- 本 ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040676135
作品紹介・あらすじ
遺伝子の罠――モーテの子を収容する施設・グラティアで暮らす子らは皆前向きで、死を予感させるようなこともなく、平穏な日々を送っていた。しかし、安寧の日々は一瞬にして崩れ去る――ある少女の自殺によって。
感想・レビュー・書評
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前作が大満足の内容だったので、勝手に期待値を上げすぎて読んだ結果、なんとも微妙な気持ちにさせられた。
舞台は同じだが、主人公が変わる。この時点でモヤッとしたが、あらすじの段階でわかっていたので読み進めた。程よくコミカルな部分もあり、謎もあり、バランスは取れているのだがやはり物足りない。
正直なところ、二巻は蛇足にしか思えなかった。 -
別主人公だし、「モーテ」というキーワードだけ共通で、前作とはあまり接点のない読み切りかと思ったら、ちゃんと続き物だった!アミヤはもちろん、ドゥドウたちも出てくる!そして、今回はなんとも続きが気になる終わり方で、はやく次巻が読みたい。
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うーん、1巻が非常に面白かったため期待しすぎたかも。モーテとなった少年少女の代替を育てる機関ではなく、モーテそのものの教育施設として蘇ったグラティアの話。1巻の主人公であるアランとドゥドゥ、ヒロインのマノンがとても魅力的で、サイドキャラクターの物語が見れるのは嬉しいが、物足りない。やっぱりドケオーの暗い舞台装置があってこそ映える物語なのだと思う。
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前巻が鬱患者養成本だったので(←褒め言葉)、まさかの続編に覚悟を決めて読んでたけど、作品の主題がそもそも異なるらしく、そこまで身構える必要はなかった。オチはアレだけど、ある意味順当とも言える。前巻ファンからすると、彼らの登場は嬉しいけど、なんか色々蔓延ってるっぽいし、できれば幸せになって欲しい。
著者プロフィール
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