結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの? (MF文庫J)
- KADOKAWA/メディアファクトリー (2015年4月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040674810
作品紹介・あらすじ
竜に支配された大陸へと降りたったシノビ・サビトは銀髪巨乳の女騎士メルシオーネと主従を結ぶ。寡黙を装うが内心饒舌なサビトと、優しく勇気もあるが天然なメルの凸凹コンビは案外相性がいいようで……?
感想・レビュー・書評
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前作のファンだった私にはいささかのバイアスが掛かっている、という点は否めないだろうが、それでも断言したい。これは名作である。
本当にこれは売れてもらわないと困る。次の巻をこれほど読みたいと思わされたのは、本当にひさびさである。
しかし、前作からして作者の伊達康さんは達者な方だと思っていたが、これほどのストーリーテラーだったとは。正直、驚かされた。
ライトノベルというジャンルをきちんと踏まえたストーリーには魅力があり、世界観設計の確かさはプロとして二作目とは思われないほど堅牢である。設定を小出しにせず、この巻で重要な設定をきちんと披露しているところなども、好感が持てる。
キャラにも無理がなく、裏を返せば極端なキャラ設定はされていないのだが、それでいて魅力が薄いということはない。それぞれが活き活きとしていて、厳しい世界の中で懸命に生きているその切実さは、非常にエモーショナルである。
それでいて、程よく品のある程度のお色気もある。恋愛的な要素はむしろ濃いと言っていいが、ストーリーと密接に関係した情感は、物語を豊かにしてくれている。
隙なく、濃厚で、それでいてライトノベル的な軽さや掛け合いの楽しさもある。一冊としても、長編シリーズの一巻としても充実した内容だった。文句なしの星五つである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「前作が現代ものだったので次は西洋チックなファンタジーものなどどうか」という通りの内容
主人公とヒロインのキャラと能力はこうで周囲の村人の設定や態度はこうして
まったく定石そのまま通り
前作同様「バトルものライトノベル」の日常ものとでも言うべき描きぶりで面白い
幼馴染の妹は交喙かな -
最後の方は忍者色が少なかったけど、忍者の勝ちやった。
日の本をカタカナで書かれると、ヒトモノに読めるんで止めてほしい。 -
ニンジャが出てきてドラゴンをスレイヤーする話。
アイエエエエエエ
ニンジャ!?
ナンデニンジャ?!
そこそこ面白かったよ。
ヒロインはやや残念風味だけど。
まさか褌を顔に巻くなんて…。
次回はニンジャライバルと闘うのかにゃ?