられないようなときもあるけど、精一杯わたしなりに、好きな器、好きな布、好きなお盆を使って気分の良い、楽しい食卓を作っていきたいなと思う。 -
フードスタイリストの高橋みどりが、自身の気に入りの器とそれに盛りつけた料理を紹介した一冊だ。
器を紹介する本は最近はやっていてたくさん出ているけれど、どちらかというとギャラリーで買う作家ものや北欧のブランド食器を扱っている本が多い中、この人は瀬戸など焼き物の産地の無名の器を好んで使っているのが興味深い(もちろん作家ものの器も多数登場する)。
自分の好みと合致するかというとそうではないのだけれど、著者自身が述べているようにそれぞれの食生活や好みによって個人個人で「いいうつわ」というものは違うんだろうと納得する。
11年前に出版したという『うちの器』という本とはラインナップが全然異なっているらしいのだけれど、読み比べてみたいなと思った。 -
著者のお気に入りの食器が紹介されています。
著者の好きな物について書いてあることが伝わってきて、それが心地よかったです。 -
思っていた内容と違った。
古いうつわ(きたなさそうな...)が多くて、個人的には魅力を感じなかった。
骨董好きのかたには良いかもしれません。 -
器の達人が、本当に好きな器について書いている。
器から生活や生き方が見えてくるくらい。
再読:料理と器が一緒に写っているが、器の魅力を損なわず、むしろ魅力的に見せているものも多い。料理に目がいってしまいがちなので、こういう器寄りのバランスで写せているのはなかなかない。