まにまに

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
3.56
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本棚登録 : 971
レビュー : 99
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040677934

作品紹介・あらすじ

嬉しくても悲しくても感動しても頭にきても泣けてくるという、喜怒哀楽に満ちた日常、愛する音楽・本への尽きない思い。『サラバ!』で多くの人に「信じる勇気」を与えた西加奈子の6年分のエッセイが詰まった一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 2009~2015年に雑誌や新聞で連載されていたエッセイをまとめた1冊。
    先日読んだ『この話、続けてもいいですか。』(筑摩書房)の余韻が忘れられず、わくわくしながら本書を読み始めました。

    これらを書いたときの西さんの年齢は30代前半から後半。
    ちょうど今の自分の年齢と被ることもあり、おもろい先輩の話を聞いているような親近感がありました。
    20代のころのエッセイに比べて文章が落ち着いた分、随所に仕掛けられた爆笑ポイントが確実に笑いのツボをついてくるのがたまりません。
    「LOOK AT ME CAREFULLY」と書かれたTシャツを着た男性を注意深く見ていたのに、彼は別段何もしなかったので腹が立った、というエピソードにしばらく続きが読めなくなるくらい笑かされました。
    笑いの合間に差しはさまれる、西さんの優しさが伝わってくるしっとりとしたエッセイにもじんわり。

    表紙や見返しいっぱいに散りばめられている、独特の歪みが魅力的な著者の手書きのイラストも素敵。

  • 雑誌に掲載されたエッセイをまとめたもの。いや〜面白かった。雑誌の1ヶ月コーデについてとか、涙もろいことについてとか、分かる分かると頷いた。笑いました。西加奈子さんの気取らない感じが好きです。後半、他の作家の本レビューも良かった。 読みたい本が一気に5冊以上増えました。

  • 作品は人を表す。
    西加奈子というひとは、知るほどに興味深くなる!いい意味で、頭の中がわちゃわちゃしてそう!
    "失敗しても、いつかそれを肴に酒を飲もう"な~んていい言葉だろ!

  • 声を出して笑った。

    バトルロワイヤル

    • nyan30さん
      わたしも。バトルロワアヤル笑えました。猫の情報網はネットバンキングよりも速いとかも!
      わたしも。バトルロワアヤル笑えました。猫の情報網はネットバンキングよりも速いとかも!
      2018/03/20
    • nyan30さん
      ごめんなさい。ネットバンキングは、西かなこさんの『きりこについて』の中でした!でもバトルロワアヤル、私ならなにかなあ、って考えちゃいますね。
      ごめんなさい。ネットバンキングは、西かなこさんの『きりこについて』の中でした!でもバトルロワアヤル、私ならなにかなあ、って考えちゃいますね。
      2018/03/20
  • 西さんエッセイ新刊。発売日にわくわくどきどき本屋さんへ♪ 手にしてHAPPY♪ 「小○製薬」さんの商品名に関するエッセイで、共感!!西さんのイラストもキュートで読めて・見られて2倍うれしいな♪


  • 2019/03/16読了

    笑けたエッセイ。
    面白かった、印象に残った部分抜粋↓
    ・余裕がある子は可愛いのだが、余裕がない必死な子は、必死なだけ怖いのだ。究極にまわりの見えなくなる感じ、それが恋やがな、そうも思う。必死な時は自分が見えない。
    ・エロについて、なんとなく、諦めたような雰囲気が漂っていること。女は死に近いほど色っぽい。単純に死に近いのではなく、死の予感を感じさせること、人生や宿命に身を委ねている、抗わない感じがえろやいろけなのだ。
    ・エコなイベント、乙姫がなかったけどエコだと思って使わずやったら、隣の美女がものすごい量のペーパーをむしる音と龍水温が二回流れた。
    ・女性ファッション誌の一ヶ月コーデ、カレンダー形式。雑誌によって職業や年齢が違い、面白い。彼女らの未来カレンダーも予想する作者。自分の一ヶ月コーデもアオリを考える。
    ・失敗しても、いつかそれを肴に酒を飲もう。という言葉に助けられてきた。悲惨な失敗であればあるほど笑えるのだ。
    ・旅行先の占いをすると、その土地では何が幸せとされているのか分かる気がする。
    ・こうでありたいわたし、ではなく、わたしは、紛れもなくわたし、なのだということを受け入れるのは難しいが、受け入れた先の景色は間違いなく美しい。
    ・世界は何ものも一元的に語ることはできない。我々の生活は様々に、複雑に入り組んだものでできている、それをほどき感情に分け入り、寄り添うこと。それが小説家の仕事だ。
    ・小説は自由だ、だがその自由もただの自由だったらダメである。それが突拍子もないだけのことだったらちっとも面白くないし、それが物語になじまなければ意味がない。自由を輝かせるための自由な装置や自由な言葉が必要になってくる、そしてその配置に絶妙さがなければならない。自由な小説はセンスがないとかけないものなのである。

