世界の終わりの世界録<アンコール>3 熾天の女神 (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
3.57
  • (2)
  • (9)
  • (12)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 93
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040674049

作品紹介・あらすじ

竜の棲む秘境リ・インファリエルでの竜帝カルラとの一戦で覚醒の兆しを見せたレン。一行は、『世界録<アンコール>』があるという終焉戦争の地の封印を解くため、天界へと向かうことに――

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今まで自分しか喋れなかった
    関われなかった
    精霊という存在。
    小さい頃は当たり前に関わっていたけど、
    それを役に立てることができなければ
    自分しか関われてなければ、それを誰かに伝えることができなかった。
    少しずつ精霊の力を借りることができるようになって
    初めて周りの大人達にも認められるようになってきたけど、
    精霊なのかそうなのかは、自分が言っている以上に明らかにできたわけではない。
    そんな自分の中で
    初めて
    同じ相手と言葉を交わすことができるのって
    どんな思いになるのだろうか。
    言葉は話伝える相手がいてこそ
    はじめて
    言葉として力を持つから
    自分だけなら言葉なんてなくても良いのだから
    自分が知っていることを
    全て出しても知っていてくれる相手との交流
    一気に世界が広がるんだろうな

  • 天国と聖女の話。
    話自体はそこそこおもろいんやけど、ストーリーから外れた人がほとんど登場せんのはどうなんやろな。

  • 独特の世界観設定をうまく活かした話の構成は全巻から変わらず。内容的にも、1冊に収めるストーリーとしてはなかなか濃いものになっている。だた、いわゆる世界を冒険している感じが無くなってしまったのは残念。

  • キメ顔する天使や聖女にしっかり挿絵をつけてて、ジャケ買いな自分はとても満足。イラストレーター自身が「描いてて楽しい」というだけのことはある( http://bit.ly/1HcCT9j ) 。内容は、RPGのイベントを順調にこなしている感じ。主人公の純朴さにフィアの気持ちも分からんでもない(決して自分にはそっちの趣味はないはず…)。暴虐天使様の肉弾戦が飛ばされたのはちょっと残念。

  • 今回も良質のファンタジーでした。メインは表紙のとおり、フィアと天界関係の話。暴虐だったりエロス要員だったりフィアの魅力(?)満載で満足です。天使のトップも威厳を保つための努力を惜しまないあたり、俗物めいた一面もあって私的には好印象。後半からは「人間」関係の一悶着。“精霊の調べ”、聖女等今後大きく絡んでくるだろう人物も増え、ラストにレンのちょっとした?覚醒とかなり盛りだくさんな一冊だったかと。次は今回大人しかった竜姫・先代魔王も大暴れかな?続きが楽しみです。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

『黄昏色の詠使い』にて第18回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞。『氷結鏡界のエデン』『不完全神性機関イリス』をファンタジア文庫にて刊行。

「2023年 『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦15』 で使われていた紹介文から引用しています。」

細音啓の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×