親孝行できるかな? (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040674339

作品紹介・あらすじ

気が付いたら両親もすっかりシルバー世代。元気なうちに、なんとか両親をよろこばせようと、父を初の海外旅行に連れ出したり、実家のリフォームを企んだり。だけど親の喜ぶツボって、なんだか難しい・・!

感想・レビュー・書評

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  • あ、たかぎさんの本、と思ったらかなり以前の出版を見逃していました。

    裏表紙の実家の荒れっぷりというか散らかりっぷりが読む前からもう面白い。両手塞がってるなおこさんが足でむすっとして扉開けてるのもリアル。「ザ・実家」って感じ。
    最初の方は、なんかお父さんがお茶目で楽しく、たかぎさんのお父さんへの愛情もじんじん伝わってきます。
    中間は旅行の話がメインで読んでて三人と一緒にワクワクしました。しかしたかぎさんは本当に食べ物を美味しそうに書くのがすばらしくウマい。食べたことのないものだけどすごく食べてみたいと思わされてしまいます。

    後半の方は娘としての心配や思いを盛り込んだハートフルな展開。(イライラもかなりしてますが心配が高じるあまりだな、と。心配しすぎると怒るというのは愛情ある相手にやりがちですよね?)
    特にリフォームに対する両親のスタンスと娘の気持ちとのすれ違いは、私も知人が全く同じ理由で悩んでいたのを知っていたので、「親の思い(子供に少しでもお金を残したい。先の短い人生だから余計なお金をかけたくない)」「子どもの思い(先が短い人生だからこそ辛かったりしんどかったりすることのない安心できる環境で暮らしてほしい)」がそれぞれ思い合っているばかりにすれ違ってしまう切なさをしみじみ感じました。
    愛情って深ければいいというものでもなく、押し付けになってしまったりやりすぎてしまったりもあるよなぁと考えさせられます。

    デビュー10周年の話はジーンとしました。本当に良かったなぁと。そして親ってありがたいものだなぁと。
    自分は結構早く両親を亡くしてしまい「もっと美味しいものたくさん食べさせてあげたかったなぁ」とよく思うのでちょっと羨ましかったです。

    たかぎさんの人生を本書のあとに出版された本を読んで知ってる状態から読んだので微笑ましい、気持ちで読了しました。ほっこりしました。

  • 身内感がハンパない。

    読みはじめこそ
    他人ちの事情にふんふん何となく耳を傾けているだけ、であったが
    いつのまにか
    この家(高木さんの実家)の居間で
    ごろり、と横になり
    うとうとしかけ目線(?)に。

    そのうち著者の
    つっこみにて目が覚める。(笑
    それがなんとも心地良く、
    (いやぁ~、なんて親孝行な娘に育ったのだろう。)
    こんなに気遣ってくれる娘がいたらもう、
    ご両親、幸せすぎですね♪

  • お父さんもお母さんもお茶目で可愛い♡親孝行とか将来の介護やリフォームについて考えないとなーと感じました(^_^;)

  • 大好きなたかぎなおこさんの親孝行エッセイ。韓国に行ったり、地元へ旅行したりと連れて行ったり、リフォームのことを考えたりと、ほんわかしつつどこか他人事ではない感じもした。

  • 読んでるだけでクスッと笑えたり、共感出来たり、本当に面白かったです。読みやすいし、1冊で完結してるから、続き物が苦手な人には良いかも。
    親に親孝行したいと思った時には、親無しっていうから本当に生きている限りなにかやってあげたいってなりました。

  • このお父さんがいるからこその作者である娘さんが育ったのだろうと思えた。

    自分の親と重ねながら、あるあるとうなづきながら、楽しく読めるコミックエッセイ。

  • よかった

  • いやもう十分親孝行してると思うよ。
    「思ったような娘にはなれなかったかもしれないけれど…好きなようにさせてくれてありがとう」
    親にとっては、自分の思い描いていた形ではなくても、また、世の中で「普通」とされる形ではなくても、わが子が納得のいく道を進んでいくこと以上の喜びはないんじゃないかな。まして、たかぎさんはバンバン本が出る売れっ子になってるんだもの。

    いたって身近な等身大の感じがするところが持ち味。いつもながら嫌味なく読めます。

  • 老親(といっても60、70台)を旅行に連れ出したり帰省して世話をしたり。
    独身だった頃のコミックエッセイ。
    久しぶりに再読。
    こちとら当時とちーとも変わらず年だけ取ってしまった。とほほ。

  • そういえば、よその成人後の娘と両親の関係ってあまり聞かない。たかぎなおこさんと両親の親孝行の様子は、漫画として楽しめるだけでなく、こんな親子関係や親孝行もあるんだなと勉強になった。

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著者プロフィール

たかぎ なおこ:1974年、三重県生まれ。イラストレーター。おもな著書に『150cmライフ。』『ひとりぐらしも5年め』『愛しのローカルごはん旅』『マラソン1年生』『海外マラソンRunRun旅』『ひとりぐらしも何年め?』『(お互い40代婚』(KADOKAWA)『浮草デイズ』『はらぺこ万歳! 』(文藝春秋)、『ひとり暮らしな日々』(主婦と生活社)、『へなちょこ手作り生活』(白泉社)など多数。

「2023年 『おかあさんライフ。 今日も快走!ママチャリ編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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