まにまに

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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本棚登録 : 968
レビュー : 100
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040677934

感想・レビュー・書評

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  • 2009~2015年に雑誌や新聞で連載されていたエッセイをまとめた1冊。
    先日読んだ『この話、続けてもいいですか。』(筑摩書房)の余韻が忘れられず、わくわくしながら本書を読み始めました。

    これらを書いたときの西さんの年齢は30代前半から後半。
    ちょうど今の自分の年齢と被ることもあり、おもろい先輩の話を聞いているような親近感がありました。
    20代のころのエッセイに比べて文章が落ち着いた分、随所に仕掛けられた爆笑ポイントが確実に笑いのツボをついてくるのがたまりません。
    「LOOK AT ME CAREFULLY」と書かれたTシャツを着た男性を注意深く見ていたのに、彼は別段何もしなかったので腹が立った、というエピソードにしばらく続きが読めなくなるくらい笑かされました。
    笑いの合間に差しはさまれる、西さんの優しさが伝わってくるしっとりとしたエッセイにもじんわり。

    表紙や見返しいっぱいに散りばめられている、独特の歪みが魅力的な著者の手書きのイラストも素敵。


  • 恋をして、結婚したんだ!~<1日々のこと>かなこです・恋する般若・色気入札中・しょっぱい飯だぜ・エコな女が音姫を探して・私だけ・合流まじ注意・オロ三枝・心を・濡れた反転・知らぬ間に・200年待て・めっちゃ未来・たーとーえーるーなーら-・エキのこと・1カ月コーデ・褒められたいの・認識の甘さ・「好みのタイプ」の正解・フランケンと現実・退化の神輿・廃棄する言葉・さんづけのどや感・体毛カースト・子を産む人・潔く・どやどやどやどや・努力・BR譬え・クソの勝ち・何故なら私は・センスあるコメント・大人になる瞬間・地球の「ついで」・泣き女・気になるコピー・旅行の「ヤー!」・いつか肴に・名刺・通じるオノマトペ・休息と仕事・○○ない女・MBTにまつわる話・からだの代表・頑張れ・天気のせいです・洗濯先輩・悪を止める・仮面・日本案内・そこから・肉眼ではね・占い・解釈・命さえあれば・ベルリン・土地が作る毎日毎日・翻訳・何をいっているのだか・清潔な・不特定多数の友達・劇的に・親しみ・種<2音楽のこと>どんな音楽聴くの・こどものこえ・無人島にて・日本にしかないもの・速くて長い・体があれば・分かるエロ、分からないエロ・普通じゃない・何かを越える・家じゃだめ・格好いい理由・もうええ・すべての楽器は<3本のこと>私の美しさ・鮮やかな裏切り・3本柱・物語の力・存在する愛・ジュノの呪い・ひらかれた・独裁者・小説は自由だ・生きている・どうして?・言葉が出来るすべて~エッセイ。タイトル打っていて思い出せないもの、すぐ思い出すもの、しばらく考えて思い出すもの、折角思い出したのに直ぐに忘れちゃうもの、があるね。最後のはBR(バトルロイヤル)。第三章の彼女の好みの翻訳文学のことはよく分からない。第二章の彼女の趣味のブラックミュージックはもっと分からなくて飛ばしたが、折角だから読みます

  • あまりエッセイは読まないのだけれど、西加奈子さんのエッセイは読んでしまう。
    とりあえず、面白い。面白さは、電車で読むと危険な感じ。今回は、西加奈子さんの好きな音楽や本も紹介されていて、おもしろかった。本当に、是非一度、一緒にビールを飲みたい!!です!!

  • 2018/5/17読了

  • 図書館で借りたもの。

    第一章「日々のこと」
    第二章「音楽のこと」
    第三章「本のこと」(書評)
    からなるエッセイ集。
    第二章と第三章は斜め読みしましたすみません…。

    面白くてにやにやしちゃう。
    特にファッション誌の1カ月コーデと体毛カーストは笑ったな~。
    『そう考えると、私の1カ月コーデは地味だ。「〇月✕日 うっかり出たインターフォン、宗教の勧誘で苦笑い。4日間ずっと寝巻」といったところだ。改めて自分の職業を問いたい。』
    『分かっていたことだが、私は、自分の体毛に対して、優劣をつけすぎている。髪の毛とまつ毛のことは、蝶よ花よと育て、大切にするのに、他の毛に関しては、切り殺すか剃り殺すか、抜き殺すという暴虐を、20年ほど働き続けているのだ。』

  • 17/01/29 ⑦
    にまにま、しながら読んでしまう。
    西さんが絶賛していたベルリン。気になる。わたしもぜひぜひ是非とも行きたい!

    ・もちろん、誰にも会いたないもう一生こたつから出へんわよ、と思うときもあるが、大概は、私は人に会いたい。すきなひとたち、家族、新しい誰か。(P29 合流まじ注意)

  • そんなに突飛なことを考えているわけではないけれど、共感できる
    そんな西さんの頭の中だから小説も面白いんだろうな
    そして常に小説に対していいものを書きたいという努力と真摯な姿勢が見える

    音楽と小説の項はすっ飛ばしてしまいました

  • 作者の感性がのびのびと発揮されてる。後ろ半分は、好きな音楽と本の話になるのが、ちょっと残念だった。

  • 文章に迷いがなく伝えたいことを表現するのが上手い。でも発想とか着眼点がちょっと変わってるような気もする。そこが魅力でもあるわけだが。

著者プロフィール

西加奈子(にし かなこ)
1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪府堺市で育つ。関西大学法学部卒業。雑誌「ぴあ」のライターを経て、2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞大賞、2011年咲くやこの花賞、2013年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞。
その他代表作として、宮崎あおい・向井理出演で映画化された絵本『きいろいゾウ』、同じく映画化された『円卓』、20万部を超えるベストセラー『さくら』、本屋大賞ノミネート作『i』など。2020年初夏、『さくら』が映画化決定。プロレス好きとして知られる。お気に入りの本は『アントニオ猪木詩集』。

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