ざるそば(かわいい) (MF文庫J)

  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040680132

作品紹介・あらすじ

夏の日。ざるそばの出前を注文した笹岡光太郎のもとに、自称麺類寄りの魔法少女・姫ノ宮ざるそば(かわいい)が届く。光太郎が呆然としていると、いきなりざるそば(かわいい)は麺類スポンサーの契約を解除されてしまう(かわいそう)。そして、ざるそば(かわいい)の超人類的かわいさに正気を奪われた光太郎はスポンサー探しに身を投じてしまうことになるが……。待ち受けるは謎のMIB(麺インブラック)。謎の秘密結社(ABOS)。謎の醤油ラーメン(美味い)。謎の夏の甲子園(魔物)。そして――謎の魔法少女(月見そば)。はたして人類と麺類は愛し合えるのか――? ライトノベル史に伝説を刻む(予定)究極の麺類系ラブコメディ、ここに誕生!

感想・レビュー・書評

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  •  要約すると、高校野球をテレビ観戦しながらざるそばを食べるのが好きな青年が、ざるそばの出前を頼んだらざるそばが来たので、食した…と、いうだけのなんでもない話。
     『スコップ無双』が気に入ったので、著者の他の作品を探して見つけたデビュー作。
     さきの要約は『スコップ無双』が「鉱夫がスコップを振るうだけの話」という要約が成立するならば、という前提があることを付け加えておく。
     わたしは比較的麺類、とりわけ蕎麦が苦手なんだが、蕎麦が食べたくなり取り合えず、買い置きにあったカップソバを思わず食べたほど面白かった。

  • 全1巻完結。
    そばの美少女擬人化ではなく、擬蕎麦化。頭おかしい。巨乳のざるそばの無自覚のお色気シーンが楽しいね。告白の落ちがきれいにはまった。

  • うどん派ですが読みました

    何だこのぶっ飛んだ作品は。

  • まあ……ノリで読むタイプの小説ですね!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    主人公は理解しているようですけれども、読者である僕ちんには書いてあることがよく分からず、読み返してしまう部分もありました…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、ともかく…麺類に対する愛があふれた小説だとは思いましたねぇ…うーん、特に言うことはないですかね、こういった小説に対しては…。

    ノリで読む本!ということだけは伝えておきましょう…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 実におもしろい。
    なんで優秀賞止まりなんかまったくわからんわ。
    次は、うどんで頼みたいな。

  • 最初から最後まで、固い決意でボケて(麺類ジョーク)、ボケて、ボケ続ける(ゴリ押し)。読者に思考を許さない、見事な筆(そば打ち棒)さばきである。その1本、芯(麺)が通ったスタイルこそが称賛に値する。

  • ジャンルとしてはどうなるのかよく分からないが,基本的にはギャグ+恋愛といったところ.バカげた設定と表現で何度となく笑わされた一方,そのでたらめじみた設定が徐々につながっていくのは興味深かった.
    麺類化する人類のイメージは何となく,アニメ「キルラキル」の生命戦維の暴走を彷彿とさせるところがある.そういえばあの作品でも服が喋っていました.

  • 久しぶりに目から鱗が落ちるライトノベル。設定が変、名前も変、展開も変。だけど凄い熱量がある。

  • おそらく現時点で唯一のSF(Soba Fiction)であろう。
    読んでいると頭が(そば湯でふやけて)ふにゃふにゃになったりもしたが、人類から麺類へのアプローチには不可欠だったであろう。
    ざるそば(かわいい)は自称「麺類よりの魔法少女」なのだが、実際は父親に改造された少女である。なのでざるそば(料理)の擬人化ではない。ざるそば(人名)がどのように改造されたかと言えば、魔法のステッキ(わりばし)を持ってざるそば(動詞)することによりざるそば(料理)が出来るのである。ちなみに胸リボンが海苔になっている。
    この小説にはざるそば(かわいい)の他にも様々な麺類が出てきてしまうのだが、そこはどうでも良い。大事なのは、ざるそば(かわいい)がけなげで、さらにかわいいことである。580円でざるそば(かわいい)を出前してもらえるのなら俺だって注文したいぞ!!


    …いかん、暴走してしまった。
    一読推奨。

  • ざるそば(有益)

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