そんな世界は壊してしまえ ‐クオリディア・コード‐ (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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本棚登録 : 155
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040677828

作品紹介・あらすじ

人類の『敵』――“アンノウン”の襲撃により世界が崩壊した近未来。湾岸防衛都市東京の学園に所属する朱雀壱弥は――人類を愛しすぎていた。全人類の発展のため、美少女の告白をバッキバキに叩き潰し、戦わない同級生の心をボッキボキに叩き折る。デート? カップル? それはこの世界でどんな意味が? なにもかもを論理で語れ。自分の正義を信じてやまない朱雀に、謎の転校生少女の調査任務が与えられ……? 「人類が好きか?」「大好きです!」「なんでもできるか?」「なんでもします!」ポジティブクズとドM天使が出会い、新たなる変態ストーリーの幕が上がる――! 
『変態王子と笑わない猫。』コンビが贈る青春ラブコメの最前線! 刮目せよ!

感想・レビュー・書評

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  • クオリディアシリーズの東京編。上下2巻。神奈川編を読んだ後だと、続きありきなのが引っかかってしまう。もちろん、上下2巻としてみれば、悪くはないのだが。

  • 三人の作家が作ったシェアワールド『プロジェクト クオリディア』の中の一作で2冊で区切り。ボケ二人にへんな語尾で突っ込むつぐみ可愛い。たいへんよろしい体を使ってご奉仕するカナリアちゃん、トイレ看板ネタは素晴らしい。
    そういえばみんな鳥の名前がついている。"夢"の具現化がもてはやされる世界で、素敵で認められる夢で羽ばたける方と、無意味無駄気持ち悪いと決めつけられた想いを抱えて諦めて死んだように生きる方との格差をコミカルに残忍にあぶり出した。他の作品も読んでみたい、って作者もイラストレーターも、超豪華で楽しみです。

  • 中途半端な終わり方だなと思ったら続編出てるのか。
    謎の存在『アンノウン』と戦うのは異能を得た少年少女たち。人類に奉仕することを義務付けられた世界で人類愛を叫ぶ主人公。それは合理的だが狂気でもある。彼が世界のありのままを受け入れて「そんな世界は壊してしまえ」と言えるのか、どうか。
    主人公がクールな強キャラで個性が強い。女の子の言葉遣いがやや特殊でギャンセンスが古い。
    シェアワールドだかなんだか知らないけど面白くなかった。

  • カナリアあほすぎる。

  • 変態!へんたい!
    いっちゃんの性癖が意外とへんたいさんでかすみんとくっつけたいおねいさんはいろいろ心配です……。

  • プロジェクトクオリディア東京編。こっちはファンタジアの橘さんの方と同じ舞台設定かな。DXの渡さんとの共著のに出てきた“朱雀”との関係は少なからずありそうですね。とはいえDXの方は単体でもイケそうだけど。こちらは近未来SFバトルっぽい雰囲気はあれど、「一応」主人公は戦闘系じゃないみたい。それでいてなかなかアクの強いキャラで。別著者だけど終わクロの佐山を思い出した。まああっちみたいに強烈ではないかもしれないが(笑)話の方としては続きを匂わせる終わり方だったように感じたので続きが出るんだろうか。

  • 流石のさがら総。面白いというより上手い。人類愛な変態主人公にツッコミ役の女の子を側に置き、ロリ可愛い無口な先輩を添え、物語をスタートし舞台を見せたら、主人公の過去を語らせ性格に説得力を持たせ、主人公に対する読者の理解を少し深めたところで、謎のヒロインが登場し、別々に語られていた物語が収束し、主人公と裏表で対比するものが現れ、世界が壊れる音がする。構成と見せ方、語り口、物語の収束の仕方、何もかもがうまい。さがら総独特のテンポのよい会話も健在。挿し絵も多く変猫コンビスキーにはたまらない。

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著者プロフィール

ライトノベル作家。東京都在住。
2010年、『変態王子と笑わない猫。』で、第6回MF文庫Jライトノベル新人賞最優秀賞を受賞し、デビュー。
趣味は将棋。

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