    作家の頭の中を除けたような気持ちになれたし、エッセイもいいもんだね。

  • 【No.300】「会話の練習をするということは、どこかで緊張を覚えているということを含め、やはり人と会うことをハレ、イベントとして考えているからだろう」「私は非常にせっかちだ。自分の目的地まで、出来る限り最短で行きたい」「人に褒められたい。チヤホヤされたり、”ほう!”と感心されたり、自分では思いもしなかった自分の長所を指摘されたりしたい」「やはり旅行はいい。自分が何ものでもないことが、分かるのがいい」「自分が”損”をすれば、そのことばかり考える。なくしたもののことばかりに想いを馳せ、残ったものへの感謝の気持ちを、簡単に手放してしまう」「彼の言い方に笑ったのはもちろんだが、私が若い頃にもやもや思っていたことを的確に言ってくれて、嬉しくもあったのだ」

  • 恋をして、結婚したんだ!~<1日々のこと>かなこです・恋する般若・色気入札中・しょっぱい飯だぜ・エコな女が音姫を探して・私だけ・合流まじ注意・オロ三枝・心を・濡れた反転・知らぬ間に・200年待て・めっちゃ未来・たーとーえーるーなーら-・エキのこと・1カ月コーデ・褒められたいの・認識の甘さ・「好みのタイプ」の正解・フランケンと現実・退化の神輿・廃棄する言葉・さんづけのどや感・体毛カースト・子を産む人・潔く・どやどやどやどや・努力・BR譬え・クソの勝ち・何故なら私は・センスあるコメント・大人になる瞬間・地球の「ついで」・泣き女・気になるコピー・旅行の「ヤー!」・いつか肴に・名刺・通じるオノマトペ・休息と仕事・○○ない女・MBTにまつわる話・からだの代表・頑張れ・天気のせいです・洗濯先輩・悪を止める・仮面・日本案内・そこから・肉眼ではね・占い・解釈・命さえあれば・ベルリン・土地が作る毎日毎日・翻訳・何をいっているのだか・清潔な・不特定多数の友達・劇的に・親しみ・種<2音楽のこと>どんな音楽聴くの・こどものこえ・無人島にて・日本にしかないもの・速くて長い・体があれば・分かるエロ、分からないエロ・普通じゃない・何かを越える・家じゃだめ・格好いい理由・もうええ・すべての楽器は<3本のこと>私の美しさ・鮮やかな裏切り・3本柱・物語の力・存在する愛・ジュノの呪い・ひらかれた・独裁者・小説は自由だ・生きている・どうして?・言葉が出来るすべて~エッセイ。タイトル打っていて思い出せないもの、すぐ思い出すもの、しばらく考えて思い出すもの、折角思い出したのに直ぐに忘れちゃうもの、があるね。最後のはBR(バトルロイヤル)。第三章の彼女の好みの翻訳文学のことはよく分からない。第二章の彼女の趣味のブラックミュージックはもっと分からなくて飛ばしたが、折角だから読みます

  • あまりエッセイは読まないのだけれど、西加奈子さんのエッセイは読んでしまう。
    とりあえず、面白い。面白さは、電車で読むと危険な感じ。今回は、西加奈子さんの好きな音楽や本も紹介されていて、おもしろかった。本当に、是非一度、一緒にビールを飲みたい!!です!!

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著者プロフィール

西加奈子(にし かなこ)
1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪府堺市で育つ。関西大学法学部卒業。雑誌「ぴあ」のライターを経て、2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞大賞、2011年咲くやこの花賞、2013年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞。
その他代表作として、宮崎あおい・向井理出演で映画化された絵本『きいろいゾウ』、同じく映画化された『円卓』、20万部を超えるベストセラー『さくら』、本屋大賞ノミネート作『i』など。2020年初夏、『さくら』が映画化決定。プロレス好きとして知られる。お気に入りの本は『アントニオ猪木詩集』。

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