養生サバイバル 温かい食事だけが人生を変えることができる

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  • KADOKAWA (2015年6月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784040676760

作品紹介・あらすじ

健康になるために手作り味噌も有機野菜もいらない!お金も手間もかけずに「食事」で現代を生き抜く知恵

みんなの感想まとめ

食事を通じて健康を考える重要性を再認識させてくれる一冊です。手作り味噌や有機野菜に頼らず、簡単かつ安価に体に良い食事を実現する方法が紹介されています。読者は、食事や料理に対する自分の興味を見つめ直し、...

感想・レビュー・書評

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  • 昨今の、若者を中心とした食事事情はいったいどういった具合なのか。
    いかに忙しくても、そのまま食べたり炒めたりゆでたりぐらいはできるはず、と
    そう著者は当初考えていたそうです。
    しかし実際は、鍋もない、包丁もない、
    電子ジャーもないという状態が珍しくない。
    もっと「食」から離れている人は、
    外食にせよ、コンビニで売っている惣菜にせよ、そもそもあまり食べない、などなど、
    思っている以上に「食」がおろそかになっていることがわかってきた。

    そこで、東洋医学を学び、鍼灸師であり、
    自らの生活で試しながら食品添加物についてや有機野菜などについても
    研究してきた著者が、
    この「食」事情ではよくない、と根本からの食指南を記したのが本書です。
    食事にお金をかけない、食事をとろうとしない、
    食事する余裕がない、自炊する余裕がない、
    などなどの傾向のある人が多いそうですが、そういう人たち向けです。

    精神的に余裕が無いときは、
    「黒か白か」みたいな考え方しかできなくなったりしますし、
    また、食事をとるようになると、転職する気力がでてきたり、
    生きていくためにもうちょっといいところで働こうと思えてきたりする、
    というような論述で序盤から始まっていきます。
    つまりそのようなふうに、
    著者が食事周辺の現象として見てとれているということです。
    これは、とても好ましい視点だと感じました。
    現代日本の硬直性は、食の貧困にその大きな原因があるのかもしれない、と見えてくる。
    衣食足りて礼節を知る、じゃないですが、
    食がほんとうにおろそかになっていると、
    普段の生活上で、なにかしらの行動も起こせないし、
    物事を考えようとしても、
    考え方に柔軟性や寛容さが失われてしまいそうです。
    そのような筋で「食」を見てみれば、
    「食」を改善するだけで、人々の意識がおおきく変わりそうにも思えてきます。

    オールオアナッシングみたいな考えを食事にも持ってしまいがちなんでしょうね。
    これって日本人的なのかもしれません。
    完璧主義の裏返しとして、
    ちゃんとした食事をとれないなら、食べなくてもいいや、と
    極端なまでに逆側に針を振ってしまう。
    本書はそこを柔らかくときほぐす姿勢でさまざまなトピックが語られていきます。

    具体的には、
    調理の初歩としては、電子レンジだけでOK、だとか、
    まず一日500円以内で食べていこう、だとか、
    とっつきやすい「つかみ」を、
    「食」から離れている人たちにつかんでもらうところから、
    段差のあまりないような少しずつのステップアップの仕方を示しつつ、
    自分を養生できる段階まであがっていってほしい意図があります。
    調理方法や、最低限そろえてほしい調理器具の紹介と解説もありますが、
    たとえば野菜を買っても腐らせてしまったことがあったならば、
    そのときの「失敗したな、お金を無駄にしたな」という
    心理がそこにあることが著者はわかっていますから、
    そこはわかるよ、というふうに寄り添いつつ、
    じゃあ、慣れるまで野菜は買わなくたっていい、といった解決策を提示してくれる。
    コンビニで売っている炒め調理用野菜をその場で袋を少し開けてもらって
    電子レンジでチンしてもらい、温野菜にして野菜をとる方法などがそれです。
    これは、トラック運転手の方たちがやっていたのを見たことがあるそうです。
    知恵ですよね。

    また、簡単に、要点を述べるかたちで炭水化物や脂質、糖質などの説明もあります。
    雑学を知っていくかのように知識をつけることができそうですし、
    これを一冊、本棚に立てかけておいて、気がついたときにまたパラパラめくって
    再確認するのにも向いています。
    惜しむらくは、本書の価格が1200円(税別)と、それなりの値段だということですかね。
    食費を一日500円以内から始めようとする人にとってはちょっと決意が要りそうです。
    まあ、本屋で立ち読みしてみて、自分に合いそうならば買って読んでみる、
    という書籍購入の王道で接してみるのがよさそうです。

  • 知っていることだらけだったのであっという間に読めた。特に新しい発見なし。あったとしても関心がなくて刺さらない。
    今まで自覚は無かったけど、私は食べること、作ることに対しての興味が人よりは強かったんだなと知った。
    この本に出てくる現代人があまりにも極端なのもあるのかも。
    自炊するのが当たり前、時間が無くて出来なくなってくると精神的にギスギスしてくるのは自覚していた。でもそれは特別なことではなくて、自分にとってはそれしか知らないから
    こんなに食べることをないがしろにする(せざるを得ない)人が多くいるなんて思ってもなかった。

  • すこぶるまっとう。こういうのって、たぶん、あまり教わってなさそう。

  • 自炊力のやる気低下がやばいときに読むとよさそう

  • 鍋フライパン包丁を持ってなくても、簡単になるべく安く身体に良い食事を作れるように。そこから始める養生の本。
    工夫って大事ですね。

  • 帯裏
    第1章身体は魂の乗り物である
    ~乗り心地が悪ければ魂の機嫌も悪くなる!~
    第2章養生サバイバルの考え方
    ~健康になるために手づくり味噌も有機野菜もいらない!~
    第3章養生サバイバルの実践
    ~温かい食事だけが、人生を変えることができる~
    第4章養生のための食指南
    ~情報の“呪い”にかかって疑心暗鬼にならないために~

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著者プロフィール

臨床家・鍼灸師。1976年生まれ。高校卒業後に鍼灸免許を取得。早稲田大学第二文学部卒(思想宗教系専修)。2004年にアシル治療室を開院。予約のとれない人気治療室となる。古武術を学び、現在の趣味はカポエイラとブラジリアン柔術。
著書に『絶対に死ぬ私たちがこれだけは知っておきたい健康の話』『気のはなし 科学と神秘のはざまを解く』『謎の症状 心身の不思議を東洋医学からみると?』(いずれもミシマ社)、『安心のペットボトル温灸』(夜間飛行)、『決定版 からだの教養12ヵ月―食とからだの養生訓』(晶文社)など多数。

「2024年 『医学問答』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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