まにまに

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
3.56
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本棚登録 : 968
レビュー : 100
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040677934

作品紹介・あらすじ

嬉しくても悲しくても感動しても頭にきても泣けてくるという、喜怒哀楽に満ちた日常、愛する音楽・本への尽きない思い。『サラバ!』で多くの人に「信じる勇気」を与えた西加奈子の6年分のエッセイが詰まった一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 2009~2015年に雑誌や新聞で連載されていたエッセイをまとめた1冊。
    先日読んだ『この話、続けてもいいですか。』(筑摩書房)の余韻が忘れられず、わくわくしながら本書を読み始めました。

    これらを書いたときの西さんの年齢は30代前半から後半。
    ちょうど今の自分の年齢と被ることもあり、おもろい先輩の話を聞いているような親近感がありました。
    20代のころのエッセイに比べて文章が落ち着いた分、随所に仕掛けられた爆笑ポイントが確実に笑いのツボをついてくるのがたまりません。
    「LOOK AT ME CAREFULLY」と書かれたTシャツを着た男性を注意深く見ていたのに、彼は別段何もしなかったので腹が立った、というエピソードにしばらく続きが読めなくなるくらい笑かされました。
    笑いの合間に差しはさまれる、西さんの優しさが伝わってくるしっとりとしたエッセイにもじんわり。

    表紙や見返しいっぱいに散りばめられている、独特の歪みが魅力的な著者の手書きのイラストも素敵。

  • 雑誌に掲載されたエッセイをまとめたもの。いや〜面白かった。雑誌の1ヶ月コーデについてとか、涙もろいことについてとか、分かる分かると頷いた。笑いました。西加奈子さんの気取らない感じが好きです。後半、他の作家の本レビューも良かった。 読みたい本が一気に5冊以上増えました。

  • 作品は人を表す。
    西加奈子というひとは、知るほどに興味深くなる!いい意味で、頭の中がわちゃわちゃしてそう!
    "失敗しても、いつかそれを肴に酒を飲もう"な~んていい言葉だろ!

  • 声を出して笑った。

    バトルロワイヤル

    • nyan30さん
      わたしも。バトルロワアヤル笑えました。猫の情報網はネットバンキングよりも速いとかも!
      わたしも。バトルロワアヤル笑えました。猫の情報網はネットバンキングよりも速いとかも!
      2018/03/20
    • nyan30さん
      ごめんなさい。ネットバンキングは、西かなこさんの『きりこについて』の中でした!でもバトルロワアヤル、私ならなにかなあ、って考えちゃいますね。
      ごめんなさい。ネットバンキングは、西かなこさんの『きりこについて』の中でした!でもバトルロワアヤル、私ならなにかなあ、って考えちゃいますね。
      2018/03/20
  • 西さんエッセイ新刊。発売日にわくわくどきどき本屋さんへ♪ 手にしてHAPPY♪ 「小○製薬」さんの商品名に関するエッセイで、共感!!西さんのイラストもキュートで読めて・見られて2倍うれしいな♪


  • 2019/03/16読了

    笑けたエッセイ。
    面白かった、印象に残った部分抜粋↓
    ・余裕がある子は可愛いのだが、余裕がない必死な子は、必死なだけ怖いのだ。究極にまわりの見えなくなる感じ、それが恋やがな、そうも思う。必死な時は自分が見えない。
    ・エロについて、なんとなく、諦めたような雰囲気が漂っていること。女は死に近いほど色っぽい。単純に死に近いのではなく、死の予感を感じさせること、人生や宿命に身を委ねている、抗わない感じがえろやいろけなのだ。
    ・エコなイベント、乙姫がなかったけどエコだと思って使わずやったら、隣の美女がものすごい量のペーパーをむしる音と龍水温が二回流れた。
    ・女性ファッション誌の一ヶ月コーデ、カレンダー形式。雑誌によって職業や年齢が違い、面白い。彼女らの未来カレンダーも予想する作者。自分の一ヶ月コーデもアオリを考える。
    ・失敗しても、いつかそれを肴に酒を飲もう。という言葉に助けられてきた。悲惨な失敗であればあるほど笑えるのだ。
    ・旅行先の占いをすると、その土地では何が幸せとされているのか分かる気がする。
    ・こうでありたいわたし、ではなく、わたしは、紛れもなくわたし、なのだということを受け入れるのは難しいが、受け入れた先の景色は間違いなく美しい。
    ・世界は何ものも一元的に語ることはできない。我々の生活は様々に、複雑に入り組んだものでできている、それをほどき感情に分け入り、寄り添うこと。それが小説家の仕事だ。
    ・小説は自由だ、だがその自由もただの自由だったらダメである。それが突拍子もないだけのことだったらちっとも面白くないし、それが物語になじまなければ意味がない。自由を輝かせるための自由な装置や自由な言葉が必要になってくる、そしてその配置に絶妙さがなければならない。自由な小説はセンスがないとかけないものなのである。

