殿といっしょ (10) (MFコミックス フラッパーシリーズ)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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本棚登録 : 62
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (118ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040678351

作品紹介・あらすじ

2016年大河ドラマの主役・真田幸村の実像に迫る「幸村・日本一の人質」編開幕! ダメ出し家老・直江兼続の支配する上杉家でも、人質の身でやりたい放題だ! 「姉川の戦い」決着編、長宗我部兄弟マジ対決も!

感想・レビュー・書評

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  • 戦国4コマギャグ第十巻。
    姉川の戦い、影武者決戦で決着。真田は生き残りをかけて幸村が人質に。長宗我部も土佐統一に向けた決戦へ。とまじめに書いてもしょうがないいつものノリ。
    どうしてもこのキャラ達のノリについていけないなあ。

  • ついに、この『殿といっしょ』も二ケタに乗ったか
    何気に凄いと思うんだが、あまり注目されていない。何でだろう?
    正直なトコ、私の中で、歴史系の四コマ漫画でトップは重野なおき先生の『信長の忍び』だ。美少女(笑)忍者を主役に据え、織田信長の華々しい活躍、人間らしい葛藤の末の決断がメインに、時代の流れが描かれている、この『信長の忍び』は、確実に中高生に日本史って教科に興味を持たせるだけのパワーがある。是非、図書室の歴史コーナーに置いて欲しい漫画だ
    画の上手さでは、大羽先生よりかは、『軍神ちゃんとよばないで』の柳原満月先生の方が上だろう。また、上杉謙信女性説にダメっ娘属性を付け加えているので、インパクトがある
    しかし、誤解しないでおきたい
    散々、他作品に負けてしまっていると書いたが、この『殿といっしょ』にだって勝っている部分はちゃんとある
    この『殿といっしょ』の武器、それは、戦国の英雄らに対して、私らが持っていた既存のイメージを、勇気を持ってブチ壊しているトコだ
    辛うじて、原形を留めているのは、焼き討ちが大好きな織田信長くらいじゃないだろうか
    この10巻の表紙を飾っているのは、真田一賊なのだが、彼らもまた、これまでの真田とはまるっきり異なる。某ゲームで知名度が上がり、戦国武将屈指のイケメン扱いされている真田幸村のカッコ良さは、この『殿といっしょ』で大暴れする真田幸村にはない、と断言できる
    一人の武将の生まれてから死ぬまでを面白可笑しく描くのでなく、人物も時代もヒョイヒョイ変えて描かれているので、飽きないで済む
    ホントに、こんなメチャクチャだったのか、気になるから調べてみよう、と個人に対しての興味を持たせる、その点では、『信長の忍び』にも決して負けてない
    また、押さえておくべき歴史の事象は事細かに描いてくれてあるので、勉強の下地にもしっかりなる
    どの殿も個性豊かで強烈な印象を残し、さすが、戦国時代で名を挙げただけある、と思わせるだけの「何か」を持ってる
    個人的に動向にハラハラさせられるのは、やはり、長曾我部家のお家問題だ
    ついに堪忍袋の緒も切れてしまったのか、それとも、己の行く末を予期しているからこそ、最後の兄孝行、一族の更なる強化を目論んでいるのか、吉良親貞の反逆劇は、一条兼定が用済みになってからが見どころだ
    織田信長や伊達政宗、他のシリーズも、こっから盛り上がりそうで、次巻が楽しみになる
    この台詞を引用に選んだのは、長曾我部元親を見直したからだ。どんなに可愛い格好をしていようが、萌えオーラを振り撒こうが、カワイイぬいぐるみが大好きだろうが、彼の中にも、譲りたくない男の意地、勝利への執念があったんだ。彼が固めた決意が、(変態)弟を筆頭に仲間の士気を上げる。やっぱ、長曾我部元親は王の器だわ

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