用務員さんは勇者じゃありませんので 2 (MFブックス)

著者 :
制作 : 巖本 英利 
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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本棚登録 : 26
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040676647

作品紹介・あらすじ

無茶な強制依頼を出した支部長をやり込めてから九十日。蔵人は相変わらず塩漬け依頼をこなす日々を送っていた。そんなある日、協会で蔵人の『加護』を盗んだハヤト・イチハラ(一原颯人)のパーティメンバーと遭遇してしまう。なんとか気付かれずにその場をやり過ごした蔵人は、ハヤト本人が近くまで来ていると察知し、山に引き籠もった。五日後、アカリの無実を証明するために奔走したマクシームが帰還。彼が引き連れてきた『月の女神の付き人』という一団と、怪物による村の襲撃事件をきっかけに、その後蔵人とハヤトは対峙することとなる。果たして蔵人のとる行動とは。そして、アカリの審議の行方は…。勇者と用務員さんの因縁の対決がついに始まる!?

感想・レビュー・書評

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  • 「用務員さん」こと蔵人のチート能力を盗んだ勇者・ハヤト。そのハヤトと蔵人さんの対決が描かれる巻。

    ハヤトは他の勇者と一線を画す二つのチート能力持ちで、周りには美少女を何名も侍らせるという、よくある「異世界召喚系チート無双ハーレム付き主人公」を体現したキャラなのですが。それを敵役でもってくる今作は、いわゆる「異世界召喚系(以下略)小説」に対するアンチテーゼなんでしょう。

    そんなハヤトに対し、今作の最終局面で「茶番だ」「勝手にやってろ。くだらない」と切って捨てた蔵人さんに激しく共感です。もう「なろう」の安っぽい異世界チーレム話はすべて茶番にしか思えなくなりますね。

    これだけ不条理な目にあわされ続けてもなんとか蔵人さんがやっていけるのは、ひとえに雪白の存在と、わずかでも存在する理解者たちのおかげなんでしょうね。
    そんな理解者の中では、今作登場しましたエルフのおばあちゃん・オーフィアさんがお気に入りです。あのいけ好かないハンター協会の支部長をやりこめる姿にしびれました。3巻以降の再登場に期待したいところです。

  • アカリを保護するうち、蔵人の加護を盗んだハヤトと出会い…。
    蔵人が約束しても何度も裏切られる。『何とかしてやれよ』という気分。癒しは雪白だけです。
    読みごたえはあるんだけど、やるせなさとか理不尽とかを感じて用務員さんにハッピーエンドは無いんでは?と、明るい展開を期待できない感じ。
    ガンバレ雪白、用務員さんを幸せにしてほしい。

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プロフィール

北海道在住。高校二年から読書に目覚め、三十までになんとかデビューをと考え、各社新人賞及び「小説家になろう」に投稿を開始。貯金の目減りと迫るタイムリミットに怯えながら書籍化打診を待ち続け、2015年2月『用務員さんは勇者じゃありませんので』で念願の商業デビュー。

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