美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040677125

作品紹介・あらすじ

アートに囲まれながら働く、美術館の学芸員。「知的で優雅なお仕事」なんてイメージを抱かれがちだけど、その実態は…毎日がてんやわんやの大忙しなんです!!展覧会が開催されるまで、舞台裏では何が起こっているのか?新人学芸員の奮闘の日々を描くお仕事コミックエッセイ!

感想・レビュー・書評

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  • [キノベス!2016 第25位]美術館で働くということ[レビュアー]古賀弓恵 | レビュー | Book Bang -ブックバン-
    https://www.bookbang.jp/review/article/510495

    「美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記」 オノユウリ[コミックエッセイ] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/301410000561/

  • 学芸員のお仕事を紹介するコミックエッセイ。
    現代美術館の学芸員、やっぱり楽しそう。
    非常に忙しそうだけど、やりがいあるんだろうな。

    そもそもなるのが非常に狭き門だと思うので、うらやましい。

    学芸員本人が書いているのではなく、取材した内容を漫画にしているだけあって
    かなり安定感がある。

  • 美術館は好きな場所。
    でもって学芸員さんっていいな~って思ってたけど、この本を読んで凄く大変なお仕事だと知る。
    仕事というものは、いかなるものでも大変なのですが。
    穏やか~にやっていけるのかと思えば、体力仕事も多々。
    芸術品だから気も使うだろうし。
    コミックだから凄くわかりやすく書かれていて、もっともっと美術館に行きたくなりました。
    学芸員さん、本当にありがとうございます。

  • やっぱり体力仕事で色々と企画力や人間力、コミニケーション力が必要ですね。専門の知識を持っている方にすごく憧れます。お仕事コミックエッセイは今の選択肢もあったのかと新たな一面を知ることができるので、とても楽しいなと思っています。

  • 学芸員という資格があるのは知っていましたが、実際にどういう仕事をしているのか詳しく知らなかったんです。美術館って敷居が高いイメージもあって、気軽に行けないけどこういう本から触れていくのも良いかもしれないと思いました。色んな部署があり、役割が違うんだなーと思いました。企画に関して頻繁に行われているなとのぼりを見て感じてたんですが、3ヶ月に1回のペースで開催していたのは初めて知りしました。
    美術館ってどう絵とか工芸品などを楽しめば良いんだろうと疑問にも思っていました。最後の方に「無理して楽しまなくてもいい!『教養を増やそう』とか『知識を増やそう』など、欲張らなくていい!涼みに来るみたいな気軽な気持ちでも大丈夫」という意見に驚きです。気を張らずにそのままの気持ちで、見るのも大切なんだなと学びました!

  • 借りたもの。
    学芸員コミックエッセイ。
    学芸員の日々の仕事、美術館・展覧会に関わる人たち(搬入や監視員など黒子のような立場の人たち)の話、展覧会がどのようにして創られていくか、等。実はひみつでもなんでもなかったりする(笑)

    展覧会1つ企画するのは大変な作業で……行くと気に入ったものであれば買う、図録も。それらは学芸員さんたちの努力の結晶だった。

    しかし、こんなに登場人物の眼がキラキラ☆彡輝いているエッセイコミックが今まであっただろうか……
    生きがいを持って仕事をしている、誇りを持っている学芸員たち。

    やわらかい3等身キャラクターが締め切りに追われる怒涛の日々から切羽詰まった感を感じさせない。
    本田『ガイコツ書店員 本田さん』( https://booklog.jp/item/1/4040681568 )のような勢いはないけれど、美術が「好き!」に溢れている。

    細野不二彦『ギャラリー・フェイク(5)』( https://booklog.jp/item/1/4091830250 )での学芸員エピソードが市立美術館を舞台に官僚の天下り先、コネの世界(オチは勧善懲悪だが)の話になっていたので、この姿勢をクローズアップしたコミックがようやく世に出てきていることがうれしい。

    宇佐江みつこ『ミュージアムの女』( https://booklog.jp/item/1/404069452X )とも併読。

  • 2020.10.28

  • 東京都現代美術館で働くユキさんが案内する美術館ワーキングエッセイコミック。

    学芸員
    ・事業係 …常設展や作品の収集と管理を行う
    ・教育普及係 …美術館と人をつなぐ
    ・企画係 …企画展を担当する

    職員
    ・販売、清掃、警備、広報、管理、経理、美術図書室、インターン、アルバイト、館長

    習うより、慣れろ。や、習うも必要なんだけど、働くアルアル。

    一つの企画展を開催するのに何年もの準備がいる。
    アーティストさんの作品があるだけでなく、たくさんの人の力や働きがあるんだな。
    これからは、図録買おう…。や、ビンボーだから…


    内部のお仕事を知ると、展覧会も常設展示も見方が変わりそう。
    批評は大切なんだろうけども。

    生まれ変わって、美術館のお仕事が出来たら、事業係のコレクションしたい。
    作品貸し出し、大変。
    でも、我が子の発表会か。
    世界中の美術館が連携しているのかな?

    同業のお仕事が気になる。わかる。

  • 普段美術館は好きでよく行っているものの、学芸員の仕事については分かっていなかった。それこそ、作品の隣に座っている人だと思っていた。

    常に全身全霊で美術展に向き合い、「24時間365日学芸員」という姿勢に感動した。学芸員さんの情熱で素敵な展示を観ることが出来るのだな…。学芸員さん、ありがとう。

    作家に会いに行ったり、企画のプレゼンをしたり、計画通りに進めたり、図録をつくったり…、仕事はたくさん。

    コミュニケーション能力、プレゼン能力、計画を立てその通りに進める力、紙面構成力、文章で伝える力…などなど、
    様々な能力を身につけなくてはならない大変な仕事なんだな、と改めて思う。簡単にやれる仕事じゃないね。

  • 東京都現代美術館の学芸員による美術館の仕事の紹介。展覧会の企画・運営、それに至る調査・研究など、多岐にわたる仕事の概要を興味深く読んだ。

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