    作家の頭の中を除けたような気持ちになれたし、エッセイもいいもんだね。

  • 【No.300】「会話の練習をするということは、どこかで緊張を覚えているということを含め、やはり人と会うことをハレ、イベントとして考えているからだろう」「私は非常にせっかちだ。自分の目的地まで、出来る限り最短で行きたい」「人に褒められたい。チヤホヤされたり、”ほう!”と感心されたり、自分では思いもしなかった自分の長所を指摘されたりしたい」「やはり旅行はいい。自分が何ものでもないことが、分かるのがいい」「自分が”損”をすれば、そのことばかり考える。なくしたもののことばかりに想いを馳せ、残ったものへの感謝の気持ちを、簡単に手放してしまう」「彼の言い方に笑ったのはもちろんだが、私が若い頃にもやもや思っていたことを的確に言ってくれて、嬉しくもあったのだ」

  • 恋をして、結婚したんだ!~<1日々のこと>かなこです・恋する般若・色気入札中・しょっぱい飯だぜ・エコな女が音姫を探して・私だけ・合流まじ注意・オロ三枝・心を・濡れた反転・知らぬ間に・200年待て・めっちゃ未来・たーとーえーるーなーら-・エキのこと・1カ月コーデ・褒められたいの・認識の甘さ・「好みのタイプ」の正解・フランケンと現実・退化の神輿・廃棄する言葉・さんづけのどや感・体毛カースト・子を産む人・潔く・どやどやどやどや・努力・BR譬え・クソの勝ち・何故なら私は・センスあるコメント・大人になる瞬間・地球の「ついで」・泣き女・気になるコピー・旅行の「ヤー!」・いつか肴に・名刺・通じるオノマトペ・休息と仕事・○○ない女・MBTにまつわる話・からだの代表・頑張れ・天気のせいです・洗濯先輩・悪を止める・仮面・日本案内・そこから・肉眼ではね・占い・解釈・命さえあれば・ベルリン・土地が作る毎日毎日・翻訳・何をいっているのだか・清潔な・不特定多数の友達・劇的に・親しみ・種<2音楽のこと>どんな音楽聴くの・こどものこえ・無人島にて・日本にしかないもの・速くて長い・体があれば・分かるエロ、分からないエロ・普通じゃない・何かを越える・家じゃだめ・格好いい理由・もうええ・すべての楽器は<3本のこと>私の美しさ・鮮やかな裏切り・3本柱・物語の力・存在する愛・ジュノの呪い・ひらかれた・独裁者・小説は自由だ・生きている・どうして?・言葉が出来るすべて~エッセイ。タイトル打っていて思い出せないもの、すぐ思い出すもの、しばらく考えて思い出すもの、折角思い出したのに直ぐに忘れちゃうもの、があるね。最後のはBR(バトルロイヤル)。第三章の彼女の好みの翻訳文学のことはよく分からない。第二章の彼女の趣味のブラックミュージックはもっと分からなくて飛ばしたが、折角だから読みます

  • あまりエッセイは読まないのだけれど、西加奈子さんのエッセイは読んでしまう。
    とりあえず、面白い。面白さは、電車で読むと危険な感じ。今回は、西加奈子さんの好きな音楽や本も紹介されていて、おもしろかった。本当に、是非一度、一緒にビールを飲みたい!!です!!

  • 第1章はおもしろかった。後は好きな作品の紹介って感じ?たまにそこから掘り下げた西加奈子節があり、頑張って読んでいたけど第3章に関しては本の内容紹介があり、まだ読んでない本は内容をあまり知りたくないのでサラッと飛ばしました。自分が読んでから、第3章を読んだらきっと面白いのだろうなあと思った。

  • 2018/5/17読了

  • 胸にLOOK AT ME CAREFULLYと書いたTシャツを着た男性をしばらく後をつけたが何もなかった、とか日常の些細なことを変な角度で切り取ったり自意識と闘ったりするエッセイ。

  • 小説同様、リズムがあり読みやすかった。こんな風に文章やブログが書けるといいのにな。

  • 好きな作家さんのエッセイは、やっぱり面白い。
    そして、また、好きになる。

  • 良い意味で西さんも普通の人なんだなぁと微笑ましく読みました。
    分かる分かるーって心の中で何度言ったことか(笑)

    音楽のとこで在日ファンクとオオサカモノレールが出てきたのが嬉しかった!!

