絶深海のソラリスII (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040674803

作品紹介・あらすじ

《ランド・デイ》それは、上陸の日。そして、大海害と並ぶ人類史上最大の災悪が始まった日でもある。『大阪事件』以降その存在が明らかになった未知の危険深海生物アンダー。連邦海軍対アンダー専門の特殊部隊《CHAF》に所属するシャロン=ナイトレイは、深い海の底で死の危機に瀕していた。しかし、その時不意に声が聴こえる――「“最愛の妹”の死の真相を知りたくはないか?」と。シャロンを助けた謎の人物はさらに彼女に告げる。我々の任務は「“切り札”山城ミナトを確保すること」だと。【深海】×【絶望】戦慄の本格パニックノベル待望の第2巻。「クロエが悲しむって、本当よ……ああ見えて、あの子とても心配性だから」

感想・レビュー・書評

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  • もう続きは読めないのか。 #日本SF読者クラブ 第2巻なのだが、これで打ち切りらしい。前の巻では、怪物アンダーとの死闘がメインだった。今回はアンダーの背後にある組織との戦いに主眼が遷ってきている。物語の展開も主人公の性格もハードに。少しづつ謎が明らかになってきただけに残念。まあ作者はもっと残念だろうが。

  • 面白かった

  • 主人公たちが海底施設に潜入した時点で、中の様子を外から映像で監視するイギリス軍の視点が加わる。
    主人公たちがアンダーと戦っている一部始終の描写が実はすべてイギリス軍の視点で、動画が主人公によって改竄されていたというのがトリック。
    それなりに楽しめるが、叙述トリックと分かると若干興醒めする。

  • おそ松廃になってるけどなんとか集中して読んだ(笑)
    もう末期というか
    本がまっったく読めてない現状がやばい
    やばいんだけどまあいいと思ってる自分がいる

    ずっと読みたかった2巻
    もーこれどうすんのー!!?と思ってた続編だけど
    すごいよかった
    1巻は前フリかと思うほど

    1巻あっての2巻なんだけど!
    1巻がものすごくよかったからいきる2巻なんだけど!

    もーちょーーよかった
    好きすぎた
    病んでるミナトくんすき
    アイシュがかわいい

    もう続かないの?
    もっと読みたいんですけどヤダー><

  •  第二作。何の変哲もない日常パートから開始した前作とは一転、1巻の惨劇を経た登場人物とその心の傷が痛々しい。

     それだけに、感情移入というか、今回は助かるといいなぁという気持ちは前作よりも格段に強く働く。同時に、いつ死が訪れるのかとハラハラしながら読んでいく羽目になる。

     そうしたこちらの期待と不安を弄ぶかのように、物語は進む。「彼女たちが共通して抱く「仲間を守りたい」という根本的な価値基準」(p.268)のあたりで、あれ?これじゃ1巻と一緒じゃ…?という違和感はあったが、結局は騙されてしまった。

     深海に叩き落されたり海面に急浮上したりと高低差が激しく物語にしがみつくのに精一杯になりがちだが、登場人物の心の内もまだまだ不穏が漂っている。山城ミナトはある程度快復しているようにも見えるんだけど、ララ・アイシュワリンの方は若干危ない感じ。次巻にも期待。

  • 前作がただの絶望で終わった続き。

    キャラクタのバックグラウンドがバラけて、ただのパニックでなくなり、そして何よりも。

    読後感も良く、こちらは素直に☆4にした。
    当然だけど前作と併せてどうぞ。

  • ミナト以外全滅するというストーリーでも、驚きはしなかったんだけど。

  • 前作からの完全な続編。
    前作での絶望的な終わり方からの続きの世界を描く。

    前作全てが複線のようになっており、
    色々心に響く作品。

    前作を読んだ人ならこっちも読んで間違いなしかと

  • ミナトかっけー!はい、大変かっこよいです。目がすわってるのがとてもいいですね。
    『魔法少女MAIちゃん』のネーミングは笑ったけども割りと真剣に読みたい。
    カラーページ見ながら、今回は誰が生き残るかなクイズを自分でやってから読んだけど、いやあ今回も絶望的だった…。そしてクイズも当たらなかった…。
    途中、「お、こうするかな?」と予想できたけど、あんまり疑わなかったためうまいこと楽しめた。前巻のパニックっぷりをとても楽しめたということもあったからかもしれない。人は自分の見たいものを見ると言いますし。
    うん、次巻もとても楽しみだ。

  • 一作目はB級パニックホラーテイストあふれる内容で非常に楽しませてもらえた。
    この二作目では、主人公のミナトが傷心のために豹変してしまい、前作にあったような飄々としたキャラによる軽妙なトークが失われてしまった。そこは残念。
    ただ、それでもなお、期待させるものがある。
    読了。いいね。
    この結末と言うか、からくりは途中で予想できた。
    割と丁寧に、あからさまな伏線が張られていたしね。
    でも、それがわかった上でも、評価はなお高いままだと言える。
    幸運に恵まれすぎるとドラマとして面白くない。
    とはいえ、不幸にさいなまれすぎるのもお話としてつまらない。
    あの展開なら両者のメリットとデメリットを両方美味しくいただける。
    あえて言うなら・・・一作目でこの夢を見たかったな。

    一作目、二作目ともに個人的な評価はかなり高い。
    他の作品と比べても評価は高めで、同じ★5評価でも上位に入る。
    続編が出るならさらに期待したい。

    <泣けたシーン>
    シャロンに慰められたミナトが心情を吐露するシーンでグッと来た。
    それまで鬱屈し、抑えに抑えてきたミナトの感情がここで爆発する。ホロリ。

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