まにまに

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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本棚登録 : 968
レビュー : 100
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040677934

感想・レビュー・書評

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  • 雑誌に掲載されたエッセイをまとめたもの。いや〜面白かった。雑誌の1ヶ月コーデについてとか、涙もろいことについてとか、分かる分かると頷いた。笑いました。西加奈子さんの気取らない感じが好きです。後半、他の作家の本レビューも良かった。 読みたい本が一気に5冊以上増えました。

  • 2019/03/16読了

    笑けたエッセイ。
    面白かった、印象に残った部分抜粋↓
    ・余裕がある子は可愛いのだが、余裕がない必死な子は、必死なだけ怖いのだ。究極にまわりの見えなくなる感じ、それが恋やがな、そうも思う。必死な時は自分が見えない。
    ・エロについて、なんとなく、諦めたような雰囲気が漂っていること。女は死に近いほど色っぽい。単純に死に近いのではなく、死の予感を感じさせること、人生や宿命に身を委ねている、抗わない感じがえろやいろけなのだ。
    ・エコなイベント、乙姫がなかったけどエコだと思って使わずやったら、隣の美女がものすごい量のペーパーをむしる音と龍水温が二回流れた。
    ・女性ファッション誌の一ヶ月コーデ、カレンダー形式。雑誌によって職業や年齢が違い、面白い。彼女らの未来カレンダーも予想する作者。自分の一ヶ月コーデもアオリを考える。
    ・失敗しても、いつかそれを肴に酒を飲もう。という言葉に助けられてきた。悲惨な失敗であればあるほど笑えるのだ。
    ・旅行先の占いをすると、その土地では何が幸せとされているのか分かる気がする。
    ・こうでありたいわたし、ではなく、わたしは、紛れもなくわたし、なのだということを受け入れるのは難しいが、受け入れた先の景色は間違いなく美しい。
    ・世界は何ものも一元的に語ることはできない。我々の生活は様々に、複雑に入り組んだものでできている、それをほどき感情に分け入り、寄り添うこと。それが小説家の仕事だ。
    ・小説は自由だ、だがその自由もただの自由だったらダメである。それが突拍子もないだけのことだったらちっとも面白くないし、それが物語になじまなければ意味がない。自由を輝かせるための自由な装置や自由な言葉が必要になってくる、そしてその配置に絶妙さがなければならない。自由な小説はセンスがないとかけないものなのである。

    作家の頭の中を除けたような気持ちになれたし、エッセイもいいもんだね。

  • 胸にLOOK AT ME CAREFULLYと書いたTシャツを着た男性をしばらく後をつけたが何もなかった、とか日常の些細なことを変な角度で切り取ったり自意識と闘ったりするエッセイ。

  • 小説同様、リズムがあり読みやすかった。こんな風に文章やブログが書けるといいのにな。

  • 好きな作家さんのエッセイは、やっぱり面白い。
    そして、また、好きになる。

  • 良い意味で西さんも普通の人なんだなぁと微笑ましく読みました。
    分かる分かるーって心の中で何度言ったことか(笑)

    音楽のとこで在日ファンクとオオサカモノレールが出てきたのが嬉しかった!!

  • 日常のこと、自分のこと。
    穂村弘と駄弁ってるとこ、聞いてみたいな。

  • 楽しかった。友達になって、おしゃべりを聞いていたい。
    イラストもかわいい。
    理想の女性のタイプをガッキーと答える男性=0点に共感。

  • だいたい1つのエピソードが2ページくらいに収まっていて読みやすかったため、するすると読んでしまった。

    あぁ、そういうの自分にもあるある、と思って読んでて楽しかった。西加奈子さんのざっくばらんな、そういう人柄が出ているんだと思う。

    後半からは音楽や、本も紹介されているので、その中のどれか自分も聴いたり読んだりしてみようと思う。

  •  もうすぐ31歳になる。あれ、うちいつになったら大人になるん?年重ねたらおかんみたいなしゅるるっとした字を書けるようになると思ってたのに一向に書けへんけど?おかしい。おかしい。
     このエッセイは、32歳から6年間の西さんが綴っている。来年私はそのときの西さんの歳に追いつく。そんなことを考えながら読むと、「これでいいんだ」という思いと、「私も、もっともっとちゃんと、まっすぐ、生きよう」という思いが入り混じる。そして、いずれにせよ30代が楽しみになる。

     西さんに2度お目にかかる機会を得たけど、この本から得られる印象と変わらない。本当にまっすぐな人。感受性溢れる人。そしてブレてない(音姫は気にしなくなったらしいけど!)。
     この本には、西さん得意の袋文字でうちの名前が書いてあるねんで。似顔絵付きやねんで。へへへ。まにまに。

著者プロフィール

西加奈子(にし かなこ)
1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪府堺市で育つ。関西大学法学部卒業。雑誌「ぴあ」のライターを経て、2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞大賞、2011年咲くやこの花賞、2013年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞。
その他代表作として、宮崎あおい・向井理出演で映画化された絵本『きいろいゾウ』、同じく映画化された『円卓』、20万部を超えるベストセラー『さくら』、本屋大賞ノミネート作『i』など。2020年初夏、『さくら』が映画化決定。プロレス好きとして知られる。お気に入りの本は『アントニオ猪木詩集』。

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まにまに (角川文庫) 文庫 まにまに (角川文庫) 西加奈子

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