  • 日常のこと、自分のこと。
    穂村弘と駄弁ってるとこ、聞いてみたいな。

  • 図書館で借りたもの。

    第一章「日々のこと」
    第二章「音楽のこと」
    第三章「本のこと」(書評)
    からなるエッセイ集。
    第二章と第三章は斜め読みしましたすみません…。

    面白くてにやにやしちゃう。
    特にファッション誌の1カ月コーデと体毛カーストは笑ったな~。
    『そう考えると、私の1カ月コーデは地味だ。「〇月✕日 うっかり出たインターフォン、宗教の勧誘で苦笑い。4日間ずっと寝巻」といったところだ。改めて自分の職業を問いたい。』
    『分かっていたことだが、私は、自分の体毛に対して、優劣をつけすぎている。髪の毛とまつ毛のことは、蝶よ花よと育て、大切にするのに、他の毛に関しては、切り殺すか剃り殺すか、抜き殺すという暴虐を、20年ほど働き続けているのだ。』

  • 西加奈子さんの素敵さが、
    じゅわ~っと染み込んでる本だった。

    「子を産む人」最高!!
    また読みたい。

  • スッゴくおもしろくて、わたしには珍しいことに友人にすすめてしまいました。
    タトゥーのはなしなんか、特にツボで可笑しすぎてたまに思い出し笑いしてしまいます。

  • 楽しかった。友達になって、おしゃべりを聞いていたい。
    イラストもかわいい。
    理想の女性のタイプをガッキーと答える男性=0点に共感。

  • 17/01/29 ⑦
    にまにま、しながら読んでしまう。
    西さんが絶賛していたベルリン。気になる。わたしもぜひぜひ是非とも行きたい!

    ・もちろん、誰にも会いたないもう一生こたつから出へんわよ、と思うときもあるが、大概は、私は人に会いたい。すきなひとたち、家族、新しい誰か。(P29 合流まじ注意)

  • だいたい1つのエピソードが2ページくらいに収まっていて読みやすかったため、するすると読んでしまった。

    あぁ、そういうの自分にもあるある、と思って読んでて楽しかった。西加奈子さんのざっくばらんな、そういう人柄が出ているんだと思う。

    後半からは音楽や、本も紹介されているので、その中のどれか自分も聴いたり読んだりしてみようと思う。

  • 雑誌に連載された西さんのエッセイが詰まった一冊です。音楽、本、日常、西さんを形作ってきたいろいろなことが、大阪弁の飾らない率直な言葉で語られている。西さんは小説だけでなく、素敵な絵も描かれます。本書のイラストも全て西さんの手によります。これからもたくさん素敵な物語を紡いでいっていただきたい。

  • 2016/8/14 読了

  •  もうすぐ31歳になる。あれ、うちいつになったら大人になるん?年重ねたらおかんみたいなしゅるるっとした字を書けるようになると思ってたのに一向に書けへんけど?おかしい。おかしい。
     このエッセイは、32歳から6年間の西さんが綴っている。来年私はそのときの西さんの歳に追いつく。そんなことを考えながら読むと、「これでいいんだ」という思いと、「私も、もっともっとちゃんと、まっすぐ、生きよう」という思いが入り混じる。そして、いずれにせよ30代が楽しみになる。

     西さんに2度お目にかかる機会を得たけど、この本から得られる印象と変わらない。本当にまっすぐな人。感受性溢れる人。そしてブレてない(音姫は気にしなくなったらしいけど!)。
     この本には、西さん得意の袋文字でうちの名前が書いてあるねんで。似顔絵付きやねんで。へへへ。まにまに。

  • オススメされて貸してもらった本。
    貸してくれた人らしさが出るなぁ、と思って、本借りたり、オススメされて読むのの醍醐味を実感。

  • バトルロワイヤルの話がおもしろかった

  • 読みたい本がたくさん出てきました。
    西加奈子さんの世界が垣間見れました。

  • 声に出して笑ったオロ三枝。
    あるー、そういうことってあるー。
    わかるなぁということを、
    楽しく表現してくれる人が好きです。

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著者プロフィール

西加奈子(にし かなこ)
1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪府堺市で育つ。関西大学法学部卒業。雑誌「ぴあ」のライターを経て、2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞大賞、2011年咲くやこの花賞、2013年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞。
その他代表作として、宮崎あおい・向井理出演で映画化された絵本『きいろいゾウ』、同じく映画化された『円卓』、20万部を超えるベストセラー『さくら』、本屋大賞ノミネート作『i』など。2020年初夏、『さくら』が映画化決定。プロレス好きとして知られる。お気に入りの本は『アントニオ猪木詩集』。

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