結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの? 2 (MF文庫J)
- KADOKAWA/メディアファクトリー (2015年6月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040676883
作品紹介・あらすじ
人々が竜人の支配に怯える大陸で、圧倒的な剣技とシノビ特有の異能"忍法"で氷竜を倒したサビトは、運命共同体となった少女剣士メルと竜を狩る旅に出ていた。訪れた街ナトゥアで、メルはウェイトレス、サビトは兵士団として離ればなれで次の敵の情報収集をすることに。分かったのは、3年も竜の襲撃が絶え、兵士ですら緊張感を欠くこの街の異常さだった。メルが黒髪の同僚、シノと仲良くなる程には街に馴染み始めた頃、次の竜の手がかりとなりそうな"神隠し"の噂を耳にするが…?街を覆う偽の平和が破れるとき、ニンジャが立ち上がる!「いいじゃないですか、久し振りなんだから」人類反抗バトラブ活劇第2幕、サビトと会えないメルの不満爆発でラブも爆発!?
感想・レビュー・書評
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1巻同様定石沿った堅い展開だが
あっさりくのいちがデレて今後の引きがまったくなくなったがどうするのだろう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
刊行間隔がなんと二か月というハイスピード刊行での二巻は、先の巻で伏線を張られていた幼馴染アトリの登場回である。
この辺の(伏線消化の)テンポの良さは好ましいところであるが、物語はあれよあれよと進んでいき、ちょっとそこに納まるのは早すぎるんじゃ、と読書側がビックリするぐらいテンポ良く進んでいる。漫画だったらもっと引っ張るだろうなあ。
何はともあれ、アトリというキャラを十全に描いた物語だっただろう。その分、サビトがやや割りを食ってる感もあるが、これはある程度致し方ないところだろうか。
先の巻のまとまりの良さを思うと、やや劣る感も否めないが、今回は星四つと評価したい。
シリーズの二巻は、どうしてもシリーズを展開していくための布石として低調になりがちであるし、そこは加味して次からの展開に期待していきたい。